切らずに治る!シワ・シミ・毛穴・ニキビ・ニキビ跡・アザ・ホクロ・イボ

切らない治療の画期的な最先端技術を、精美スキンケアクリニックの山本博意院長がお届けします。

(1-3)病院・クリニックによって治療法が異なる理由

2009年04月27日 | 1.最先端の医療レーザーが切り拓く
今回は、病院・クリニックによって治療法が異なる理由についてお話します。

医療レーザーによる皮フ疾患治療のメリットを何となくでもおわかりいただけたで
しょうか。もちろん、医療レーザーなら何でもいいというわけではありません。白斑、乾癬、アトピー性皮フ炎、傷跡の治療には、それぞれの症状に適した専用レーザーを用いる必要があります。

また、傷跡一つをとっても、赤い傷跡、白いキズ跡、茶色がかった傷跡、青味がかった傷跡、ケロイド状の傷跡などがあって、それぞれに適応するレーザーが異なるので症状に応じたレーザーの使い分けが必要となります。

私が院長を務める精美スキンケアクリニックでは、日本でもいち早くアンチエイジングや皮フ疾患のレーザー治療を行ってきました。現在では様々な患者さんの希望に沿った治療を可能にするために、約60台の医療レーザーや光線治療機器を揃えていますが、白斑、乾癬、アトピー性皮フ炎、傷跡の専用レーザー・光線治療機器についても、日本で最も早い段階に導入し治療実績を上げてきています。

しかし、残念ながらこうした最新の専用レーザー・光線治療機器を取り揃えていない美容外科や皮フ科の病院やクリニックも多く、そういった病院やクリニックでは最新の治療が受けられないのが現状です。

施設や治療機器が整っていない病院やクリニックのなかには、最新の治療法を希望する患者さんに、専用レーザー・光線治療機器が揃っている病院やクリニックを紹介してくれるところもありますが、旧来の患者さんに負担が大きい方法や効果があまり期待できない方法で疾患を治そうとするところが多いのも事実です。

次回は、ベストな治療には病院選びが大事な点についてお話します。

(1-2)医療レーザーの利点について

2009年04月20日 | 1.最先端の医療レーザーが切り拓く
今回は、医療レーザーの利点について、もう少し詳しくお話します。 

白斑や乾癬、アトピー性皮フ炎というそれぞれの疾患の症状や原因については後で述べるとして、ここではなぜ私がこうした皮フ疾患に医療レーザーを中心とした治療を行っているのかを説明しましょう。

まず、医療レーザー治療には外科的な手術のように皮フにメスを入れることがないというメリットがあります。外科手術ではどうしても出血をともなう切開や縫合が必要となるので、手術後には安静期間をとらなければなりません。
 
また、外科手術では身体への侵襲の度合いが大きくなるので、術後の合併症や後遺症といったリスクのことも考えなくてはなりません。疾患の治療という目的のためではあるのですが、術後の安静期間や合併症や後遺症といったリスクが患者さんの大きな負担になることは避けられません。

しかし医療レーザー治療では、メスで皮フを切る必要がまったくないので、こうした負担を避けることが可能になります。この患者さんの負担が非常に少ないという点が、医療レーザー治療の最大のメリットです。

その次に医療レーザー治療のメリットをあげるとすれば、治療における照射の強弱や回数などが調整しやすいことでしょう。白斑や乾癬、アトピー性皮フ炎などの治療にはそれぞれの症状に適応した専用の医療レーザーを使います。専用レーザーによる治療は、経過を見ながら出力を調整したり、治療の頻度や回数、治療部位などの選択を細かく行ったりすることができるのです。

もちろん、治療においては最初の問診・診察で方針を立てますが、それっきりというわけではなく治療経過を観察し、より最適な治療にするために細かく修正しながら〝オーダーメイド治療〞を行えるのがレーザー治療の特長です。

外科手術では、こうしたきめ細やかな治療は難しいのですが、レーザー治療なら患者さんが自分の治療経過を確認しながら判断できるのです。

私が積極的にネットや著作、テレビ出演などで、美容皮フ科、皮フ科分野の最新医療レーザー・光線治療技術を紹介しているのは、症状に苦しむ患者さんたちにこの治療のメリットを知っていただきたいからに他なりません。

