切らずに治る!シワ・シミ・毛穴・ニキビ・ニキビ跡・アザ・ホクロ・イボ

切らない治療の画期的な最先端技術を、精美スキンケアクリニックの山本博意院長がお届けします。

(3-5)このシワには、こんな治療が【部位別シワ対策】

2007年10月09日 | 3.シワは「切らずに治る!」
 シワにはできやすい部位があります。ここで簡単にまとめておきますので、シワが気になる方は、治療の際の参考にしてください。

 基本的な治療として医療用超音波ピーリングとフォトフェイシャル・ファーストで顔全体のシワとタルミの改善をしてから、気になる部位にフォトフェイシャル・ディープやタイタン、ジェネシス、ポラリス、ロングパルス・ダイオードレーザー、あるいはヒアルロン酸注入などを追加で組み合わせると、効果が高い治療となるでしょう。

●額や眉間の深いシワの治療
 眉間や額の深いシワには、スーパーヒアルロン酸の注入が効果的です。注射はどうしても嫌だという方には、フォトフェイシャル・ディープやタイタン、ジェネシス、ポラリス、ロングパルス・ダイオードレーザーなどの弾力を取り戻す効果が大きい治療を何度か継続的に行うとよいでしょう。

●目尻のシワ――カラスの足跡の治療
 カラスの足跡は、フォトフェイシャル・ファーストやフォトフェイシャル・ディープ、あるいはシワ取り効果のある医療レーザーで改善効果が期待できます。ある程度の深さがあるシワが何本もできている場合は、フォトフェイシャル・ファーストとタイタン、ジェネシス、ポラリス、ロングパルス・ダイオードレーザーの組み合わせ治療が最適です。いずれの場合も、治療前に医療用超音波ピーリングを行うと、効果がはっきりと出やすくなります。

●目の周辺のシワの治療
 目尻だけでなく、目の周辺はシワのできやすいところです。細かなシワだけでなく、下まぶたのタルミとシワも表情を老けて見せます。

 細かなシワに関しては、カラスの足跡の治療と同じと考えてよいですが、まぶたのタルミには、タイタン、ジェネシス、ポラリスやロングパルス・ダイオードレーザーの治療を追加して引き締めを強化する治療で対処することもあります。あるいは、スーパーヒアルロン酸で下まぶたのタルミと周囲の皮膚の境目を目立たせなくすることもできます。

●鼻唇溝のシワ、口の周辺の細かなシワ、首のシワ(ニワトリの首)の治療
 こうしたシワにも、タイタン、ジェネシス、ポラリスやロングパルス・ダイオードレーザーが効果的です。首に縦のシワができるのは、皮膚のタルミがかなり進んでいる証拠ですので、医療用超音波とフォトフェイシャル・ディープ、タイタン、ジェネシス、ポラリス、ロングパルス・ダイオードレーザーの組み合わせのような、引き締め効果の高い治療を何度が交互に行うことが必要です。

(3-4)シワは皮膚の老化によって、多く深くなる

2007年10月01日 | 3.シワは「切らずに治る!」
 シワは早い方では二十代から。一般的には三十代に入ると、目立つようになってきます。

 加齢に伴って皮膚が衰えてくると、表皮でも、その下にある真皮でもシワの原因ができてくるのです。

 まず、皮膚の表面で細かなシワができる原因を説明しましょう。
 若いころは新陳代謝によって、古い角質がアカとなって排出され、新しい角質となることで表皮のシワは消えていきます。ところが、老化によって新陳代謝が衰えると、シワができた古い角質がなかなか排出されなくなります。表皮の衰えは、皮膚の乾燥や洗顔が不十分だったり、逆に洗顔のやり過ぎも皮膚の表皮を衰えさせますので注意が必要です。

 真皮が衰えてくると、皮膚の弾力をつかさどっているコラーゲンやエラスチンという成分からできている線維の網の目が弱くなってきます。

 わたしは、よく毛糸のセーターに例えるのですが、若い健康な皮膚が新品のセーターだとすると、加齢とともに老化が進んだ皮膚は、毛糸の一本いっぽんが細く伸び切った状態になり、網目も粗くなったセーターのようなものです。

 真皮でも同じように線維が衰えて、シワが大きくなったり、深くなってきて、元に戻らなくなってしまうのです。

 シワ取り治療は、この表皮の衰えと真皮の衰えをカバーすることで、シワを消していくことを基本としています。
 レーザーピーリングや医療用超音波ピーリング、フォトフェイシャル・ファースト、タイタン、ジェネシスなどは、古くなって痛んだ表皮角質を排出を促進する治療法で、再起ではこれらを組み合わせた治療法が浸透してきました。
 また、フォトフェイシャル・ファーストや医療レーザーは、古い角質の排出すると同時に、コラーゲンやエラスチンに熱エネルギーを与えて、真皮の弾力を取り戻す働きもあります。

