韓国ドラマ大好き

韓国ドラマ、台湾ドラマ、映画やKPOPなどランキングなど。 ★8が最高★7ドハマリ★6結構ハマリ★5軽いハマリ★4普通

一歩を超える勇気 栗城史多

2018-05-21 21:42:49 | 本と雑誌
一歩を越える勇気
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サンマーク出版


登山家の栗城さんが亡くなりました。6年くらい前だったと思いますがたまたま彼の講演会があったので話を聞きに行きました。登山に関してはまるで素人で初めての海外旅行がどこかの有名な山の登山だったと面白おかしく話してくれたのを覚えています。その時もとにかく生きて帰ること、登山は下山が難しいと遭難は下山で多く起こると話しておられたのも思い出しました。エベレストでネットで生中継をやるのが夢と力強く話しておられたんです。彼の本を買い、直接握手してもらって写真も残っております。この本はいいこと書いてありましたよ。
中学生の娘にも勧めて今でも残っております。とにかく平凡でいろんなことに挫折していた自分が夢を持つことで自分の可能性を広げた、っていう体験談に感銘したんです。
8回も登頂にチャレンジされてたんですね、、。まだ35歳。少し前に凍傷で指を9本失ったていう記事も見ておりました。残念です。どうか、、安らかに。

東京ラブストーリー 25年後

2016-02-07 07:00:00 | 本と雑誌
週刊ビッグコミックスピリッツ 2016年9号 [雑誌]
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小学館

東京ラブストーリー DVD BOX
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フジテレビジョン

Oh!Yeah!/ラブ・ストーリーは突然に
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ファンハウス


このタイトルは刺激的です。読んでみたい!!!!!
もう、このドラマど真ん中でこれ見たさに早く帰ったものです。これから続編の話もでてるとか。そう、このドラマのカンチ、リカ、里美、三上 主要キャストの皆様も今でも活躍中でししょ。その子供たちが出てくるようです。カンチの妻は里美ちゃんのまま。リカも結婚して息子がいるとか。

日本のドラマでやはりこのドラマが一番好きかも。ということで実はCS放送で放送が始まったので見ております!あっというまですわ。1時間が。何がいってこのリカのキャラでしょ。当時、よく里美派VSりか派という特集が雑誌に踊ってように思います。男性はカンチのように一度はリカに惹かれるが実際に家庭という将来を考えると里美だなって。この里美はすっごいしたたかで嫌いなキャラでしょ?絶対リカのようになりたいって思ったはず。

何があっても前向きでいつも笑顔なリカ、自分の気持ちに常に正直でまっすぐ向き合って相手にも直球を投げてくる。その直球をかわせずリカに振り回されて疲れちゃうんだよね。
一方、カンチがね~~。当時の織田君が本当にカンチにピッタリでしょ。演技もまだまだ未熟ですがその未熟さがまさにカンチだったんです。愛媛の田舎から状況し、大きな都会でまさに都会の女子リカに圧倒されてしまうんです。その戸惑いを常に心に持ちながら一方で初恋の人、里美がチャラ男の三上に振り回されて泣いてるのを見過ごせない。リカがこっち向いて私だけを!と叫んでもカンチは目を背けるようになるって。恋愛の法則でよくあるパターンなんだけどこの主役の4人の設定がねえ、周りに実際にいるんですよ。身近に!!三上がチャラオなんだけどそういうチョイ悪に真面目な子って弱かったりするでしょ。カンチのほうが幸せになれるとわかりながらもダメ男に惹かれちゃう所があるっていうのはわかります。んで、三上もいつもとは違う大事にしようと思うんだけど普段したことない事って疲れるでしょ。
やっぱりうまく行かないんですよね。その女子の心理をよおおおく描けてるんですよ。これが。今見るとあの大きな携帯電話やポケベル。自宅電話をかけてドキドキしたりして。もどれない時間に戻りたい、、わけではないけどんいいなあって思ってしまう。

