切らずに治る!シワ・シミ・毛穴・ニキビ・ニキビ跡・アザ・ホクロ・イボ

切らない治療の画期的な最先端技術を、精美スキンケアクリニックの山本博意院長がお届けします。

白斑・乾癬の医療レーザー治療、最先端の「ウルトラ・エックス」新登場

2016年03月25日 | 最新美容外科・美容皮膚科へようこそ
白斑は、「白なまず」と呼ばれることもある皮膚の病気で、皮膚の一部が白くなるのが特徴で
す。
白斑には痛みやかゆみはなく、他人にうつることもないので、放置しておいても特に健康
を害するおそれはないのですが、顔や首、腕などといった他人の目に触れる部分にできれば、
大きな心理的な負担を招いてしまうことも少なくありません。
疾患に関して知識がない人から、「病気がうつる」などと言われて心が傷つけられるケースも
あるようです。
この白斑は、皮膚の色素であるメラニンを生成する細胞(メラノサイト)の異常から起こる
ことがわかっています。メラノサイトの機能が低下するとメラニンが生成されなくなって、皮
膚に脱色したような白い疾患ができるのですが、はっきりした病因については不明なことが多い
のが現状です。
白斑の治療法として、現在いくつかの方法が行われています。副腎皮質ステロイド剤療法や
紫外線照射療法(PUVA療法)、あるいは表皮やメラノサイトの移植手術などが行われてき
ましたが、なかなか治りにくい病気として患者さまを悩ませてきました。
紫外線照射療法(PUVA療法)とは、オクソラレンという薬を塗布、または服用し、その後
に比較的安全な波長の長い紫外線(UBA)を照射する方法です。紫外線の働きで、メラノ
サイトを活性化させて、皮膚のメラニンを増やし、白斑を消していく療法です。
なかでも近年では中波長紫外線のうち、ごく狭い範囲の波長を照射するナローバンドUVB
療法が普及して効果をあげてきています。
しかし、最近になってハーバード大学のウェルマン研究所で開発された白斑治療専門のレー
ザー「ダブルエックス」や、さらに白斑に対して著しい効果を発揮するレーザー治療法「ウル
トラ・エックス」が登場して、最先端の白斑治療として脚光をあびるようになってきました。
こうした医療レーザーによる治療では、病変部だけをターゲットにして光線を照射するので、
①正常な細胞や組織に紫外線によるダメージを与えない
②一度の治療でナローバンドUVB療法より大きな効果が得られる
というメリットがあります。
最先端の医療レーザー機器は、現在ではまだわずかの病院にしか設置されていませんが、今
後の白斑治療においては主流となっていく治療法だといってよいでしょう。
この白斑治療に有効な最先端レーザーは、乾癬の治療にも高い効果を示しています。乾癬と
は、赤く盛り上がった皮疹ができ、白いフケや垢、かさぶたが付着する症状です。乾癬をこす
ったり刺激を与えたりすると、広い範囲にひろがってしまうので、注意が必要です。この乾癬
も、最先端レーザーを使用して白斑治療と同じように治療することができます。

下肢静脈瘤にならないうちに早期の治療を

2016年03月18日 | 最新美容外科・美容皮膚科へようこそ
最近では、足(太股、膝の裏側、ふくらはぎなど)や手の甲などに、青い静脈が浮かび上が
るという症状を訴える患者さまが増えてきました。その多くは、三十代以上の女性の方です。
こうした症状は、以前では美容師や販売員などといった、いわゆる〝立ち仕事?の職業病と
して知られていたのですが、最近ではヒールの高い靴を履いたり、ストッキングを着ける方が
増えていることもあって、一般の方にもかなりの頻度で見られるようになってきています。
静脈が浮き出る症状は、老化と深い関係があります。老化に伴って血管の弾力が失われるほ
か、血管が詰まることで血行障害が発生し、血液が溜まって静脈がふくらんでくるのです。太
り過ぎや食生活の偏り、運動不足なども、この症状を悪化させる要因となっています。
浮き出た血管は、「見た目が気持ち悪い」「恥ずかしくて、スカートがはけない」という、美
観上の悩みと直結しています。
見た目がクモの巣状になることや、網の目状になることもありますので、こうした見た目の
問題が本人にとって大きな悩みとなるのですが、医師としては健康上の問題が気になります。
というのも、こうした方は足がむくみやすい、足がつりやすい、痛みやしびれがある、など
の症状が起こりやすいからです。特に足が冷える季節になると、こうしたトラブルが起こりや
すくなってしまいますので注意が必要です。
高いヒールを履くことの多い方や年配の方は、こうした症状を放置しておくと、階段や段差
などで転んでしまい、骨折やねんざなどのケガをしてしまうこともあります。
浮き出た青い血管の症状が進行してくると、下肢静脈瘤という病気になってしまいます。実
際に、わたしたちのクリニックでも、「血管が目立ってきているのですが……」と訴える方を診
察や検査してみると、かなり重症の下肢静脈瘤であることが少なくありません。
下肢静脈瘤が進行して潰瘍などができてしまうと、長期間の治療が必要になるため、下肢静
脈瘤にならないうちか、なってしまっても軽症のうちに治療するほうが賢明です。治療の目安
としては、血管の太さが七ミリ以下であれば、静脈拡張除去レーザー、赤アザ・
赤ら顔・血管収縮レーザーで改善することができます。血管収縮レーザーは足だけでなく、顔
や手に浮き出た青い血管も治療できますので、気になる方は一度、カウンセリングを受けるこ
とをお勧めします。