 フォトフェイシャル・ディープやタイタン、ジェネシス、ポラリス、ロングパルス・ダイオードレーザーは、コラーゲンやエラスチンの働きを活性化させる効果を強化したタイプの治療で、真皮層が原因となっているシワを大きく改善することができます。

 シワは一度できてしまうと、次第に深く大きくなってきて、元に戻らなくなってきます。できはじめの状態なら、割合と簡単に治療できますので、できるだけ早い治療をお勧めします。

 また、ある程度の年齢になって、皮膚の張りが失われてくると、フォトフェイシャル・ファーストに加えて、フォトフェイシャル・ディープやタイタン、ジェネシス、ポラリス、ロングパルス・ダイオードレーザーなど、弾力を取り戻す効果の高い組み合わせ治療がよいでしょう。

(3-3)取れにくいシワは、スーパーヒアルロン酸で徹底治療

2007年09月25日 | 3.シワは「切らずに治る!」
 これまで紹介した治療を行えば、たいていのシワは、かなり目立たなくなります。
 しかし、老化の進行が著しく、皮膚の弾力が相当に衰えている場合や、眉間や額の深く大きなシワなどは、こうした治療である程度改善できても、まだ満足できないという方もいらっしゃいます。
 そういうケースでは、気になる部位にスーパーヒアルロン酸を注入する組み合わせ治療を行うことで、シワを徹底的に解消することができます。

 実際に最近では、フェイスリフト手術より、フォトフェイシャル・ファーストやタイタン、ジェネシス、ポラリスなどの医療レーザーとスーパーヒアルロン酸の組み合わせ治療を望まれる方が増えてきています。

 ヒアルロン酸は、人間の胎内に含まれるムコ多糖類の物質で、安全性が高く、アレルギー反応もほとんど発生しません。これに、アクリルを配合したものを使うこともあります。

 フォトフェイシャル・ファーストや医療レーザーによるシワ取りでは、治療直後から次第に効果が出てきて、数日後より一週間後、一週間後より三週間後というように、徐々にシワが消えていきます。タイタン、ジェネシス、ポラリスによる治療では、前述したように効果のピークは四カ月後となります。
 急激な変化ではなく、徐々に効果が出るほうが自然な若返りとなるのですが、なかには冠婚葬祭や同窓会などのイベントが二週間後にあるので、それまでに何とかしたいという方もいらっしゃいます。スーパーヒアルロン酸は、そうした即効性を求められる方にはうってつけの治療だといえるでしょう。

(3-2)最新のシワ取り治療の効果とメカニズム

2007年09月18日 | 3.シワは「切らずに治る!」
 今日は、シワ取りに効果的な治療法をいくつか紹介することにしましょう。
 
 まずはフォトフェイシャル・ディープですが、名前からわかるように、フォトフェイシャルのシリーズに属するものです。
 
 フォトフェイシャル・ファーストと同様に、多様な効果を期待できますが、「ディープ」という名前のとおり、フォトフェイシャル・ファーストよりも皮膚の深い部分にまで反応させます。その結果、シワやタルミの改善や開いた毛穴の引き締め効果が、より大きくなるのです。
 
 また、フォトフェイシャル・ディープは、フォトフェイシャル・ファーストとの組み合わせ治療の相性がとてもよく、シミ、ソバカス、クスミ、ニキビなどの改善を含めた若返りの総合治療の基本メニューとなりつつあります。
 タイタン、ジェネシス、ポラリスはわたしたちのクリニックに新しく導入された機種で、フォトフェイシャル・ファーストと比較して、シワやタルミの改善に、より高い効果が期待できます。

 それには理由があり、タイタン、ジェネシス、ポラリスのレーザー光は皮膚の表面にある表皮よりも、その下の真皮層に吸収されるように設計されているからです。このため、皮膚の弾力を担っているコラーゲンやエラスチンに、より大きなエネルギーが与えられるのです。

 これまでも、コラーゲンやエラスチンに働きかけるタイプのシワ取り医療レーザーがなかったわけではありませんが、タイタン、ジェネシス、ポラリスは、
①表皮のダメージがほとんどない
②そのため、治療中の痛みがない
③治療時間が短い
などのメリットがあります。

 しかし、表皮のダメージがなく、より深い真皮層に、集中的にエネルギーが吸収されますので、治療後、すぐに「表面的な」変化は現れません。治療後、数日経ってからシワやタルミの改善効果が徐々に現れてくるという特長があるのです。
 
