切らずに治る!シワ・シミ・毛穴・ニキビ・ニキビ跡・アザ・ホクロ・イボ

切らない治療の画期的な最先端技術を、精美スキンケアクリニックの山本博意院長がお届けします。

(A-5)これだけはやってはいけないこと

2010年02月15日 | A.四十代にまでひろがるアダルトニキビ
 ニキビで悩み続けている人の心の痛みは本当に深刻です。こうした心の痛みは大きなストレスとなり、さらにニキビの症状悪化を招くような習慣を生むという悪循環を引き起こしかねません。
 
 特に、次のような行為は、あとあと後悔することになることが本人にもわかっているにもかかわらず、ついつい繰り返してしまうことが多いものです。なかでも最も注意が必要なのは、ニキビを指や爪でつぶす行為です。心理的には、「ニキビを早くつぶして、なくしてしまいたい」という思いからの行為でしょうが、皮フの組織を傷つけたり、細菌による炎症を引き起こしたりと、キズ跡が残るようなリスクが大きい行為なので決してやってはいけない行為です。デコボコがあったり色素沈着が残っているような目立つニキビ跡ができている方に、かなりの割合でこの指や爪でニキビをつぶす行為が見受けられるので、絶対にやらないように注意が必要です。また、過度の洗顔やファンデーションの厚塗りなども避けたい行為です。

 適度な洗顔とスキンケアは、ニキビの治療や予防に有効ですが、なかには一日に何度も洗顔剤を使ったり、ゴシゴシとこするように洗顔し、かえって皮フに刺激を与えすぎて症状を悪化させていることもあります。アダルトニキビの場合は、皮フの機能低下が疾患を引き起こすことが多く、保湿性が失われるのはよくないので、自己流の過度な洗顔はやめたほうが良いでしょう。
 
 また、ニキビやニキビ跡が目立つのを防ごうと、つい厚化粧をしてしまうという人もいます。この行為も、ファンデーションを塗る際やクレンジングの際に、ニキビができている患部を刺激して悪化を招くことになりかねません。また、ファンデーションの残りかすが毛穴に詰まってしまい、ニキビを隠すためのメイクがニキビをつくってしまうという本末転倒な事態となることも少なくありません。患部を目立たなくするカバーメイクは必要最小限にとどめ、やはり根本からの治療をしたほうがよいでしょう。

 次回は、「ニキビは自己評価を下げる疾患」ということについてお話したいと思います。


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