今も幸せな生活をおくっていてもあの不安定でそれほどお金もないけど楽しかったなってやっぱり思います。その自由と希望と明日がどれほど貴重だったかが分からなかったあの時代。

何度見ても、あのリカの笑顔とカンチの煮え切れない態度とそれから、、。あの四国の別れのシーン。携帯電話があったらあんな風にならなかったでしょ。便利に思える今の時代では絶対味わえない名シーン。1話からどっぷりハマッテ見返してます。

オレたち花のバブル組 池井戸 潤 ★★★★★☆

2013-08-25 20:36:34 | 本と雑誌

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あっという間に読みました。半沢直樹東京編の原作本です。久しぶりに続きが気になり一気読みでした。夢中になるっていう感覚が少し戻ってくるくらいでした。ドラマは後半に向かうところですが、前半のストーリーも少し変更してあるのでこの原作がどこまで、っていう気もしますがこのドラマ化もワクワクします。読んでる段階で登場人物はすべてドラマのキャストと重なりセリフも堺さんの声で聞こえるくらいです。上司に媚びることなく正義を貫く半沢直樹ですが、そこにたどり着くまでも圧巻です。啖呵をきるところがたくさんあってこれを読んでスッキリするサラリーマンには涙ものじゃないでしょうか。それにしてもバンカーってこんなことに、、、っていう驚きですね。バンカーっていう聖職というイメージがガタ崩れ。いくら小説とはいえ元銀行員の方の小説だと大なり小なりこういうことがあるんじゃないかしら。後半の方が断然面白いです。たぶん、原作を読んでいても十分ドラマも楽しめると思います。是非、一読を。


オレたちバブル入行組 池井戸 潤 ★★★★★

2013-08-15 19:00:03 | 本と雑誌

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今、話題のドラマ半沢直樹の原作本です。面白かったです。ドラマももちろん並行して見ていますが少しストーリーが違いました。ドラマ化して成功する作品は多くありませんがこれは大成功。脚本がいいんでしょうね。役者も大げさというか堺さんが非常に評価されています。何をやっても同じような役者も多いが彼は違う。コメディからシリアスまでなんでもこなす、、実力派です。ドラマを見始めて本を読んだせいか登場人物かもう、すべてドラマの役者に重なります。原作中の半沢直樹のセリフもすべて堺さんの声で聞こえてくるんです。文章も読みやすくあっという間に完読。概ねドラマも原作通りですが大きく違う点が、、。ドラマのオネエ税務官は此の巻では登場しなかったです。堺さんの評価とともに絶賛されてるのがあの片岡愛之助さんです。彼の登場も大成功です。

しかし、銀行に就職だと確かに公務員同様、ずっと安泰の職業かと思いきや、、、、ドロドロなんです。今や大人気作家の池井戸さんも元銀行員。体験に基づいて脚色されているので当然銀行員あるあるなんだと思うとなかなかツライ職場です。銀行が舞台でこんな計画をあの支店長がたててそれがまかり通る目論見こそありえない世界です。部下の手柄は上司のもの、部下の失敗は部下のものというフレーズが何度も出てきます。しかし、あんな風に上司にあからさまに反論する部下なんていないよね、、、。ま、でもその逆転が小説に求める爽快感になってるし。原作では意外と展開があっさりなんです。早いうちにからくりがわかるし、、。断然ドラマの出来がいいんです。大衆小説としては読みやすくいい作品です。次は後半を読書中です。


さよならドビュッシー 中江七里

2012-08-16 00:02:30 | 本と雑誌

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第8回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。選考委員が大絶賛した話題の感動作!
行間から立ち上るドビュッシー「月の光」や、ショパン「エチュード 10-1」の美しい旋律。ピアニストを目指す少女、殺人、そして驚愕のラスト!

