
「白夜行」 東野圭吾著 (集英社文庫) 定価:1000円
【この本を読んだ理由】
先に、東野圭吾の「手紙」の読後感をブログにした時、「肉屋の息子」さんからのコメントの中に、この本が紹介されていた。
「肉屋の息子」さんが、何故、もう1つ、この本を読んでみないか?と言ったのか、それが知りたくて、この本を読むことにした。
【読後感】
ご覧のように、この本は、かなり分厚い。
総ページ数:854頁。
本当に疲れたというのが偽らざる感想である。
「白夜行」・・・実に変なタイトルである。
著者は、本分中で、2箇所くらい、この本のタイトルを暗示させる文章を披露していたように思う。
白夜とは、北欧にでも行かなければ体験できないもののはずである。
そして、わたしには、神秘的でロマンチックなイメージがある。
ところが、そんな白夜のイメージが、この小説のストーリーからは、とても陰気で暗いイメージに伝わってきた。
殺人事件を扱った小説だから、やむを得ないかもしれないが・・・・・。
そんな理由で、残念ながら、わたしには、この小説からは、「手紙」のような感動やスリルを味わうことが出来なかった。
「肉屋の息子」さんが、わたしに、この本を紹介してくれたのは、わたしが推理小説なら多少分厚くても読める自信がある と書ていたので、この分厚い本を推奨してくれたのかな・・・・・と考えてみたりした。
「肉屋の息子」さん、できたら、本音を教えて下さい。

今朝の積雪は10cmくらいでした。
時々、青空ものぞき、どうやら、富山地方の雪の峠は通り過ぎたようです。