２００７年 全１６話 ユン・ゲサン イ・ミヨン イ・ジョンヒョク キム・ウンジュ
ストーリー 孤児で貧しい状況にあっても真面目に前向きに生きていたチェジュンがある日、不慮の交通事故により殺人者になってしまう。最愛の人と誰よりも幸せに暮らそうとしていた新婦ジニョンもこの日、最愛の夫を亡くしてしまう。チェジュンは罪を償いもう一度社会復帰を目指し、好きだったミニが客室乗務員を務める航空会社の整備士として就職する。そこで運命の人ジニョンと出会う。ジニョンの夫を殺した殺人犯がチェジュンとしらないまま二人は惹かれあい、やがて恋に落ちる。それは二人の過酷な愛の始まりだった。
ストーリー ７．５点 役者 ９点（主役二人の演技は必見です。すばらしい！！！） 音楽 ７.５点 涙度 ６点 総合 ８点
正直１４話までは★５でラスト２話が★★★★☆ってところでしたが総合で★５です。ラスト２話はう～～ん。難しいなあ。意外な気もするが、そうよね～って感じもあるんだけど。ちょっと強引な感じがやっぱり出てしまった印象です。それから、、どうなる？っていう夏の香り的な感じですね。これだと私的にはスッキリしないので微妙な感じです。
とにかく、二人の演技につきます。これはドラマ。特にラストはテンションが下がる内容ですが、でも最後のチェジュンの笑顔がやっぱりあ～、見てよかったなって思うのも事実です。演技はすばらしいのですが、最後までやはり、イ・ミヨンさんとゲサン君がど～～しても姉弟って見えてしまって、、、。途中、演技のすばらしさにあまり気にならなくなっては来ていましたが、やはりふと冷静になるとデートシーンとかも違和感あるんですよね。チェジュンはいいんだけどそういう事をもうこの彼女はやらないよな～とか冷めてしまっていて。声も低いし意志の強いジニョンなのでチェジュンにはお似合いなのかもしれませんけどね。
１５話からチェジュンの病気が発覚していきます。ここからは何だか急にまたよくある設定というか、、脳内出血で部分的記憶喪失になるのかしら、、。？それにチェジュンの記憶があいまいになって昔の記憶で行動したりまた現代に戻ったりでまるでタイムスリップ状態。すべてを捨ててチェジュンについてきたジニョンは、、こりゃ、悲しい。この病気も元はといえばやはりあのときのボクシングだしジニョンが責任を感じるのもわかる。全くこの二人はうまく行きかえては障害、また持ち直して障害って感じなんです。そのせいか、後半、２人は号泣シーンが多かったな～。
１６話で手術の決心をするチェジュンですが、その前に二人でデートをしようと買い物や遊園地などではしゃぐ二人。その途中で倒れて病院へ。手術は受けるチェジュンですがその後、、。
あれだけしつこかったヒョンチョルもミニも最後は二人を応援するほうに回ったってたんだけどチェジュンの手術台もヒョンチョルが払ってたのよね、、。ミニも記憶がなくなってたチェジュンにあなたが愛してるのはジニョンよと言って身を引いた感じになってたし、。ミニ義父母たちもチェジュンたちを許すような雰囲気だったしね。最後はゲサン氏の兄嫁を思わせるようなラスト、、、、でした。
これほど演技が上手だな～って感心した俳優さんもいないかも、、と思うくらい終始ゲサン氏は素敵でした。特に後半は彼の申し訳なさの悲しみとジニョンへの愛が全身からにじみ出ているようでずいぶん泣けてきましたよ。終盤、病に倒れますがその彼も本当に病人のようで、、、。これはメロドラマです。本当に。ただドロドロという感じはなくただただ見てよかった～と思える作品でもありました。ゲサン氏のファン方は必見です！！兄嫁の時よりも数段カッコいいと私は感じました。ボクシングシーンではサービスショット満載でしたしね。主役４人にそれほど魅力は感じませんが、チェジュンが自分が犯した罪に自分自身が壊れるほど苦しみ許しを請っている姿に涙せずにはいられません。そしてあまりにも大きな犠牲になることも覚悟してすべてを捨てて彼の元に戻ったジニョン。ジニョンに許しを請うために受けた傷によって実はジニョン自身が苦しむことになる現実。正統派のメロドラマです。見て損はありません。ユン・ゲサン氏の今後がとっても楽しみです。除隊後には申し分のない作品です。