切らずに治る!シワ・シミ・毛穴・ニキビ・ニキビ跡・アザ・ホクロ・イボ

切らない治療の画期的な最先端技術を、精美スキンケアクリニックの山本博意院長がお届けします。

(8-8)体験談のご紹介

2008年04月28日 | 8.赤アザは医療レーザーで
切除手術をする事なく子どもの赤アザが消えた(三二歳・主婦)

 結婚して、四年後ようやく待望の子どもが授かりました。しかし、生まれた長男には左手の甲から手首にかけて、赤く腫れたようなアザがありました。

 産婦人科や小児科で相談すると、「大きくなるとだんだん消えていってなくなります」といわれていたので、そのままにしていると、アザの表面がふくれあがり、突起のようなものまで、できてきました。

 産婦人科や小児科ではラチがあかないと思い、近くの皮膚科に行くと、切開手術が必要との事で、まだ歩けもしない子どもの皮膚にメスが入るイメージが恐ろしく思え、結局治療できずに、そのままにしてありました。

 しかし、近くの児童館で知り合ったお母さんが、「うちの子は黒いアザをレーザーで取ったよ。そこの病院で相談してみたら」とアドバイスされました。その病院というのが、精美スキンケアクリニックだったのです。

 早速、インターネットで調べてみると、これまで何人かの医者に「切開手術」を勧められた赤アザが、医療レーザー治療だけで治るとのこと。これは治療するしかないと思い、数日後に予約が取れたので、病院へ向かいました。

 病院では、いくつかの症例写真を見て、実際の治療を決断しました。治療はすぐに終わり、これで治るのかと思いましたが、一〇日ぐらい経って色が徐々に薄くなってきたので、主人や祖父母たちも喜び、二カ月後に予定していた次の治療日を「早めてもらえ」と言い出すほどでした。

 治療は二カ月ごとに合計で六回で完了しました。今では元気に幼稚園に通っていますが、あんなに赤く目立っていたアザが、今では誰も気づかなくなりました。赤ちゃんのときは、将来いじめの原因になるのではないかと危惧していたのですが、治療のおかげで今では安心です。

(8-7)さらに効果が高い赤アザ治療の最新機種

2008年04月21日 | 8.赤アザは医療レーザーで
 最近になって、赤アザ治療でより深い病変部の治療ができる新たな機種が登場しました。それが、Vスター・シナジー・マルチプレックスです。この「マルチ」という言葉は、色素(ダイ)・レーザーとヤグ(yag= イットリウム・アルミニウム・ガーネット)・レーザー二つの波長のレーザーを交互に照射できることを表しています。ダイ・レーザーはこれまで説明してきたように、赤アザ治療に使われてきたレーザーですが、照射できるもう一つのヤグ・レーザーについて簡単に説明しておきましょう。

 ヤグ・レーザーは、美容皮フ科の分野ではシミ・ソバカスや、茶アザ、青アザの治療に使うことが多いレーザーです。最近は下肢静脈瘤や手足の浮き出た青い血管を目立たなくする治療にも使われて効果を上げているレーザーです。このことからもわかるように、静脈や濃い色のアザに反応しやすいという特性があります。

 赤アザ治療においてVスター・シナジー・マルチプレックスを使うと、ダイ・レーザーが病変血管に作用し、残った病変血管をヤグ・レーザーが作用してカバーすることができるのです。

 これまでは、Vスター・レーザーでも残ってしまった深い部分の病変部も、Vスター・シナジー・マルチプレックスで改善できるケースが増えてきました。特に赤アザ(単純性血管腫=ポートワイン血管腫、イチゴ状血管腫=ストロベリーマーク)に大きな治療効果を上げており、また、Vスター・シナジー・マルチプレックスは、毛細血管拡張症(りんご頬、酒さ)にも非常に有効です。

 毛細血管拡張症(りんご頬、酒さ)の治療では、Vスター・シナジー・マルチプレックス以外にも、ジェネシスという治療効果が高いロングパルス・ヤグ・レーザーも開発されています。

(8-6)以前の赤アザ治療は身体・皮膚へのダメージが大きかった

2008年04月14日 | 8.赤アザは医療レーザーで
 赤アザ治療は、色素(ダイ)・レーザーの登場前と、登場後で劇的に変化しました。色素(ダイ)・レーザーによる治療がまだ開発されていなかったときは、冷凍凝固、電気凝固、切除法、アルゴン・レーザーなどの治療法が行われていました。

 方法は違いますが、どれも赤アザを外科的に取り除く方法です。当然麻酔をして治療を行うのですが、出血は避けられず、術後には身体、特に皮膚へのダメージや痛みがあって、跡が残るという難点がありました。

