それでは、連載第184回目は、EF65の11回目、EF65 500番代へと進めていきたいと思います。
EF65 500番代は、EF65P形、及びEF65F形が該当します。P形は、EF65一般形に、「走るホテル」、初代ブルートレイン20系客車を高速で牽くための各種装備を追加し、専用機として登場した形式です。F形は、P形に重連総括制御機能を追加し、重連で重量高速貨物を牽くために登場した形式で、500番代に混在し、しかもF形は列車設定までP形の代走も務めていたので、区別が非常に難しいです。いずれも「国鉄直流特急塗色」を纏い、国鉄の頂点に君臨しました。
JR化されて、主に貨物運用に就くようになったP形の、最後の特急色4両を並べた姿(写真)。円形の「九州特急」「ブルートレイン」ヘッドマークを掲げ、東京機関区当時ほどの大勢力ではありませんが、「特急専用機」の輝きは、まだ失われていません。しかし、以降順次引退で、現在の状況になっています。
これからは、暫く「最後の特急専用機」の写真集です。期待出来るほどの写真数はありませんが、お楽しみ下さい。
それでは、次回をお楽しみに。