ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

9/30~10/4辺野古・高江日記 その3~名護でIUCNハワイ会議の報告会

2016年10月13日 | 活動報告
今回の旅のメインの目的
IUCNハワイ会議の報告会in名護市中央公民館へ


10月1日18時から、ヘリ基地反対協主催、SDCC共催です


司会は名護市議の東恩納琢磨さん
ヘリ基地反対協議会の安次富浩さんの挨拶で始まり

SDCC国際担当の吉川秀樹さん

日本自然保護協会の安部真理子さん

そして、SDCC代表の海勢頭豊さんからお話し


それぞれのお話は
IUCNハワイ会議で得た成果や意義について
これからできることの提案がいろいろありました
県に働きかけて、IUCNの専門家を呼び、現地視察し意見をだしてもらう
沖縄県で国際会議を開催してはどうか、など
実現するのは、今後の取り組み次第
それぞれ一人一人が声を挙げよう
という内容がとても心に残っています

IUCNに参加を続けて来られたこと
今回稲嶺市長が参加したこと
これらは、今までの取り組みの積み重ねの結果
座り込みを続ける方々含めみなさんのがんばりです
そうさせているのは、がんばれるのは
自然豊かな辺野古の海をまもりたいから
あのすばらしい海があるから
という力強い呼びかけ、心に響きました


私たちも報告しました。
ブースを出し、82ヵ国から1315筆の国際署名を集めたこと


フラを踊ったことなどを


報告会でジュゴングッズの販売もしました。
ジュゴングッズが名護市の人気お土産品になればいいな~

名護市広報「市民のひろば」の最初のページに
訪米報告inHAWAIIが掲載されていて
ジュゴン保護キャンペーンセンターのことを
紹介して下さっています。

名護で、報告会ができたこととても良かったです
IUCNで得た成果を、活かしていきたい

つづく



9/30~10/4辺野古・高江日記 その2~辺野古で台風対策

2016年10月13日 | 活動報告


辺野古テント村に到着
台風を心配しているが、晴天
夏真っ盛りという感じで暑い~
セミが鳴いています~

しかし、台風対策が着々と進んでいます
大阪だと台風は逸れるもの、もしくは弱まるものと思ってしまいますが
沖縄は違います
台風はやってくるものなのです
認識の違いはおそろしい~



テントは台風対策でたたまれていきます
皆さんなれた手つきで、スムーズに
あっという間にテントが骨組みだけに



ゲート前のテントも片付けられていきます
ブルーシートの屋根がはがされ
掲示物などが片付けられます

私たちも、座り込みとはならずに
テント片付けのお手伝いをしました

テント2に移動して


皆さんとお話ししました
お茶を飲みながら
ちょっとゆったり

テント2の周辺には

バナナの木がありました~



海上での阻止行動のカヌーも片付けられていました
なんと美しい青空でしょう

片付けられる前のテント村の掲示板の新聞記事に
ストップ!辺野古新基地建設!大阪アクションのことが載っていました
大阪でデモをした時のことが写真入りで
全国に広がる共感の輪
もっともっと広がれ~


台風対策をちょっとだけ手伝いながら
座り込みを続けることの大変さ
続けている事のすごさ
継続は力なり
を実感していました

日々座り込むということは
ほんとうにすごいことです

はやく終わらせたい

この日のお昼ご飯は
わんさか大浦パークで



ボリュームたっぷり、手ごろな値段で美味しいですよ



売店ではシークヮサーが売ってました。ゲット

つづく



9/30~10/4 辺野古・高江日記~その1 辺野古へ向かう

2016年10月13日 | 活動報告
辺野古・高江に行ってきました



台風が近づいていて、帰りの飛行機は大丈夫か?と心配しつつも
きっと逸れるだろうと希望的観測で行きましたが
なんと欠航、1日延泊の4泊5日の旅となりました

1日目は那覇泊
夏の『じゅごんの里ツアー』だと、那覇空港から名護に直行なのですが
(途中、普天間にも寄りますが)
今回はちょっとゆったり~

県立博物館を見学し
栄町市場商店街の「ぱやお」というお店で友人と一緒に夕食
「ぱやお」は友人お薦めの、美味しい沖縄料理のお店
おしゃべりも楽しく、満足~

10月1日土曜日
島ぐるみ会議のバスに乗せてもらい、辺野古へ


この日は土曜日で、高江集中行動の日
平和市民連絡会の朝5時発のバスと島ぐるみ会議の朝9時発のバスがあります
朝5時発のバスでたくさんの人が高江へ向かいます
(7時に高江集合だと、那覇は早朝発、すごいです)
9時発のバスもたくさん集まっていました
私たちは、辺野古で途中下車させて頂きました