あらすじ ピアニストを目指す遥、16歳。両親や祖父、帰国子女の従姉妹などに囲まれた幸福な彼女人生は、ある日突然終わりを迎える。祖父と従姉妹とともに火事に巻き込まれ、ただ一人生き残ったものの、全身火傷の大怪我を負ってしまったのだ。それでも彼女は逆境に負けずピアニストになることを固く誓い、コンクール優勝を目指して猛レッスンに励む。ところが周囲で不吉な出来事が次々と起こり、やがて殺人事件まで発生する――。

確かに、最後はちょっと意外だったかも。いや、、え!って思ったなあ。総じて面白かったです。ピアノを習ってる人には必読です。私も10年以上ピアノを習っていたのでここに登場する曲もある程度わかります。その曲の表現力は確かに素晴らしい。文章から音楽が聞こえてくるようですし、その曲の背景や作曲家の事も書いてあるので興味深いです。ミステリーが絡んであるんですけど序盤はちょっと悲惨な展開にビックリ。表紙からするともっと軽い話と思いきやえ~~!となるくらい主人公が悲惨なことになります。つらいリハビリや体の障害の事やそれにまつわる莫大な遺産をめぐり、、と展開していきます。その生涯からピアニストとしての復活の半ばスポ根物かと思いきや、、、、違ったんです。この中にでてくる岬洋介は魅力的です。天才的なピアニスト、でもその前には実は親の敷いたレールに一度は乗り、司法試験もトップで通過しその後の司法官の研修も成績優秀だったが、音楽の道が捨てきれずピアニストをやはり選んだという異色の経歴。見た目もカッコよく描かれてる王子様的な存在です。最終的には彼が名探偵役です。何となく、この役は妻夫木聡っぽいですが、映画化になる俳優さんのキャスティングは清塚信也さんという実際のピアニストの方が抜擢されているようです。文章力もナカナカです。道徳的な表現もありますし、逆境から立ち向かう勇気や反面、大人たちの策略みたいなものも絡んできてなんというか、ありそうな話になっているので小説なかだけじゃないかなと思う節もあります。この表紙のようなどこか少女マンガ的な要素は岬洋介だけなのでそういったギャップもあります。おそらく、この岬洋介が魅力的なので今後もシリーズ化になるのではと思いますけどね。この遥とはこの話で終わっているのでヒロインがその都度変わるような展開になるのではと思いますけどね。2013年公開で映画化も決まっております。何気に本屋に行ったときにミステリー大賞ということで購入しましたが、おすすめですよ。映画も見に行こうと思います。


秘密 東野圭吾 ★★★★★☆

2011-08-31 00:35:08 | 本と雑誌
秘密 デジタルリマスター版 2枚組(本編ブルーレイ+特典DVD) [Blu-ray] 秘密 デジタルリマスター版 2枚組(本編ブルーレイ+特典DVD) [Blu-ray]
価格:¥ 4,935(税込)
発売日:2011-03-30

秘密 (文春文庫)

秘密 (文春文庫)
価格:¥ 700(税込)
発売日:2001-05

噂通り素晴らしい作品でした。文学作品というほどの文章ではありませんが、読みやすくわかりやすい表現です。容疑者Xはトリックの推理小説でしたがこれはラブストーリー?かもしれません。本当に切ない愛の物語です。最初はありえないなって思いながらなの設定でした。ある日突然バス事故に妻と娘が遭遇し、妻が亡くなってしまう。妻が娘をかばっていたためにほぼ無傷で救出された娘、藻奈美。妻、直子が亡くなった後、目覚めた娘の意識は実は直子だった。夫が亡くしたのは娘だったのか、妻だったのか、、。その葛藤が趣旨続き、夫の苦悩が描かれる。この苦悩が相当きついんです。直子はいいんですよ。若い体を手に入れて自分の過去で悔いがあったことをやり直そうと前向きに毎日を送る。しかし、夫はそばにいるのは妻。当時小学5年生だった娘がだんだん成長していくが、彼はだんだん娘の交友関係が気になり始める。直子は勉強をひたすら頑張り自分の体に宿ったことが不思議だしちゃんと資格を取りたいとのことで医者をめざすまでに勉強に励む。娘が男子学生と仲良くなるのが気に入らない夫は探偵紛いの行動まで起こすが、、、。この辺はちょっと引き気味で本もなかなか読みたいっていう気にもならないほどでした。しかしそのうち、夫はある決心をする。その決意を感じ取った直子もまたある決意をするのだった。

