切らずに治る!シワ・シミ・毛穴・ニキビ・ニキビ跡・アザ・ホクロ・イボ

切らない治療の画期的な最先端技術を、精美スキンケアクリニックの山本博意院長がお届けします。

(3-3)取れにくいシワは、スーパーヒアルロン酸で徹底治療

2007年09月25日 | 3.シワは「切らずに治る!」
 これまで紹介した治療を行えば、たいていのシワは、かなり目立たなくなります。
 しかし、老化の進行が著しく、皮膚の弾力が相当に衰えている場合や、眉間や額の深く大きなシワなどは、こうした治療である程度改善できても、まだ満足できないという方もいらっしゃいます。
 そういうケースでは、気になる部位にスーパーヒアルロン酸を注入する組み合わせ治療を行うことで、シワを徹底的に解消することができます。

 実際に最近では、フェイスリフト手術より、フォトフェイシャル・ファーストやタイタン、ジェネシス、ポラリスなどの医療レーザーとスーパーヒアルロン酸の組み合わせ治療を望まれる方が増えてきています。

 ヒアルロン酸は、人間の胎内に含まれるムコ多糖類の物質で、安全性が高く、アレルギー反応もほとんど発生しません。これに、アクリルを配合したものを使うこともあります。

 フォトフェイシャル・ファーストや医療レーザーによるシワ取りでは、治療直後から次第に効果が出てきて、数日後より一週間後、一週間後より三週間後というように、徐々にシワが消えていきます。タイタン、ジェネシス、ポラリスによる治療では、前述したように効果のピークは四カ月後となります。
 急激な変化ではなく、徐々に効果が出るほうが自然な若返りとなるのですが、なかには冠婚葬祭や同窓会などのイベントが二週間後にあるので、それまでに何とかしたいという方もいらっしゃいます。スーパーヒアルロン酸は、そうした即効性を求められる方にはうってつけの治療だといえるでしょう。

(3-2)最新のシワ取り治療の効果とメカニズム

2007年09月18日 | 3.シワは「切らずに治る!」
 今日は、シワ取りに効果的な治療法をいくつか紹介することにしましょう。
 
 まずはフォトフェイシャル・ディープですが、名前からわかるように、フォトフェイシャルのシリーズに属するものです。
 
 フォトフェイシャル・ファーストと同様に、多様な効果を期待できますが、「ディープ」という名前のとおり、フォトフェイシャル・ファーストよりも皮膚の深い部分にまで反応させます。その結果、シワやタルミの改善や開いた毛穴の引き締め効果が、より大きくなるのです。
 
 また、フォトフェイシャル・ディープは、フォトフェイシャル・ファーストとの組み合わせ治療の相性がとてもよく、シミ、ソバカス、クスミ、ニキビなどの改善を含めた若返りの総合治療の基本メニューとなりつつあります。
 タイタン、ジェネシス、ポラリスはわたしたちのクリニックに新しく導入された機種で、フォトフェイシャル・ファーストと比較して、シワやタルミの改善に、より高い効果が期待できます。

 それには理由があり、タイタン、ジェネシス、ポラリスのレーザー光は皮膚の表面にある表皮よりも、その下の真皮層に吸収されるように設計されているからです。このため、皮膚の弾力を担っているコラーゲンやエラスチンに、より大きなエネルギーが与えられるのです。

 これまでも、コラーゲンやエラスチンに働きかけるタイプのシワ取り医療レーザーがなかったわけではありませんが、タイタン、ジェネシス、ポラリスは、
①表皮のダメージがほとんどない
②そのため、治療中の痛みがない
③治療時間が短い
などのメリットがあります。

 しかし、表皮のダメージがなく、より深い真皮層に、集中的にエネルギーが吸収されますので、治療後、すぐに「表面的な」変化は現れません。治療後、数日経ってからシワやタルミの改善効果が徐々に現れてくるという特長があるのです。
 
 効果のピークは治療後約四カ月ぐらいのため、急激な変化ではなく、自然な若返りが可能になりました。

 このように、タイタン、ジェネシス、ポラリスは即効性を求めるシワ取り治療ではなく、継続性を追求したシワ取り治療といえるでしょう。そのため、即効性のあるフォトフェイシャル・ファーストなどの治療を行ってから、治療効果を持続させるために、仕上げにタイタン、ジェネシス、ポラリスを組み合わせるという治療をすれば、治療後しばらくしてもシワやタルミが数カ月にわたって改善されることになるのです。

 また、タイタン、ジェネシス、ポラリスにはコンタクトクーリングという冷却装置がついており、その働きによって表皮のダメージや痛みを解消するために、組み合わせ治療を容易に行うことができるのです。
 フォトフェイシャルや医療レーザーの大半は、美容外科・美容皮膚科治療の先進国であるアメリカ合衆国で開発されました。日本で使用されているものは、それを肌の色や肌質を日本人用に改良されたものになっています。

