「目からウロコの日本史」 河合 敦著 (PHP文庫) 定価:762円
【この本を読んだ理由】
著者河合敦は日テレ「世界一受けたい授業」に出ていた先生の一人である。
日本史は、高校時代に選考した科目であり、新事実の発見により、昔習ったことがどのように変わったのか興味を持った。
【読後感】
著者は、冒頭で
「絶対にかわらないようで確実にかわっているのが、歴史の世界である。歴史は、新発見があるたびに書きかえられてゆく。」
と述べている。
以下に、わたしの興味があったタイトルを列挙した。
・日本最古の貨幣は「和同開珎」ではなかった
・銭形平次や半七は、本当は昔、庶民の鼻つまみ者だった?
・名奉行ではなかった大岡越前守がなぜ名を残したか
・鎌倉幕府創設は1192年ではなかった
・新撰組を脱走した隊士はその後どうなった?
・幻の芭蕉直筆「奥の細道」発見。現在のものとの違いは?
・遠山の金さんの入れ墨は桜吹雪ではなかった?
「目からウロコ」というよりも、このような気の遠くなるような仕事に熱中している人達に脱帽である。