この決意が、、、泣けるんですよ。本当に。最後の数頁でこの秘密の本当の意味がわかりました。女性じゃないとこんな発想もできないとおもうけどそれを考えたのがこの東野さんってことに驚きです。直子にはこの選択しかなかったと思います。それにしても、、、、。思い出しても涙がでます。この物語がどう収拾がつくのかと心配になっていましたが、想像を超えるラストで衝撃でした。終盤にちかづくにつれあ、そうなんだってちょっと安心してた流れでしたが、、それが一変するのです。映画を見てる方はご存知かもしれませんが、私もドラマも映画もみていないので直子の気持ちがじかに伝わってきて読み終わったあともしばらく涙が止まりませんでした。あのまま秘密をしらないほうが彼のためだったと思います。だってこれから先、どうやって生きていくのか、、。辛すぎるでしょ。だって直子の指輪が、、。

白夜行とこの秘密が東野さんの最高傑作といわれているのでいつか白夜行も読んでみたいと思っております。映画化、ドラマ化されていますが映画のイメージがあって藻奈美が広末さんのイメージでずっと読んでしまっていました。とってもいい作品です。未読の方、是非。


サーティーナイン・クルーズ 1巻 ★★★★

2011-04-10 00:50:29 | 本と雑誌

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アメリカで大人気の児童文学です。何でも、スピルバーグが映画化の権利を獲得したのでそのうち映画化予定です。子供に購入しましたが大人でも十分に楽しめるということで私も読みました。

ハリウッド映画にはピッタリのネタです。これが映像化されればおもしろくできるんじゃないかしら。っていう想像が軽くできるほど冒険ファンタジーといいかますか、ミステリーというか、謎解きも入っておりますし、なんというかレイトン教授チックかな。ケイヒル家というアメリカですごい権力をもつおばあさんが亡くなりますが、その遺産っていうのが世界中にある謎を解いて真実にたどり付けって感じの遺言を残して亡くなっていたのです。主人公は、ケイヒル一族の血を引く孫、ダンとエイミーの姉弟です。両親も亡くなり孤児になってしまいます。莫大な遺産の相続人に指名されます。誰も信じてはいけないという弁護士のアドバイス。この言葉がキーワードになるのよ。舞台は世界中。世界中にある39の手がかり探して二人は各国を旅します。ライバルたちがたくさんいる中でたくさんの罠が待ち受けているの。文章表現の未熟さはありますが、子供が読むうちではちょうどよさそうです。この1巻の最後にはあ~、やっぱりって思うところがありますが、でもどんどん面白くなっていきそうで期待感十分です。


彩雲国物語 はじまりの風は紅く 由羅カイリ ★★★★

2011-03-07 01:23:19 | 本と雑誌

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ストーリー 秀麗は彩雲国でもピカいちの名家・紅家のお嬢様。なのに家計は火の車。明日のごはん代を稼ぐため、舞い込んだオイシイ話に飛びついたのはいいけれど、その依頼ときたら即位間もない「ダメ王様」教育係で、しかもお仕事期間中は貴妃として後宮に入れというものだった。ほかに妃嬪のいない空室アリの後宮で、まったく女に興味ナシの困った王様と秀麗師の、奇妙な関係が始まる!