 しかし、ロングパルス・ダイオードレーザーに限っては、日本人の肌に最適なシワ取りという目的で開発された医療レーザーなのです。
 そのため、フォトフェイシャル・ファーストやフォトフェイシャル・ディープ、あるいはタイタン、ジェネシス、ポラリスなどの医療レーザーとは異なる独特の効果があるため、他の医療レーザーではなかなか改善できなかったシワやタルミが、改善できたというケースが数多く報告されています。

 フォトフェイシャル・ファーストとフォトフェイシャル・ディープの組み合わせ治療で、ほぼ満足できる治療結果が出たが、まだ少し気になる部分が残っている――。こんな感想をお持ちの方が、追加して治療を希望されるというケースも増えてきています。

 ロングパルス・ダイオードレーザーはこのように、新しいタイプの医療レーザーといえるのかも知れません。
 さらに、シワ取り用の医療レーザーとしては、この他にも、もっとも大きな効果が期待できるタイタン、ジェネシス、ポラリスなどがあります。

(3-1)シワと同時に、総合的な若返りが可能なフォトフェイシャル・ファースト

2007年09月10日 | 3.シワは「切らずに治る!」
「シワ取り治療」といえば、かつてはフェイスリフト手術が主流となっていました。わたしもフェイスリフト手術を数多く手がけてきましたが、最近ではより安全で効果が期待できるフォトフェイシャル・ファーストが中心となっています。
 このように美容外科・美容皮膚科の世界では、「切る」治療から「切らずに治る!」治療への移行が急激に進んでいますが、最近では単に「切らずに治る!」治療から、その後のケアやタルミの解消、シミ、ソバカス、クスミ、アザの改善まで含めた総合的な治療に注目が集まっています。

 つまりシワを取るだけでなく、総合的な若返り治療としてレーザー機器の利用が広まっているのです。まずは、もう知らない方が少なくなっているフォトフェイシャル・ファーストについて説明しましょう。

 フォトフェイシャル・ファーストは他の医療レーザーと違って、非常に広い範囲の波長を持っています。以下に、代表的な医療レーザーの固有波長を掲示します。
・ダイレーザー 585ナノメーター
・ルビーレーザー 694ナノメーター
・ダイオードレーザー 810ナノメーター
・ヤグレーザー 1064ナノメーター

 フォトフェイシャル・ファーストは、これらの波長をすべてカバーできる515~1200ナノメーターの範囲の波長を持った光を照射することができます。
 そのため、シワを取るだけでなく、タルミも解消し、シミやソバカス、クスミ、アザを改善し、開いた毛穴を引き締め、肌質やニキビの改善など、若返り治療で望まれるほとんどの効果を同時にもたらすことができるのです。

 これ以外でもフォトフェイシャル・ファーストには、いくつかのメリットがあります。

 まず、治療中の痛みがほとんどありません。しかも、治療時間も短く、一回当たりの照射面積が広いので、顔全体の治療でも二十分ほどで終了します。
 治療後に色素沈着やはん痕などの心配もなく、ガーゼを当てる必要もありませんので、翌日から日常生活に復帰できます。

 フォトフェイシャル・ファーストは、このように大変すぐれた若返り治療器ですが、シワやアザといった個別の症状については、専用の医療レーザーのほうが大きな効果を得ることができます。
 そのため、シワ取り治療では最初にフォトフェイシャル・ファースト治療を数回行って、さらに残ったシワについては、一人ひとりの肌質や希望に最適な医療レーザーを組み合わせて治療することもあるのです。

 もちろん、最初からシワ取り専用の医療レーザーで治療することもあるのですが、シワができるということは、皮膚の老化が進んでいることの証明でもあります。老化が進んだ皮膚は、シワだけでなくシミや毛穴の開きといったトラブルを併発されていることが多いため、フォトフェイシャル・ファーストをファースト・チョイス(最初に選択)するわけです。

(2-8)イレズミ、アートメイクを安全に、きれいに取る方法

2007年09月03日 | 2.難治性疾患の治療は最新医療レーザーで
 イレズミやアートメイクのほとんどは、茶アザや青アザの治療に使用するQスイッチ・ヤグレーザーで安全、かつきれいに取ることができます。それもそのはずで、Qスイッチ・ヤグレーザーは、もともとイレズミ除去用に開発された機種だからです。
 最近では、カラフルなイレズミが増えてきていますが、Qスイッチ・ヤグレーザーだけできれいに取れない場合は、他のレーザーを組み合わせることもあります。
 医療機関以外でも、イレズミ除去できると宣伝しているところがありますが、医学的な知識や技術を持たない人間がレーザー照射を行うと、皮膚の変色やはん痕残るなどのトラブルが発生しがちです。
 後悔しないためにも、安全性が確立されている病院で、きちんと治療することをお勧めします。