次回は、病院、クリニックによって治療が異なる理由についてお話します。


(1-1)美容皮フ科医師の皮フ疾患に対する基本スタンス

2009年04月13日 | 1.最先端の医療レーザーが切り拓く
今回は、美容皮フ科医師の皮フ疾患における基本スタンスについてお話します。
 
白斑、乾癬、アトピー性皮フ炎といった皮フ疾患や傷跡は、生命にかかわるような機能障害ではありません。しかし、症状にはかゆみや痛みなどをともなうこともあり、その辛さを解消・軽減するための治療が必要になります。

しかし、美容皮フ科医師である私は、こうしたかゆみや痛みを解消・軽減するための治療だけで良いとは考えません。

こうした皮フ疾患では、症状が外見にダイレクトに表れるために患者さんの心理に大きな負担をもたらします。この心理的な負担がもとになって白斑、乾癬、アトピー性皮フ炎の患者さんたちは、対人関係などで大きなストレスを感じる方も少なくありません。

私自身も子供のころ手首にあざがあり、それをからかわれた経験があるのでよくわかるのですが、他人のぶしつけな視線が心の痛みになることがあるのです。さらに視線だけでなく、時には心無い言葉をかけられたりすることもあります。患者さんが子供や学生の場合には、からかいがいじめにつながることもあります。

これは白斑と乾癬、アトピー性皮フ炎といった皮フ病だけではなく、外傷や火傷の
ケロイド、手術跡などにもいえることです。

美容皮フ科の専門医としては、こうした患者さんの心理的な負担にも配慮した治療
が必要だと思うのです。具体的には、
●皮フ疾患を治療し、健康で正常な機能をもたらすことを目指すだけではなく、
●治療に際して、患者さんに満足していただけるように、できるだけ身体的なダメージが少ない治療を選び、治療跡もできるだけ美しくすることを心がけています。

後で簡単に説明しますが、現在の医療現場では、白斑、乾癬、アトピー性皮フ炎に対しては、いろんな方法で治療が行われています。そのなかで、
●治療に際して、患者さんに満足していただけるように、できるだけ身体的なダメージが少ない治療を選び、治療跡もできるだけ美しくするという私の方針にもっとも適しているのが、それぞれの症状に合った専用の医療レーザーを使った治療なのです。

次回は医療レーザーの利点について、もう少し詳しく紹介します。

(はじめに-2)白斑、乾癬、アトピー、傷跡の最新治療

2009年04月06日 | はじめに
今回も前回に引き続き、概要についてお話します。

長きにわたり治療を続けている人が多いアトピー性皮フ炎についても、多くの場合、最新の医療レーザーを中心とした治療を紹介しています。この医療レーザーを中心とした最新治療は、対症的な療法にあわせて、肌質や体質を改善してアトピーになりにくい予防医療も含めた治療といえるものです。

さらにこの本では、交通事故や外傷などのキズ跡、火傷などのケロイド、手術の縫合の跡、ニキビ跡、あるいは、妊娠線や肉割れにおける最新レーザー治療についても説明しています。傷跡の種類は様々ですが、現在ではそのさまざまな種類に応じた治療が揃っていることをおわかりいただけると思います。

この本を読んでいただければ、美容皮フ科分野での医療レーザー治療は、シワやタルミ、シミ取りといったアンチエイジング治療、アザ(黒アザ、赤アザ、茶アザ、青アザ)を取る治療、浮き出た青い血管や目の下のクマを消す治療、ニキビ・ニキビ跡治療といった分野から、さらに白斑と乾癬、アトピー、傷跡などにも適応が広がり、治療効果が上がっていることをおわかりいただけるでしょう。

医療レーザーを中心とした最新の治療が、これまで長い間、白斑、乾癬、アトピー、傷跡などに悩んできた方々の役に立ち、悩みの解消や軽減に結びつくことを心より願っています。

次回は、美容皮フ科医師の皮フ疾患に対する基本スタンスについてお話します。