 こうした外科的な方法には、現在のレーザー治療と比較して、かなり大きなリスクがあったのです。

 この難点を解決するために、赤アザ治療用の色素(ダイ)・レーザーが開発されましたが、古いノーマル・タイプのものは、「皮膚の表面部の病変しか治療できない」という効果が小さいという点と、「病変部の周囲や奥にある、健康な組織に熱のダメージを与える」「術後に青紫の色素沈着が起こる」という点が、医師・患者ともに悩みの種となっていました。

 しかし、それでもダイ・レーザーは従来の形成外科的な治療方法との比較では、身体(皮膚)へのダメージが少なく、治療跡が目立たないことが評価されていました。その後、皮膚治療用の医療レーザーは、この二つの欠点を改善する方向で研究が進められてきました。いかにターゲット(赤アザ= 血管腫の場合は病変血管)に大きなエネルギーを与えて消失させ、しかも周囲の組織へのダメージをなくすか、というテーマで新しいレーザーの開発が進められてきたのです。

 運良くというべきか、ここ十年ばかりの間に、若返り治療、皮膚疾患治療用の医療レーザーは、大きな技術革新がありました。その流れのなかで、ダイ・レーザーの治療時における「皮膚の表面部の病変しか治療できない」「病変部の周囲や奥にある、健康な組織にダメージを与える」「術後に青紫の色素沈着が起こる」というデメリットを改良したレーザーが開発されました。

 それが、Nライト・レーザーやVスター・レーザーです。

 なかでもVスター・レーザーは、赤アザにおけるレーザー治療の可能性を大きく広げたといってよいでしょう。Vスター・レーザーもダイ・レーザーの一種ですが、ロングパルス(ノーマルタイプよりパルス長が大きい)というワンショットの照射時間が長いタイプです。また、ノーマルのダイ・レーザーよりもレーザーの波長が少し長くなっています。そのために、ノーマルのダイ・レーザーによる治療では残ってしまう深部の病変部まで治療できるようになったのです。

 ロングパルスであることと、波長が長いことで皮膚の深くまでレーザーエネルギーを届けることができる設計となっているVスター・レーザーには、もう一つ、ダイ・レーザーにはない特長があります。

 その特長とは、Vスター・レーザーには強力な冷却装置がついていることです。この冷却装置があるおかげで、レーザーによって大きなエネルギーを与えても、周囲の組織が熱せられるのを防ぐ機能を持つようになりました。

 そのため、今までの切除法などと比べて身体のダメージはほとんどなく、しかもかなり大きな効果を上げることができたのです。第二世代の赤アザ治療レーザー、Vスター・レーザーによって赤アザ治療は大きく進化したといってよいでしょう。

(8-5)段階的に変化を遂げてきた赤アザ治療

2008年04月07日 | 8.赤アザは医療レーザーで
 本ブログにて『赤アザ・赤ら顔、浮きでた青い血管 最新医療レーザーで切らずに治る!』を述べさせて頂いた当時、赤アザ治療には、わたしは当時最新のNライト・レーザーとVスター・レーザー、ノーマルのダイ・レーザーを主に使って治療していました。しかし、現在ではVスター・レーザーは使っていますが、ほとんどNライト・レーザーやノーマルのダイ・レーザーは使っていません。

 その理由は、その後に開発された、高性能のレーザーを使ったほうが、Nライト・レーザーやノーマルのダイ・レーザーを使うより治療効果が高いからです。つまり、当時より現在のほうが、より進んだ治療を行っており、患者さんはその進んだ治療を受けることができるのです。

 わずか数年でさらに進化した、赤アザのレーザー治療ですが、ここでこれまでのレーザー治療の変遷について、ざっと振り返ってみましょう。

 ここ三十年間足らずの間に、赤アザ治療は、「レーザー治療が無かった時代」
「アルゴン・レーザーの登場」を経て、
①「ダイ・レーザーの登場」
②「Vスター・レーザーの登場」
③「さらに新しい赤アザ治療レーザーの登場」
と、駆け足で段階的に進化しています。

 過去『赤アザ・赤ら顔、浮きでた青い血管 最新医療レーザーで切らずに治る!』の記事を本ブログ内で述べたのは、ちょうど②の段階で、現在は、新しく③の段階に入ったところです。

 この③の段階における最新治療情報を一般向けに解説している医学書等はまだ見当たりません。ですから、このブログで申し上げる内容については赤アザや赤ら顔で悩む人にとって、きっと有益な最新情報となるはずです。