赤アザ治療は医療用レーザーが新しく開発されてきて、日進月歩の進化を遂げてきていることは、すでに説明したとおりです。しかし、こうした状況にもかかわらず、現在でも医師が読む専門書ですら、まだ、‶wait & see"(経過観察)を勧めているものもあります。これには、大きな問題があるといわざるをえません。
問題の一つとして、代表的な赤アザである、イチゴ状血管腫の経過観察における患者さんのリスクがあります。
このイチゴ状血管腫は、生まれたての赤ちゃんのときにできることが多い皮膚疾患ですが、‶wait & see"の間に表面が隆起したり、アザが大きくなることが非常に多いのです。医師の診察によって導き出された、‶wait & see"という方針のため、疾患が進行して治りにくくなったり、治っても跡が取れなくなってしまったりするケースが少なくありません。
早期治療をすれば、きれいに治る可能性が高い症状でも、放置すれば治りにくくなることもあるのです。にもかかわらず、なぜ、こういった‶wait & see"が勧められるかといえば、年齢とともに自然に赤アザが減退していくこともあるからです。しかし、治療しない期間があったために、アザが盛り上がったり、アザの表面の皮膚が変形したりして、自然消滅どころか悪化する場合が少なくないので、そのリスクを考えると、やはり経過観察は最初にとるべき方法ではないと考えます。
また、医学の教科書などに‶wait & see"が掲げられているもう一つ原因がありま
す。それは指導的立場の医師のなかに、実際に赤アザのレーザー治療を行っていないために、レーザー治療についての実践的な知識が少ない方がいることです。
指導的立場の医師、つまり医学部の教授が医学を学んだ若いときには、まだレーザー機器を使った治療が一般的ではなかったため、またそれに加えて、その後のレーザー治療の進歩を見過ごしている場合もなきにしもあらずなのかもしれません。それほど医療レーザーの進化の速度はあまりに急速だったのです。
いまだに、赤アザはレーザーではきれいに治らない、と考えている医師もいるのです。
しかし、レーザー治療技術がここまで進化している現在、もはや赤アザに対しては、「早期からのレーザー治療」こそ、医師が最初に選択するべき方法といえるのではないでしょうか。
問題の一つとして、代表的な赤アザである、イチゴ状血管腫の経過観察における患者さんのリスクがあります。
このイチゴ状血管腫は、生まれたての赤ちゃんのときにできることが多い皮膚疾患ですが、‶wait & see"の間に表面が隆起したり、アザが大きくなることが非常に多いのです。医師の診察によって導き出された、‶wait & see"という方針のため、疾患が進行して治りにくくなったり、治っても跡が取れなくなってしまったりするケースが少なくありません。
早期治療をすれば、きれいに治る可能性が高い症状でも、放置すれば治りにくくなることもあるのです。にもかかわらず、なぜ、こういった‶wait & see"が勧められるかといえば、年齢とともに自然に赤アザが減退していくこともあるからです。しかし、治療しない期間があったために、アザが盛り上がったり、アザの表面の皮膚が変形したりして、自然消滅どころか悪化する場合が少なくないので、そのリスクを考えると、やはり経過観察は最初にとるべき方法ではないと考えます。
また、医学の教科書などに‶wait & see"が掲げられているもう一つ原因がありま
す。それは指導的立場の医師のなかに、実際に赤アザのレーザー治療を行っていないために、レーザー治療についての実践的な知識が少ない方がいることです。
指導的立場の医師、つまり医学部の教授が医学を学んだ若いときには、まだレーザー機器を使った治療が一般的ではなかったため、またそれに加えて、その後のレーザー治療の進歩を見過ごしている場合もなきにしもあらずなのかもしれません。それほど医療レーザーの進化の速度はあまりに急速だったのです。
いまだに、赤アザはレーザーではきれいに治らない、と考えている医師もいるのです。
しかし、レーザー治療技術がここまで進化している現在、もはや赤アザに対しては、「早期からのレーザー治療」こそ、医師が最初に選択するべき方法といえるのではないでしょうか。