 効果のピークは治療後約四カ月ぐらいのため、急激な変化ではなく、自然な若返りが可能になりました。

 このように、タイタン、ジェネシス、ポラリスは即効性を求めるシワ取り治療ではなく、継続性を追求したシワ取り治療といえるでしょう。そのため、即効性のあるフォトフェイシャル・ファーストなどの治療を行ってから、治療効果を持続させるために、仕上げにタイタン、ジェネシス、ポラリスを組み合わせるという治療をすれば、治療後しばらくしてもシワやタルミが数カ月にわたって改善されることになるのです。

 また、タイタン、ジェネシス、ポラリスにはコンタクトクーリングという冷却装置がついており、その働きによって表皮のダメージや痛みを解消するために、組み合わせ治療を容易に行うことができるのです。
 フォトフェイシャルや医療レーザーの大半は、美容外科・美容皮膚科治療の先進国であるアメリカ合衆国で開発されました。日本で使用されているものは、それを肌の色や肌質を日本人用に改良されたものになっています。

 しかし、ロングパルス・ダイオードレーザーに限っては、日本人の肌に最適なシワ取りという目的で開発された医療レーザーなのです。
 そのため、フォトフェイシャル・ファーストやフォトフェイシャル・ディープ、あるいはタイタン、ジェネシス、ポラリスなどの医療レーザーとは異なる独特の効果があるため、他の医療レーザーではなかなか改善できなかったシワやタルミが、改善できたというケースが数多く報告されています。

 フォトフェイシャル・ファーストとフォトフェイシャル・ディープの組み合わせ治療で、ほぼ満足できる治療結果が出たが、まだ少し気になる部分が残っている――。こんな感想をお持ちの方が、追加して治療を希望されるというケースも増えてきています。

 ロングパルス・ダイオードレーザーはこのように、新しいタイプの医療レーザーといえるのかも知れません。
 さらに、シワ取り用の医療レーザーとしては、この他にも、もっとも大きな効果が期待できるタイタン、ジェネシス、ポラリスなどがあります。

(3-1)シワと同時に、総合的な若返りが可能なフォトフェイシャル・ファースト

2007年09月10日 | 3.シワは「切らずに治る!」
「シワ取り治療」といえば、かつてはフェイスリフト手術が主流となっていました。わたしもフェイスリフト手術を数多く手がけてきましたが、最近ではより安全で効果が期待できるフォトフェイシャル・ファーストが中心となっています。
 このように美容外科・美容皮膚科の世界では、「切る」治療から「切らずに治る!」治療への移行が急激に進んでいますが、最近では単に「切らずに治る!」治療から、その後のケアやタルミの解消、シミ、ソバカス、クスミ、アザの改善まで含めた総合的な治療に注目が集まっています。

 つまりシワを取るだけでなく、総合的な若返り治療としてレーザー機器の利用が広まっているのです。まずは、もう知らない方が少なくなっているフォトフェイシャル・ファーストについて説明しましょう。

 フォトフェイシャル・ファーストは他の医療レーザーと違って、非常に広い範囲の波長を持っています。以下に、代表的な医療レーザーの固有波長を掲示します。
・ダイレーザー 585ナノメーター
・ルビーレーザー 694ナノメーター
・ダイオードレーザー 810ナノメーター
・ヤグレーザー 1064ナノメーター

 フォトフェイシャル・ファーストは、これらの波長をすべてカバーできる515~1200ナノメーターの範囲の波長を持った光を照射することができます。
 そのため、シワを取るだけでなく、タルミも解消し、シミやソバカス、クスミ、アザを改善し、開いた毛穴を引き締め、肌質やニキビの改善など、若返り治療で望まれるほとんどの効果を同時にもたらすことができるのです。

 これ以外でもフォトフェイシャル・ファーストには、いくつかのメリットがあります。

 まず、治療中の痛みがほとんどありません。しかも、治療時間も短く、一回当たりの照射面積が広いので、顔全体の治療でも二十分ほどで終了します。
 治療後に色素沈着やはん痕などの心配もなく、ガーゼを当てる必要もありませんので、翌日から日常生活に復帰できます。

 フォトフェイシャル・ファーストは、このように大変すぐれた若返り治療器ですが、シワやアザといった個別の症状については、専用の医療レーザーのほうが大きな効果を得ることができます。
 そのため、シワ取り治療では最初にフォトフェイシャル・ファースト治療を数回行って、さらに残ったシワについては、一人ひとりの肌質や希望に最適な医療レーザーを組み合わせて治療することもあるのです。

 もちろん、最初からシワ取り専用の医療レーザーで治療することもあるのですが、シワができるということは、皮膚の老化が進んでいることの証明でもあります。老化が進んだ皮膚は、シワだけでなくシミや毛穴の開きといったトラブルを併発されていることが多いため、フォトフェイシャル・ファーストをファースト・チョイス(最初に選択)するわけです。