空間設計堂blog(ブログ)

新潟県上越市大潟区の建築設計事務所のブログです。

またか...。業界信頼回復もおぼつかない。

2007-10-16 17:44:34 | 建築関係
昨日、横浜で構造計算書偽造が発覚したそうです。
埼玉の遠藤孝1級建築士が横浜で建設予定のマンションにおいて構造計算書偽造を認めたそうです。他にも数件やったとのこと。
他数件のことはよくわかりませんが、横浜のマンションについては6月20日の改正建築基準法施行前に確認をとろうと急いだことも偽造をした理由のひとつのようです。(理由があっても、やってはいけないことだということはもちろんなのですが。)

現在、建築業界では6月20日の法改正により住宅が着工できない状況が続いています。それに追い打ちをかけるような今回の偽装。今後、建築に纏わる状況は更に混迷していくことでしょう。
建築業界の信頼回復はまだまだ先のようです。


話しは少し変わりますが、今回の改正において被害をうけている建主さんもいろいろいるんだなという話しです。

今日、小耳にはさんだのですが、その建主さんは火事で高床3階建ての住まいを焼いてしまい、1階のRC部分だけ残ったそうです。
1階は残っているので、その部分の保険は下りてこないそうです。
1階部分が使えなくて、保険がおりてくるならば、全て壊して更地にして2階建てのそれほど確認が下りるまで時間がかからない家を建築しようとも考えられたようですが
1階部分が保険対象にならないので、費用等の諸問題で、とにかくそれを使わざるおえない状況であり、このままいくと手間も時間も費用も相当かかってしまうと途方に暮れているとのことでした。

確認申請が進まず、現場は目処がたたないと聞いてはいましたが、建主の直接困っているという話しはより身につまる思いにさせます。

いろいろ逆風はありますが、地道にひとつひとつ丁寧に対応していくことしか道はないのだと信じてやるしかありません。
建築関係者の皆さん、頑張りましょう。
コメント
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