バスの中では阻止行動参加への心得や
最近の状況などのお話があり
初参加や県外の参加者からの自己紹介などが行われます

私たちも大阪から来ましたと自己紹介し
IUCNハワイ会議のことを少し報告させて頂きました

ゲート前で途中下車
みなさんは高江へ向かいます


休憩時間に声をかけて下さったり
バスを降りたら
窓からみなさん手を振ってくださって
「がんばりましょうねー」
「これからもねー」
「また来てね」
そんな思いが伝わってくるようでした

辺野古のゲート前でも高江でも
毎日座り込みが続けられています

その場に行くことがとても力になると
行くたびに実感し
また、たくさんのパワーを頂きました

今、辺野古、高江に行ける人
ぜひ、行ってほしいです

今、起こっていること
知ってほしい
見てほしい
つながってほしい

つづく














IUCN第6回世界保護会議inハワイの報告 ~番外編

2016年10月13日 | 活動報告
今回のIUCN世界自然保護会議はハワイのホノルルで開催され
SDCCメンバーとして18名が参加し、にぎやかな珍道中でした。


ホノルルと言えば、ワイキキビーチ


ホテルは、ワイキキビーチから徒歩数分の絶好のロケーション


部屋からの眺めも抜群


夜景もうつくし~


しか~し、ホテルと会議場の往復の毎日。
どこにも行かず、ひたすらジュゴン保護を訴えます。


とはいえ、ハワイははじめてというメンバーも多く、
ホテルに向かうバスに乗るのも楽しいものです。


同じ会議に参加する海外の方とお友だちになったりもします。
この方は、オーストラリアから来られた研究者さん。


通りを眺めながら会議場に向かいます。


きれいな花もたくさん咲いていました。これはピンク・シャワーツリー。


会議場のハワイコンベンションセンターです。


せっかくハワイに来たのだから、半日ぐらいは観光したいと
帰国する前日に、定番のダイヤモンドヘッドに行きました。


自然や生きものについての説明板が設置されていました。


実際、こんなかわいい鳥たちにも出会えましたよ


良いお天気で、空がきれい!


爽やかに出発~。


山道をひたすら上ります。


途中の展望ポイント。
頂上まであと少しですが、ここから道が急になります。


頂上に到着!やった~。
テレビで見たことのある光景です。


まんぞく~。


そして、昼食は地元の方たちに人気のあるハワイアン料理のお店へ。
タロイモの葉で、豚肉を巻いたラウラウという料理など
とってもおいしかったです。


まんぞく、まんぞく~。
また食べたいな~!


そして最終日。
やっとワイキキの浜に足を踏み入れました。


もう二度と来ることはなさそうですが、この景色は覚えておこう


アロハ~、ハワイ

ZAN

IUCN第6回世界保護会議inハワイの報告 ~9/4ハワイ~沖縄~世界 はぐくんだ友情♡

2016年10月08日 | 活動報告
ハワイには日本から多くの方が移住され、特に沖縄と深いつながりがありますが、
平和な世界を!と取り組まれている2世3世の方がたくさんいらして、
辺野古、高江のことも注目されています。
今回、ホノルルに拠点を置くHOA ((Hawai`i Okinawa Alliance)の皆さんと
交流することができました。
HOAは沖縄、ハワイ、そして全世界の正義、民主主義、平和のために
活動しているグループです。HOAはハワイ語で友人・仲間を意味します。


9月1日、HOAが中心となって
“MIRUKUYUU GA YUYARA” Is This Peace & Security for Okinawa?
という集まりが開催されました。
下記様々な団体が共催です。
Kamakakūokalani Center for Hawaiian Studies, Ukwanshin Kabudan, Native Hawaiian
Student Services, Hawaiʻi Peace and Justice, Oceania Rising, Womens Voices Women Speak, Veterans forPeace Ryukyu-Okinawa Intʻl Chapter (ROCK) & Working Group, Center forOkinawan Studies,and Department of Ethnic Studies


地域の方たちがたくさん集まってくださいました。


吉川秀樹国際担当が、辺野古基地建設についてのプレゼン、
東恩納琢磨さん、安次富浩さんが活動についてお話しされました。


このきれいな布は色んな団体のTシャツを縫い合わせて作られています。
ジュゴンの姿もありますね。


海勢頭豊代表のお話と歌で、会場は大いに盛り上がりました


最後はみんなでカチャーシーを踊りました。


9月4日、HOAなどの呼びかけで「IUCNは軍隊が重大な環境破壊をもたらすことについて
きちんと取り上げてほしい」というマーチ(デモ行進)がありました。


ラリー(集会)は、IUCN会場のコンベンションセンター前で
1時間半にわたって行われました。


SDCCも会場内から飛び出して、ラリーに参加。
アン・ライトさんもいらっしゃっています。


ジュゴン型のプラカードに「Dugong teach us peace #NO BASE HENOKO」
いいですね


じゅごんキルト、目立っていました~


ぶどうの木保育園の子どもたちのバナーも大人気でした。

こちらに、ラリーの報告がアップされています(英文)。SDCCスタッフの写真もありますよ。
IUCN Protesters: The Military Is Destroying The Planet

