切らずに治る!シワ・シミ・毛穴・ニキビ・ニキビ跡・アザ・ホクロ・イボ

切らない治療の画期的な最先端技術を、精美スキンケアクリニックの山本博意院長がお届けします。

(5-3)ニキビの治療は肌質改善と角栓除去、アクネ桿菌の殺菌をセットに

2007年11月26日 | 5.ニキビ、ニキビ跡の徹底的な総合治療
 ニキビ跡の治療は後で述べるとして、まずは現在進行中のニキビの治療について説明しましょう。

 最初に、黒ニキビ、白ニキビの段階と、赤ニキビの段階とを分けて考えます。

 黒ニキビ、白ニキビを治療するには、毛穴に詰まっている皮脂やアカを取り除いて通常の状態に戻すことと、新たに黒ニキビ、白ニキビができないように、皮脂の分泌を抑えて毛穴が詰まらないようにしなければなりません。

 また、アクネ桿菌が増殖して炎症を起こし、ケロイドやクレーターなどのニキビ跡の原因となる赤ニキビにならないように注意します。

 そのために必要なことは、お肌のコンディションをニキビ肌ともいわれる脂性肌(オイリースキン)から健康な肌に改善することが肝心です。脂性肌が改善されれば、毛穴に皮脂やアカが溜まりにくくなります。それとともに詰まった毛穴のフタになっている角栓を取り除く必要もあります。こうしておけば、毛穴から皮脂やアカ(いわゆるニキビの芯)が排出されます。

 黒ニキビ、白ニキビが炎症を起こさないようにするためには、先に述べたことと、アクネ桿菌の殺菌が重要なことになります。
 赤ニキビの治療も、アクネ桿菌の殺菌と角栓を取り除いて、皮脂やアカを毛穴から排出することが最優先されます。


 以上のことを整理すると、現在行われているニキビの治療は、
・皮脂肌を改善して、皮脂が過剰分泌しないようにする
・毛穴が詰まらないように、角栓を除去する
・毛穴のなかから、皮脂やアカを排出する
・黒ニキビ、白ニキビが赤ニキビにならないように、赤ニキビは炎症が治まるようにアクネ桿菌を殺菌する

 といったことが必要になります。


 それでは、これらの条件を満たす実際の治療について、次回の更新時にご紹介いたします。

(5-2)あなたの症状は? ニキビの種類

2007年11月19日 | 5.ニキビ、ニキビ跡の徹底的な総合治療
 ニキビにも種類があり、またその症状も軽いものから重いものまであります。ご自身の悩みについて冷静に捉える意味でも、ニキビについての正しい知識に触れることにしましょう。

 まず、ニキビができる場所ですが、これは皆さんもご存じのように、毛穴のなかということになります。脂性肌(オイリースキン)の方は、男性ホルモンの増加や体質によって皮脂腺の働きが活発になり、分泌される皮脂が多くなってしまいます。
 この皮脂が、毛穴からきれいに排出されれば問題はないのですが、洗顔の不足や化粧をすることで、皮脂やアカなどが毛穴に押し込まれ、毛穴が詰まる状態になってしまうとニキビになるのです。
 この毛穴が詰まる状態を、毛穴が角化しているともいいます。

 この状態は、専門用語でコメド(面皰)といいますが、一般的には黒ニキビや白ニキビと呼ばれています。毛穴が開いて詰まった皮脂やアカが来る組み合わせ見えるのが黒ニキビで、毛穴が閉じて盛り上がって白く見えるのが白ニキビです。

 こうした黒ニキビや白ニキビをそのままにしておくと、詰まった皮脂やアカに桿菌が増殖して炎症を引き起こします。これが赤く腫れたような赤ニキビの状態です。
 この赤ニキビを放置しておくと炎症がひどくなって、周囲の組織にまで炎症が広がることもあります。また、赤みが気になって潰すと、組織が傷ついてしまいます。炎症や潰した跡がケロイド(火傷跡のような状態)のようになったり、クレーター(夏ミカンの皮のようなくぼみ)になってしまうと大変です。

 このように、ひと口にニキビ治療といっても、ニキビができはじめている段階と黒ニキビや白ニキビ、赤ニキビの段階、そして赤いニキビ跡の段階、さらにケロイドやクレーターになった段階など、それぞれに合った治療が必要になってくるのです。

 しかも現在、ニキビで悩んでいる方は、この各段階が同時進行しているのではないでしょうか。ニキビには総合的な治療が必要だと述べたのは、こうした理由によるものなのです。

(5-1)ニキビ治療は組み合わせ治療で、総合的なアプローチをする

2007年11月12日 | 5.ニキビ、ニキビ跡の徹底的な総合治療
 ニキビは皮脂腺の活動がもっとも盛んな思春期にできやすいため、皮膚の病気というよりも麻疹のように一過性の皮膚炎のように思われて時期もありました。

 しかし、現在ではニキビは皮膚の病気だという認識が一般に広まり、きちんとした治療を希望する方が増えてきたのです。思春期を過ぎて発症するアダルト・ニキビも増加傾向にあり、最近では塗り薬だけでなく、体質改善までを含めた総合的なニキビ治療が行われるようになっています。

