切らずに治る!シワ・シミ・毛穴・ニキビ・ニキビ跡・アザ・ホクロ・イボ

切らない治療の画期的な最先端技術を、精美スキンケアクリニックの山本博意院長がお届けします。

(11-2)「水」を変えたら体調が改善した

2008年08月25日 | 11.新たな試み 代替医療と自然治癒力
以前お話したように、精美スキンケアクリニックでは、最新のレーザー光治療を行う一方で、院内環境の改善を進めています。この院内環境の改善で、驚くような効果が現れてきました。ここでいう「院内環境の改善」とは、具体的には「水」と「電磁波対策」、「有害化学物質対策」です。
 まず、最初は「水」でした。水道水には、少量ながら有害物質が含まれていることは、今や常識でしょう。身体に良くない残留塩素や発がん性物質トリハロメタン、あるいはダイオキシンなどが含まれていることはよく知られています。
もちろん水道水は、水質基準によれば安全とされているレベルなのですが、残留塩素やトリハロメタン、ダイオキシンが含まれていることに違いはなく、長期にわたって摂取し、身体に蓄積されると、健康を害する要素となります。

最近では、こうした有害物質を除去するための浄水器を使っている人も多いでしょう。精美スキンケアクリニックでも浄水器を使っていましたが、昨年から試験的に「生体エネルギーを高める」という効能のある水を使ってみました。
最初は、さほど期待はしていなかったのですが、この水を飲むようになって、まずわたし自身の体調が改善したのです。過労がたたって疲れ気味だったのに、食事がおいしく食べられる、睡眠が深くなるといったことで、疲れが取れやすくなってきたのです。また過労からくるストレスからか、メタボリック気味であったことも少し気になってきていたのですが、新陳代謝がよくなったり脂質などの排出がうまくいきだしたのか、少しづつ適正な体重に近づいてきました。
わたしだけではありません。次第に、わたしの家族や当クリニック関係者のなかで「水」を変えたら体調が改善したのです。

次回はこの続きをお話致します。

(11-1) 環境予防医学的な新たな取り組み

2008年08月18日 | 11.新たな試み 代替医療と自然治癒力
精美スキンケアクリニックは、この本でも紹介している通り、国内でいち早く美容
皮フ科分野での最先端医療レーザー治療を実践してきました。現在でこそ一般に普及しているシワやタルミ取りの医療レーザーや光治療、赤アザや赤ら顔治療、キズ跡や瘢痕の医療レーザー治療なども、精美スキンケアクリニックでは、他院に先駆けて、何年も前から数多くの臨床例を重ねてきています。
 
その理由は、当時の美容外科では「当たり前」とされてきた、外科的な手術で麻酔をしてメスを入れ、出血や痛み、術後の腫れが必ずあり、場合によっては後遺症・合併症という患者さんのリスクのある治療から、新しい痛みとリスクをない治療を目指そうという方針があったからでした。
 
この精美スキンケアクリニックの方針が正しかったことは、現在の美容外科・美容
皮フ科の現状を見れば明白です。時代が追いついてきた今後も、早くから医療レーザー治療に力を入れてきたトップランナーとして、さらに効果が高く、しかもリスクが小さい治療を目指していこうと考えています。
 
こうした効果が高く、リスクが小さい治療の追及という一連の流れの中で、院内環境を大幅に改善するという新しい取り組みもはじめました。

美容外科・美容皮フ科という分野では、「美」を追求するのですが、医師の治療行為である以上、当然そのベースには、常に「健康」という意識があります。
 
メスを入れないという方針は、この「健康」を重視するという立場から生まれているのです。

次回は「水」に関してお話いたします。

(10-5) コンビネーション治療の例

2008年08月11日 | 10.実際のレーザー治療
今回はコンビネーション治療に関してお話したいと思います。

赤アザや赤ら顔は皮膚に張り巡らされた血管や毛細血管の異常が原因となります。しかし、この異常をきたした血管も、皮膚の表面にある場合もあれば、真皮層から皮下組織にまで及ぶ深い部分にある場合もあります。さらに、皮膚の浅い部分の病変と深い部分の病変が混在していることも珍しくありません。

アザの色も薄いピンク、明るい赤色、赤紫色、濃い赤色、褐色に近い赤色などさま
ざまなバリエーションがあり、混在していたり変化することも珍しくはありません。しかもイチゴ状血管腫の場合、皮膚表面が隆起して変形していることもあります。しかもアザ周辺の皮膚も、肌質や肌色は一人ひとり異なっています。
赤アザにはこうしたバリエーションがあるので、パラメーターを変化させて、浅い
部分の病変をターゲットにした治療と、深い部分の病変をターゲットにした治療を分けて行うことが必要な場合があります。