ハワイで、IUCNの会議参加者だけでなく、地域で活動されている方々との
つながりをつくることが出来たことは、本当に大きな収穫でした。

ジュゴンが平和を教えてくれる、世界に広げようジュゴンの輪

ZAN

じゅごん茶話会のご案内~10月27日(木)14時~@京橋事務所

2016年10月06日 | イベント案内
久しぶりのじゅごん茶話会
10月27日(木)14時~のご案内です
初めての方も、どなたも大歓迎
どうぞお越しくださいませ


ジュゴンとお菓子でお出迎え

IUCNハワイ会議の報告をします
    国際署名を集め、賑やかにブースを展開しました
    稲嶺市長も参加した記者会見、WS、ポスターセッションなどの様子を
    お話しします。

そして、高江は今どうなっているのか…
    映像を観たり(「高江ー森が泣いている」一部上映します)
    10/2に高江に行ってきた報告をしたり
    情報交換したりして
    ゆんたく(おしゃべり)しましょう
    
   沖縄のお土産もありますよ~。
   三線もちょっと練習するかも

どうぞ気軽にご参加ください
お待ちしています。


9月24日の高江の集会の始まりの写真です


IUCNハワイ会議で道ジュネーをスタートするところ


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10月のじゅごん茶話会のご案内です。

じゅごんが泳ぐ宝の海


お茶とお菓子で ゆる~りと
ゆんたく(おしゃべり)しています

辺野古は今どうなってるの?
ジュゴンは?

 2016年10月27日(木) 14時~16時
                    

話して、考えて、できることに取り組んでいきたい!
最新情報をお伝えします
DVDを観たりもします
また、ジュゴンの折り紙を折ったり
ピースリボンにメッセージを書いたり
おしゃべりしながら、その時にできることをしています

ご要望があれば、ジュゴンのミニマスコット作りもできます
材料の準備がありますので、事前に連絡いただければ助かります

場所:ジュゴン保護キャンペーンセンター関西事務所
       最寄駅~JR・京阪・地下鉄「京橋」駅より徒歩10分ほど
  アクセスはこちらです

参加費:無料

問合せ:ジュゴン保護キャンペーンセンター関西事務所
        TEL/FAX 06-6353-0514 メール info@sdcc.jp
        当日は 090-5882-3629(いけがわ)
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IUCN第6回世界保護会議inハワイの報告 ~9/4ワークショップ

2016年10月05日 | 活動報告

SDCCのIUCN総会への参加は今回で4回目ですが、初めてワークショップ(WS)という
大きな枠組みで辺野古の問題を訴えることができました。
世界的規模で開発と環境の問題に取組むInternational Institute for Sustainable Development(IISD)とパートナーを組み、
発表者に稲嶺進名護市長を迎えたことは画期的であり、意義あるものでした。


WSではまず、IISDのアニカ・タートン(Anika Turton)さんが、
対立や紛争と環境保全の関係を包括的に理解することの重要性ついて説明しました。
紛争や戦争が環境に与える影響はこれまでも指摘されてきましたが、
アニカさんが強調したのは、環境保全への取り組み自体が利害対立や紛争を
誘導すること、同時に保全の取り組みが平和構築へも繋がるという視点でした。


稲嶺市長は、基地建設が予定されている辺野古・大浦湾の自然環境の豊かさを説明し、
そこに膨大な埋立てを行い軍事基地を建設しても「環境に影響がない」「保全策は十分だ」
とした日本政府の環境アセスの問題を指摘しました。
そして多くの専門家や市長自身も、具体的に問題を提示し意見を述べてきたが、
それが無視される形で基地建設が強行されている状況を訴えました。


そして、稲嶺市長は、同基地建設の環境アセスに関するIUCNの3度の勧告に言及し、
IUCNの環境保全の専門機関としての協力を呼びかけました。
この呼びかけはIUCN自体がステークホルダー(関係者)であることを
認識させるものでした。


その後は参加者がグループに分かれて意見交換を行いました。
「先進国日本のアセスがここまで問題であることは理解し難く、
実態はどうなのか」という問いや、「IUCNの専門家にアセスに
関わってもらうべきだ」という提案が出されたりしました。


稲嶺市長の参加は、IUCNに当事者としての役割を問うものとなり、
このワークショップの意義を深めました。
またワークショップ後に、辺野古の問題についてIISDがファシリテーターとして
関われるとの提案があったことも大きな成果でした。

どのように辺野古新基地建設問題をIUCNに対応させるのか。
今後のSDCCの大きな課題です。