ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

IUCN第6回世界自然保護会議inハワイの報告 ~記者会見

2016年09月29日 | 活動報告

 9月4日(現地時間)SDCC主催の記者会見を開きました。
 稲嶺市長、ジュゴンも参加しています。


先ず、吉川秀樹国際担当が「生物多様性豊かな辺野古の
埋立て計画に“影響なし”とした環境アセスは、意見を出した科学者の
名前の公表すらしない非科学的なものである」と説明。


稲嶺市長は、「日本以外でこんなことは起こり得ないこと。
非民主主義的で、地方自治、人権も脅かされる状況にある。
沖縄は何度も選挙で基地NOの民意を示してきたが、本土の
メディアは沖縄の実情を報道せず、海外でも取り上げられて
いない。だからこの会議で世界に発信することにした。
心を開いて信頼関係を築けば、平和をつくることが出来る。
皆さんも広げてほしい。」と呼びかけられました。


海勢頭豊代表は、「ジュゴンは琉球国の平和、航海安全、
豊穣の神であり、ジュゴンを守ることは、自然を守り人類の
未来を守る闘いである。
今回の会議で、絶対平和のジュゴンの精神を、米国をはじめ
世界の人々に広げたい。」と述べました。


 ハワイ在住の映像作家の男性は、「在沖米軍基地の状況がよくわかった。
世界にこの事実を広げ、沖縄が孤立していない事を伝え励ましたい」と発言。


やはりハワイ在住の女性は「はじめて聞いたことだが何か出来ることをしたい。
ジュゴンはどう思っていますか?」とジュゴンに質問。
海勢頭代表が人語を話せないジュゴンの思いを代弁して
「世界平和、豊かな自然と未来を守るために役立ちたい」と答えました。

今回の記者会見はメディアだけでなく、一般の参加者の姿が目立ち、
辺野古が注目されていると感じました。

沖縄に基地を押し付ける政府方針をはっきりと否定し、
未来に、子どもたちのために、豊かな海を残したい
と世界に発信された稲嶺さんの発言は、とても感動的でした。

ZAN

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