2014年 全16話 イ・ボヨン チョ・スンウ キム・テウ
あらすじ テレビ局で働くキム・スヒョン(イ・ボヨン)は、自身が手がける番組の生放送中に娘のセッピョルを誘拐され、殺害されてしまう。四十九日を過ぎても悲しみに打ちひしがれ、ふさぎ込むスヒョンは、娘の遺体が発見された貯水池で入水自殺を図る。その時、すぐ近くでも元刑事で現在は探偵業を営むキ・ドンチャン(チョ・スンウ)が、ヤクザの女に手を出したとして池に投げ込まれていた。さらに同時刻には、10年前の連続殺人事件の罪で死刑囚として服役していたドンチャンの兄ドンホの刑が執行される。
自殺したはずのスヒョンが目を覚ますと、なぜかセッピョルが殺害される2週間前へドンチャンと共にタイムスリップしていた! スヒョンはこのタイムスリップは神様がくれたチャンスだと考え、今度こそ娘を救うためにドンチャンの協力のもと犯人捜しを始める。
ストーリー 9点 役者 10点 音楽 3点 涙度4点 総合 8点
一度見始めると止まらないほど夢中になれる要素が満載です。総合は★6個ですがエンタメ性は抜群です。そういうジャンルがあれば★7以上でしょう。アメリカドラマの24のような要素もありますし最後の最後まで誰が犯人?ってミステリー要素も途切れることなく続きます。
登場人物も多く、有名な人も多く出ているのでだれが重要な犯人なのかっていう予想もつきにくいし予想しても必ず裏切られます。何度も。どんでん返しの連続がずっと続きます。これは録画してみましたが、最初の1,2話が非常に重要でそれは残しておけばよかったと思ってます。見落としていたりどうなっていたのかが確認したい衝動にもれなくなると思われます。
多くの人がこのドンチャン、チョ・スンウ氏の魅力に翻弄されます。そんなに美形でありませんがとにかく全力で守るし反骨精神とか正義感と行動力や体力すべておいてハンパないんです!これだけ韓国ドラマを見ていても今までにない手法と設定です。だって娘を殺された親が2週間前にタイムスリップをして娘が被害者にならないように守るって話ですから。
運命には逆らえない。未来を知っているがゆえに信用されないスヒョン。タイムスリップなので出来事は同じように起きていくんです。が、やはり変更することによって少しずつ未来は変わっていくんです。セッピョルと一緒に映った写真にセッピョルは消えていましたがスヒョンの行動次第で徐々に映ってくるんです。しかし、、、最後はちょっとあれは??最後の最後まで犯人はわかりません。というか犯人が誰だったら一番驚くか?と考えればよいかもしれません。有名な人がたくさん出ているので怪しくなったとたん態度が豹変するんです。
あの娘役の子、、相変わらず小役ながら素晴らしい。笑顔がかわいいし将来が楽しみです。エンタメ性が抜群ですがしかし冷静になるとなんで?っていう疑問が結構残ります。が、どうでもいいんです。面白いから!なにかもかき消すくらいのインパクトとスピードが感があり常にハラハラドキドキです。こんなの毎週見てたら無理!待ちきれません。ただ、私がいつも高評価にさせていただく作品にはもっと心に響くような温かい幸福感があってこそだと思っているのでラブもほとんどないしエンタメ性に特化した作品だからです。しかし、めったにないほどのクォリティーで怒涛の展開に行きもつけないし、凝視するばっかりで肩も凝るし眠たくもなくなります。強烈な中毒性です。私も作家だったらこんな作品を書きたいです。ナインを書いた方と同じ作家さんのようです。あのナインもすごかったんですけどね。イ・ボヨンさん熱演でしたよね。常に傷だらけだし、たいてい泣いてました。ですけどドンチャン兄のベテラン俳優の方もすごかった。ドラマ好きな人には必須のバイブル作品です。ラスト、、やはり?なのでもったいない作品ですがそのまま受け入れるしかありません。が、その事についても議論できるようであればそれもエンタメ性です。ラストのラストまで入念に作りこまれてる大好きな一品です。