赤ら顔や毛細血管拡張症も専用医療レーザーで改善できる

2016年03月11日 | 最新美容外科・美容皮膚科へようこそ
赤ら顔は、赤アザほどはっきりした症状ではありませんが、赤アザよりも悩んでいる方が数
多くいらっしゃいます。医学的には、毛細血管拡張症という病気で、顔の皮膚の赤みが目立つ
程度の軽症から、血管が浮き出たようにみえた
り、腫れ上がって見える重い症状まであります。心理的な負担となる可能性もあり、気になる
のなら治療をお勧めします。
赤ら顔の治療としては、これまでは塗り薬や内服薬が中心となっていました。しかし、長期
間こうした治療を続けても、効果が出にくいという難点があったのです。
ところが赤アザ・赤ら顔・血管収縮レーザーの登場により、ほとんどの症状が改善できるよ
うになりました。赤ら顔の治療の場合も、より大きな効果を期待する場合、美肌レーザーや他
の医療レーザーを組み合わせて治療することがあります。
頬が赤く染まった、いわゆる〝リンゴ頬?や鼻が赤くなっている〝酒さ?なども、赤ら顔の
仲間に分類してよいでしょう。酒さの場合、鼻が腫れ上がったようになり、毛穴が開いてくる
こともあります。
こうした症状も毛細血管が増殖したり、血管内の血流が盛んになって起こるものですので、
赤ら顔と同じ方法で治療できます。
酒さになりやすい方は、毛穴が開いて皮脂の分泌が盛んな脂性肌(いわゆるオイリー・スキ
ン)であることが多いため、美肌レーザーで脂性肌を改善してから、赤アザ・赤ら顔・血管収
縮レーザーで赤みを取るとよいでしょう。この治療では、「赤く、てかった鼻」の悩みも改善す
ることができます。

赤アザの治療には、専用医療レーザーが効果的

2016年03月04日 | 最新美容外科・美容皮膚科へようこそ
シミやホクロ、黒アザ、青アザなどは、色素細胞の異常によって発生するものがほとんどで
すが、赤アザは血管の異常が原因となっているために、その治療には異常な血管を取り除くという方法がとられ
ます。
しかし、他のアザの原因である色素と比べて、血管はより皮膚の深い層にあることが多いため、医療レーザーで
治療しようとしても、なかなか難しい面がありました。
以前は切除手術に代わる治療法として、ダイレーザーによる治療が行われていましたが、ダイレーザーはノーマル
のパルス長であるため、深い部分の血管にレーザーを作用させようとして高出力に設定すると、周囲の組織が傷
つけられてしまうというリスクがあったのです。
このリスクは、比較的浅い部分の血管部の病変ではさほどでもないのですが、皮膚の深い部分では、治療の大きな
障害となっていました。
ところが最近になって、赤アザ専用の治療器として開発された赤アザ・赤ら顔・血管収縮レーザーが登場しました。
赤アザ・赤ら顔・血管収縮レーザーの画期的な点としては深い部分にある病変や太い血管の病変にまで、きちんと
レーザーのエネルギーが届いて効果が出るということと、大きな効果があるにもかかわらず、他の組織へのダメ
ージが最小限に抑えられるということがあげられるでしょう。
大きな効果が得られる理由は、古い型のダイレーザーが、ノーマルのパルス波長しか持たないのに対して、赤アザ・
赤ら顔・血管収縮レーザーはロングパルスやウルトラパルスに近い長いパルスで、レーザー光が出力できることに
あります。
長いパルスによって、深い層にある病変部や太い血管の病変にまできちんとエネルギーが届き、そのことにより
異常な部分をきれいに蒸散させることができるのです。
皮膚の他の組織へのダメージが小さくなったのにも理由があります。
それは、健康な組織が損傷しないように、レーザー光とともに冷却と鎮痛効果のあるガスが噴射されるという
クールダウン機能がついていることです。
こうした新機能により、赤アザ・赤ら顔・血管収縮レーザーはノーマルのダイレーザーより、はるかに満足できる
治療が可能になりました。実際の治療では、血管収縮レーザーを間隔をあけて数回にわたって照射します。深い
病変や色が取れにくい部分が残る場合は、症状に合わせて他の医療レーザーなどと組み合わせて治療を行うことも
あります。
組み合わせ治療では、静脈瘤などの治療を行う静脈拡張除去レーザーやKTPレーザー、美肌レーザーにプラス
して赤アザ・赤ら顔・血管収縮レーザーを使うこともあります。