ライトノベルと言うジャンルが存在するのをお友達に教えてもらって読んでみることにしました。表紙は漫画っぽいですが、漫画ではありません。が、少女漫画と小説の中間、、というより少女漫画だったわ。文体は一応、小説ですが所々に出てくる挿絵がイメージを作ってしまって読後はまるで漫画を読んだ印象です。文学作品とは程遠いのでライトノベルという位置付けなんでしょうね。とはいえ、軽いノリなので昔、少女漫画ハマった私には思った以上に楽しめました。ドラマやアニメとは違って自分なり想像できるので意外とドキドキ感があるのです。長いお話のまだ1巻ですので登場人物の印象からいくと宮っぽいです。韓ドラの宮がお好きな方でしたらハマリますよ。中国が舞台らしく出てくる登場人物名前の漢字が難しいので誰だっけ?って思ってしまいまうのが難点。若く美しいが悲しみを背負っている君子(王)と由緒正しき格式の高い姫なのに今は貧しい聡明な秀麗とのまあラブストーリーってところ。イメージ的にはホン・ギルドンのチャンフィなんですよ。この王は。私の中では、チャン・グンソクとユン・ウネちゃんのような組み合わせと想像しております。実写化するのであれば。とまあ、いろいろ妄想してしまっております。

昔の話なので見かけは妾のような形で後宮にはいる秀麗ですが、実は王を教育してほしいという側近からの依頼でアルバイトだったんです。契約結婚のような形で。政治には関心がなく孤独な王っていうことでしたが実は剣術も長けていて、政治の才能も秘めていて、男色家として繕ってはいましたが女性経験も実は結構豊富だったりして。そんな王が秀麗だけは特別ということに気づいていくのです、、。ふふふ、まさにって感じでしょ。1巻を読んでハマってしまって全20巻を大人買いしてしまいました。読むのが楽しみです。


容疑者Xの献身 東野圭吾 ★★★★☆

2011-03-03 09:09:06 | 本と雑誌

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ストーリー 天才数学者でありながら不遇な日日を送っていた高校教師の石神は、一人娘と暮らす隣人の靖子に秘かな想いを寄せていた。彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、二人を救うため完全犯罪を企てる。だが皮肉にも、石神のかつての親友である物理学者の湯川学が、その謎に挑むことになる。ガリレオシリーズ初の長篇、直木賞受賞作。

映画を先に見ていたので何となくトリックは覚えてたんですけど、、。ラストの肝心なところは覚えていなくて、、、衝撃的だったわ。映画では石神が堤真一さんだったんです。でも実際のイメージは温水(ぬっくん)がもっとガッシリとした感じの人なんです。だいたい先に映像を見てしまうと原作を読んでもその人のイメージがずっと付きまとってしまうっていうマイナスを発見したんです。立て続けに原作&映画の形で見てきたのでその対比が興味深ったんです。実際、湯川助教授はもう福山雅治のあの声とイメージでしか浮かんできませんでした。そして靖子も松雪さんがピッタリなので彼女のイメージで想像できました。しかし、この石神はちょっと違うと思います。もっともっとブサイクでないとこの主人公の心情は思い図ることはできないのではないかと。タイトルは献身ですが、まさに、純愛なんです。恐いほどの。石神がこれほどの犯罪を犯す本当の気持ちがずっと隠されていたのです。最後まで。靖子が工藤という男と接近していったとき、工藤に靖子にかかわるなと手紙を送ったのは彼の本心じゃなかった。こんな秘密を靖子との間に持ってしまった負い目で一生、靖子の近くに石神は居続けたいっていう下心というかそんな気持ちも潜んでいるのではと想像していたのです。本当に石神はただただ、靖子を愛してただけだったんです。生涯で最初で最後といってもいい人。決して決して靖子を手に入れたいとかそんな先の事も何も望んでいなかったのです。石神のトリックは天才数学者らしく本当によくできていました。湯川がその謎を解き、真実を靖子に伝えてしまったらやはりそういう展開になります。面白い、、とは言い難いです。石神の気持ちが重すぎてなんだかどんよりしてしまうんです。湯川の言う通り、石神の数学に対する情熱や才能をこんな形で失うのは残念ですが、しかし、石神はほんのわずかでもこんな形でも靖子の心に忘れられない思い出を残せたという点については満足していると思う。読んで損はありません。サクサク読めます。先が気になりますし。ただこれはミステリーじゃありません。容疑者Xつまり石神の純愛なんです。最後の数ページで彼の本当の気持ちがわかります。靖子の隣人であるということがどんなに石神にとって大切な幸せだったのかヒシヒシと伝わってきます。あの3通の手紙はいつから書いていたのかしら。石神は靖子を守りきったと満足かもしれないけど、靖子とは逆に一生、今後石神に負い目を抱えて生きて行くことになります。それが幸せにつながっていく?とは思えないのであんな最後になるんだろうけど。ラストに向かうほど衝撃度が上がってきます。映画を見ていない方にお勧めです。


