
「1つの数字で仕事はすべてうまくいく!」 金児 昭著 (成美堂出版) 定価:457円
【この本を読んだ理由】
新聞広告欄で、「1つの数字で仕事はすべてうまくいく!」と言うタイトルに惹かれて・・・
どんなことが書いてあるのか?と興味が湧いた。
【読後感】
この本は、分かりやすい本であった。
著者は、信越化学工業で、38年間、たたき上げた経理・財務マンとしての体験をもとに、わかりやすい会計の本をこれまでに出してきた人である。
今回は、それよりもずっとやさしい会計の本を書こうと思い立ったのが、この本であると言っている。
この本の中で、わたしは、第5章に書かれていた「率先垂範」という言葉に惹かれた。
と言うのは、わたしは、現役時代にモットーにしていたのが、この「率先垂範」という言葉であった。
その前に、山本五十六元帥の言葉、
「やって見せて(模範)、言って聞かせて(指導)、させてみて(実行)、誉めてやらねば(評価)、人は動かじ」の一句を大切にされた話が紹介されていて、感銘を受けた。
著者は、率先垂範で役員机を捨てることができたと言う。
さすがだと思った。
形式や面子に拘らない徹底した合理主義であると思った。
わたしの率先垂範は、到底それには及ばなく、甘いものであったと今更ながら反省をしている。