切らずに治る!シワ・シミ・毛穴・ニキビ・ニキビ跡・アザ・ホクロ・イボ

切らない治療の画期的な最先端技術を、精美スキンケアクリニックの山本博意院長がお届けします。

第4章(4‐5)【血流を良くして発毛を促すミノキシジル】

2010年06月28日 | 4.自己毛髪再生のヘアーチェンジレーザー
血流を良くして発毛を促すミノキシジル

ミノキシジルは、初め高血圧の治療薬として使われていましたが、薄毛や禿げの治療効果が認められるようになって育毛剤として使われるようになった薬です。ミノキシジルは、表皮化細胞の増殖や繊維化細胞の増殖、血管拡張などの作用があることがわかっていますが、こうした働きによって薄毛や禿げに効果的な育毛剤として使われています。

 しかし、このミノキシジルには副作用もあるため、医師の指導のもとで正しく使用することが望ましい育毛剤です。女性の脱毛症にはフィナステリドは適応しないケースもあるので、ミノキシジルが治療薬として効果を発揮することが多く見られます。

 しかし、医師の指導のもと正しい処方で安全性の高い方法で利用することが望ましいことは覚えておきましょう。

第4章(4‐4)【コラム 毛の成長を阻害するDHT(ジヒドロステロン)】

2010年06月21日 | 4.自己毛髪再生のヘアーチェンジレーザー
◇ジヒドロテストロンを防ぐ薬

 フィナステリド男性型脱毛症は、ジヒドロテストロン(DHT)という悪玉の男性ホルモンによって引き起こされるので、このジヒドロテストロンを抑えることで、毛乳頭から毛母に伝わる発毛シグナルを邪魔することを防ぐ薬が開発されています。それがフィナステリドです。

 このフィナステリドは、テストロンという善玉の男性ホルモンが、ジヒドロテストロンという男性型脱毛症を引き起こす悪玉男性ホルモンに酵素還元されるのを防ぐ働きを持っています。それによって発毛シグナルが毛母細胞に伝わるようにして、毛が正常に成長するように正すのです。

第4章(4-3)【コラム】毛の成長を阻害するDHT(ジヒドロステロン)

2010年06月14日 | 4.自己毛髪再生のヘアーチェンジレーザー
 このジヒドロテストロンは、男性ホルモンの一種であるテストロンという物質が酵素の働きで変換されてできます。男性型脱毛症になる方はこのジヒドロテストロンに対して、遺伝的に敏感に反応してしまう体質であることがわかってきました。遺伝子解析を行うのは、このジヒドロテストロンに対して敏感に反応してしまう体質かどうかを調べるために行うのです。ジヒドロテストロンに一度反応してしまうと、毛の成長はどんどん阻害されていき、男性型脱毛症を発症することになるのです。

第4章(4-2)【コラム】毛の成長を阻害するDHT(ジヒドロステロン)

2010年06月07日 | 4.自己毛髪再生のヘアーチェンジレーザー
【コラム】
◇毛の成長を阻害するジヒドロテストロン(DHT)

 少し専門的な話になりますが、ここで毛の成長のメカニズムと男性型脱毛症はなぜ起こるかについて、かいつまんで説明しておきます。

 まず、毛の成長について見てみましょう。毛の根元には毛乳頭を取り囲むように毛母細胞があることは、すでに説明しました。この毛乳頭にある毛細血管から血液として栄養が運び込まれ、細胞が分裂を繰り返して髪は成長して伸びていっているのです。

 このとき毛乳頭から毛母には、成長を促すための発毛シグナル(信号)が定期的に継続して出ています。しかし、男性型脱毛症の方では、ジヒドロテストロン(DHT)が邪魔をしてこの発毛シグナルが毛母に伝わらなくなることで、毛母で活発な成長が起こらなくなり、太くて硬い健康な毛ではなく、十分成長していない細く柔らかい毛や産毛になってしまうのです。