 また、ニキビそのものは治っていても、ニキビ跡がしっかりと残っていたり、それが顔全体に広がっていれば、悩みのもとになってしまいかねません。

 ここ数年の間にすっかり定着した観のあるレーザーピーリング、ビタミンCの塗り薬による治療法ですが、
「確かに症状は軽くなるが、完全には治らない」
「これからもずっと塗り薬を使うのかと思うと、憂うつになる」
「残ったニキビの跡がきれいにならない」
 などといった声があることも事実です。

 こうした声に応えるために、わたしたちのクリニックでは、現在進行しているニキビの徹底治療だけでなく、ニキビの予防やニキビ跡をきれいにする治療も含めた、総合的な治療を行っています。

 ニキビで悩んでおられる方はもちろん、これまで受けたニキビ治療に満足できなかった方も、あきらめることはありません。正しい治療をすれば、ニキビは治る病気になっているのです。

(4-4)医療レーザーによる最新の「小顔治療=Smart Facial(スマートフェイシャル)法」

2007年11月05日 | 4.タルミも「切らずに治る!」
 「顔を小さく見せたい」と希望する方は、潜在的にかなり多いようです。確かに、ミロのヴィーナスやマリリン・モンローなどを持ち出すまでもなく、雑誌やテレビで見る美しい・かっこいいと言われる俳優・女優やモデルの人たちには、いわゆる八頭身の顔が小さな方が多いようです。顔が大きいことを気にして、結婚式や旅行の集合写真を取るときに、少し後ろに下がって顔が小さく見えるようにした経験をお持ちの方は少なくないようです。美容皮膚科においても、こうした「小顔」を希望する方のニーズに応える治療があります。

 美容外科で小顔にするといえば、大がかりな入院手術を思い浮かべる方もいらっしゃるでしょう。確かにこれまで美容外科で「顔を小さくしたい」と希望する方には、「骨切り」と呼ばれる手術が行われてきました。

 しかし、この手術は麻酔をして皮膚を切開し、アゴの大きな骨を物理的に切ったり削ったりしてから固定し、縫合するという大手術となります。皮膚を切開して骨を切り取る訳ですから、手術後は包帯を巻いての長期にわたる安静期間も必要です。このような骨切り手術は、大きな効果はあるものの、身体へのダメージ、入院期間、高額な費用、手術跡などのデメリットもあります。

 しかも、効果が大きい反面で、手術前とは「別人」のような顔となってしまうことから、手術に踏み切れない方もいらっしゃるでしょう。芸能人やモデル、接客業という職業だけではなく、普通の職場でも長期休暇をとって、別人のような顔になって復帰するのは難しいと考える方もいるでしょう。

 また、仕事をしていらっしゃらない主婦の方でも、長期間休養して包帯を巻く生活はなかなか大変です。「骨を切るような外科手術は怖い」と考えて、「小顔になりたい」とは思っても、手術には足踏みする方も少なくありません。

 そんな方には、医療レーザーによる「小顔治療(スマートフェイシャル法)」をお勧めします。顔は骨格部分に筋肉や脂肪などがついて、それが皮膚に覆われています。顔は、脂肪が多かったり、皮膚の老化や劣化によってタルミが出てくると、実際の骨格よりかなり大きくふくらんで見えます。

 紙を巻いて丸め輪ゴムでとめたとき、弾力が強いゴムでは紙を小さく丸めることができますが、弾力が弱いゴムでとめると紙がふくらんで大きくなってしまいます。この輪ゴムを顔の皮膚だと考えるとわかりやすいでしょう。皮膚の弾力がないとブルドックのように、本来の骨格よりもひろがってたるんだ輪郭となってしまいます。

 そこで皮膚のたるんだ部分を医療レーザーで引き締めることによって、ひろがった(たれさがった)顔の輪郭をシャープに小さくするのです。

 医療レーザーによる「小顔治療(スマートフェイシャル法)」は、アゴのラインや頬、目尻などタルミが出やすい部分を重点的に治療します。この医療レーザーによる方法は、美容外科というよりも、美容皮膚科的な治療です。

 医療レーザーによる「小顔治療(スマートフイシャル法)」のメリットとしては、同時に顔の皮膚のシワやタルミが改善され、美肌や美顔の効果があることをご存じでしょうか。

 これは、医療レーザーのターゲットが、皮膚の弾力・張力のもととなっているコラーゲンやエラスチンでつくられている真皮層をターゲットにしているために現れる効果です。医療レーザーによる小顔治療では、「健康的で若々しい肌」という美容的なプラスアルファがあることもお勧めの一因です。もちろん、骨切り手術では、こうした美肌・美顔効果は得られません。これも、私が医療レーザーによる切らない小顔治療をお勧めする一つの理由です。

 これまでの医療レーザーでは、なかなか真皮層の深部にまで働きかける治療は難しかったのですが、サーマクールやタイタン、キュリアといった最先端の治療機器は、皮膚のタルミや大きなシワ治療のために、真皮層の深い部分まで熱エネルギーを与えて肌を引き締めることができます。また、真皮の上層部をターゲットにする機器による治療と深部をターゲットにする治療を組み合わせることで、よりトータルな引き締め効果を得ることもできるのです。