博士の愛した数式 小川洋子 ★★★★★★

2011-02-01 00:44:26 | 本と雑誌
博士の愛した数式 [DVD] 博士の愛した数式 [DVD]
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発売日:2006-07-07
博士の愛した数式 (新潮文庫) 博士の愛した数式 (新潮文庫)
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発売日:2005-11-26
The Housekeeper and the Professor The Housekeeper and the Professor
価格:¥ 1,225(税込)
発売日:2009-02-03

2004年 全国書店員が選んだ一番売りたい本 本屋大賞第一位

ストーリー  家政婦として働く「私」は、ある春の日、年老いた元大学教師の家に派遣される。彼は優秀な数学者であったが、17年前に交通事故に遭い、それ以来、80分しか記憶を維持することができなくなったという。数字にしか興味を示さない彼とのコミュニケーションは、困難をきわめるものだった。しかし「私」の10歳になる息子との出会いをきっかけに、そのぎこちない関係に変化が訪れる。彼は、息子を笑顔で抱きしめると「ルート」と名づけ、「私」たちもいつしか彼を「博士」と呼ぶようになる。

自然と涙があふれ心温まる純文学です。いつまでも余韻が心に残り、何日も幸せな気持ちにさせてくれ、思い出しては涙に暮れる作品です。その日が嫌な一日であったとしてこの本を読みかえせば全てが忘れられるそんな癒しさえ感じます。何かに迷って悩んで鬱々な日を過ごしてる方、今はやっているようなパワースポットなんぞに行かなくてもこの1冊を読めば何かしら生きていこうとする力なり、他人への優しさなりを受け取ることができると思います。この物語の涙は親子の情でも、男女の契りや別れでもありません。たった80分しか記憶を維持できないこの老人の優しく柔らかい愛情と博士が少年だった時と同じ心をもったルート少年とその母親の確かな絆がそうさせるのです。この物語に博士が好きな野球選手が出てきますがその人が、、実は私が小さい頃近所に住んでたことがある人だったんです。当時は私も子供でさほど野球に興味があるわけではなかったのでふ~~んって感じでしたし3年ほどしてたぶんまたその方は引っ越しをされたと思うので同じ町内の空気を吸っていたであろう期間は短かったと思います。が、その人がこんな風に描かれていて、、偉大さを痛感したというか何度か見かけたことはありましたがもっと話でもしていれば、、なんて思ったりして。別にその人自身には関係ないのに、こんな素敵なエピソードになっていて博士のそのキラキラしたダイヤモンドのようなカードの中にきらめく人となっていると何だか余計に嬉しくて、。最初に登場する博士の義理の姉、、この人イメージ的にはロッテンマイヤーさんだったんですけど、終盤にいくにつれ180度変化していきます。この二人の意外な関係もカギになっていくのですが、博士が事故によって時が止まっているその事実を周りにいる人が優しく守っていき、遠い昔のその時代を共に歩いて行くようになるのです。

千と千尋の物語のという有名なアニメの中にでてくる老婆の言葉に、人はあった出来事は忘れないよ。ただ思い出せなくなるだけ、、と出てきます。博士の病気が進み回路が壊れてしまっても博士の記憶やかけがえのない想いは決してなくならないものなんです。あのカードがいつまでも証明してるのです。

この本は何度でも繰り返し読みたいものです。忘れたくないのです。学生、就職後、結婚後、出産後、壮年期など年を重ねるごとに想う気持ちも変わると思うのです。映画化もされているのでまた近いうちに視聴してみます。本を手に取るだけで温かさが伝わってくるそんな名作です。未読の方、是非。