●赤ら顔治療の実際

赤ら顔(毛細血管拡張症)の治療も、ほとんどが医療レーザーと光治療で改善する
ことができます。実際の治療に関しては、Vスター・シナジー・マルチプレックス、ロングパルス・ヤグ・レーザー、フォト・プラス、あるいはVスター・レーザーなどを症状に応じて使い分けます。顔にうっすらと赤みが差しているような軽症では、フォト・ディープだけの治療で改善することもありますし、酒さで鼻がこぶのように腫れ上がったり、頬が真っ赤に火照っているような症状が重い場合では、ロングパルス・ヤグ・レーザーやVスター・シナジー・マルチプレックスで、赤アザと同じような治療が必要になることもあります。

●ニキビ跡の治療

ニキビ跡治療においては、現在もニキビの症状が進行しているときは、まずニキビ
の治療を行ったほうがよいでしょう。なぜなら、ニキビ跡の治療を行っても、進行中のニキビがあれば、治療後に、また新たなニキビ跡ができてしまう危険性が高いためです。ニキビとニキビ跡の治療を並行して進めることもできるので、診察の際にお尋ねください。
ニキビ跡治療については、炎症の赤みなど「色」を消す治療と、クレーターや夏み
かんの皮などの「凹凸」をなくす治療があります。赤みも凹凸もあるときは、まず赤みを取って、その後凹凸を治療していくことになります。
また炎症がひどくケロイド状になったニキビ跡も、次に述べるスカー・レーザーで
治療できます。

●キズ跡・手術跡、ケロイド跡

交通事故などの外傷の瘢痕、あるいは疾患や美容外科の手術跡、火傷やアトピーな
どでできたケロイドなどは、瘢痕治療専用のスカー・レーザーで治療します。特に最近は、他院で行ったフェイスリフトやワキガ、豊胸、脂肪吸引などの切開や
縫合跡をきれいにする治療件数が増えてきています。

●妊娠線、肉割れの治療

妊娠線や肉割れは、妊娠や肥満によって、皮膚の組織に亀裂が入り、それが白く波状の瘢痕になって残ったものです。こうした症状も、キズ跡などの治療で使うスカー・レーザーでかなりきれいにすることができるのです。

●下肢にあらわれる浮き出た青い血管の治療

三十代以降の女性によく見られる、足に浮き出た青い血管は、重症の下肢静脈瘤に
なる前に、医療レーザーで治療することができます。足が鬱血しやすい立ち仕事の人や、足がむくんだり、だるくなったりしやすい人は、早期治療を考えるのが賢明かもしれません。治療には、ロングパルス・ヤグ・レーザーやVスター・レーザー、アファーム・マルチプレックスを使います。

●目の下のクマ

下まぶたが黒ずんでふくれるように垂れ下がっている症状です。老け顔の原因と
なってしまうので、ロングパルス・ヤグ・レーザーやアファーム・マルチプレックス、シナジー・マルチプレックスなどで早期治療で若返りを目指すとよいでしょう。目の下のクマは、黒ずみなどの色素沈着とたるみの引き締めの両方の治療を行うことできれいに解消していきます。

次回は少し難しいかもしれませんが、精美スキンケアクリニックの環境予防医学的な新たな取り組みに関してお話させていただきます。

(10-4)より大きな効果でリスクをなくす

2008年08月04日 | 10.実際のレーザー治療
今週は効果とリスクに関してお話させていただきます。

赤アザの治療に限らず、アザやシワ取りレーザーの治療全般にもいえることでが、一般に治療効果(赤アザ治療の場合、赤アザの色がきれいに消え、アザがあった皮膚の表面も滑らかになる)と医療レーザー治療のリスク(アザの周囲にある健康な皮膚がダメージを負う、治療後色素沈着などが起こる)は、反比例の関係にあります。
ですから、治療効果を上げようとしてレーザーの出力を大きくすると、リスクも高くなり、反対にリスクを少なくしようとして低い出力にすると治療効果も下がるというジレンマがあるのです。
このジレンマをどうにかして解決しようとして医療レーザーは進化してきました。
例えば、レーザー照射とともに、皮膚を冷却してクール・ダウンさせる装置をつけ、ダメージを下げる技術です。このクール・ダウン技術のおかげで、出力を大きくしてもダメージを小さくすることができるようになったのです。そして、さらに電子制御技術によって、一人ひとりの肌質とアザの状態に最適な照射法を選択できるようになりました。ノーマルのダイ・レーザー、Vスター・レーザー、Vスター・シナジー・マルチプレックスと新しくなるにつれ、電子制御技術の発達により微妙に変化したパラメータを設定することができます。
このパラメーター設定を変えて、最も治療効果が高い治療を行うのです。

次回はコンビネーション治療に関してお話致します。