レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

続エスカレーター改「フラチン屋殺人事件?真犯人ズバリ的中の根拠?アホ高校生の名?推理?」

2012-12-31 00:20:26 | 小説

続エスカレーター改「フラチン屋殺人事件?真犯人ズバリ的中の根拠?アホ高校生の名?推理?」



 「では、
 サツコさんが想定していたことを先にお話します」
 ここから、探るぞ。
 「犯人にさんはいらん、
 サツコでいいんだ!」
 しまった...
 「えー、
 まず、
 サツコ...は、
 僕たちが、
 お昼にそれなりのお肉を食べたい、
と言うことを想定してました」
 「それはもうわかってるから、
 あまり焦らすとなあ」
 やばい。
 これ以上、ひっかからないな。
 逆ギレするかも。 
 「いえ、
 ものには順序がありますので」
 「わかったが手短に頼むよ」
 「はい。
 えー、
 それで、
 彼女はその夜から付け野菜
として使わせるための野菜を腐らせる準備をしました。
 他方で、
 彼女は、
 店長が安い豚肉を例の自殺した店員に包丁で叩かせて、
 柔らかくして焼いて食べる習慣があることを知っていたのです。
 何故、
 それが僕にわかったかというと、
 フラチン屋なのに、
 使い込んだフライパンがあったからなんです」
 どうかな?
 「うん。
 牛肉ではなく、
 豚肉をよくソテーにして食べていたことをフライパンだけでわかるとは、
 さすがだ」
 よし!
 まあ、
 あの店長は豚って感じだし、
 豚の安肉の包丁叩きなら、
 うちのかあちゃんもよくやってるからな。
 「ここで、
 サツコ...は
 野菜による食中毒を、
 汚い包丁で叩いた牛肉をレアで食べたせいにすること
を考えていたんです」
 「あんた、それでいいんじゃない」
 「おかあさま。
 ここまでは完璧ですよ。
 やはり、本当のバカだ、
というのは思い違いだったようですね。
 いえ、余計なことを、失礼」
 あー...
 俺をおだてていたクセに、
 また、疑っていたのか?
 「にいちゃーん、
 本当は頭良かったんだねえ」
 ケチガキの奴!
 あれっ?
 また、あの嗤いが復活した?
 なんだ? あの薄気味悪い嗤いは。
 嫌な予感が...
(続く)



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新第3弾ゾンビ新第3弾ゾンビ「永久の意見」

2012-12-30 23:41:45 | 小説

新第3弾ゾンビ新第3弾ゾンビ「永久の意見」



  「みはる」
 「じゃあ、俺も一緒に帰るよ」
 賢明がそう言うと、
 「あたしも」
 サヤも同じことを言った。
 そして、
  視線は永久に集まった。
 永久は本当は帰りたかった。
 いろいろあって、
 コンクールはどうでもよくなってきた気がしてきたからだ。
 それに、
 なんとなくひさめが恐くなってきたからだった。
 そして、
 永久が吐いた言葉は、
 「ひさめちゃんも帰ろう。
 それなら、
 5人しか残らないだろう」
 だった。
(続く)


本編リメイク「ルシフェルの仮面とミカエルの仮面とフォフォフォの意味と後継者」

2012-12-30 23:32:07 | 小説

本編リメイク「ルシフェルの仮面とミカエルの仮面とフォフォフォの意味と後継者」


 「フォフォフォの意味だよ!」
 「あおむにはそれだけじゃ無理だよ」
 「そうだな。
 後継者は俺じゃなかったんだ。
 というより、
 俺こそ後継者のダミー。
 あおむはそのまたダミーだ」
 「余計、わからんだすよ」
 「奴は、
 何故、
 わざわざ最後にミカエルの仮面ではなく、
 ルシフェルの仮面を被って登場し、
さらにそれをはずして、
 素顔を晒して、
 俺たちを道連れに死のうとしたのか、
 考えろ。
 といっても、
 あおむには無理だな」
 「二人とも僕の機転で助かったクセに意地悪だすな!」


(続く)


レイジーブラザース「喜劇と悲劇のバー!コワコワ!人首酒伝説2」

2012-12-30 23:10:44 | 小説

レイジーブラザース「喜劇と悲劇のバー!コワコワ!人首酒伝説2」



 「なんですか?」
 「あほ?」
 カイミヤマが二人の態度を見て、
マスターにそれ以上話すなという合図をしたが、
 マスターは気づかず、
 「伝説ですよ!」
とだけ言うと、
 「伝説じゃなく、
 事件じゃないんですか?
 たしか、
 なんでも、
 有名な東大生連続殺人犯の犯人は
 マスターさんだ、
と、
 ジュウロウ先生が最初おしゃったんですけどね。
 でも、
 私が嘘だと言ったら、
 素直に認めて、
 それから、どうだったかしら?」
 「いや、
 お嬢さんがマスターを犯人にするのはセンスがないとか、
 わしをからかって、
 どうせ犯人にするなら、
 カイミヤマ先生の方がいいと言いだしたんじゃけど、
 それも違うのなんので、
 それからどうしたかのう?」
 ジュウロウはにたりと笑ってわざととぼけたことを言うと、
 もとこが思い出したように、
 「ああ、
 そうだったかもしれないですわね。
 それで、
 その後、
 3人で適当に酒をバカ飲みしたんですわ」
と言うと、 
 「そうことなんですかあ。
 じゃあ、人首酒伝説は、
 まだ、お聞きじゃない。
 それから、
 人首酒はジュウロウ先生がお造りに」
 「ええ、どちらも。
 お酒の方は、
 ジュウロウ先生が、
 こっそりと、
 胸ポケットから小さな瓶をとりだして、
造ってらしたような気も。
 あー、
 思い出しましたわ。
 最初は青酸カリだとかおっしゃて、
 あたしどもを脅かしてから、
 人首酒の話しが。
 でも、
 それはジュウロウ先生の書いた本の話しかと、
 でも、伝説ということは違うのかしら?」
 もとこが相変わらず怪訝な表情でマスターの方を見ると、
 「伝説は別です。
 それに小さな瓶ですかあ?」
 もとこの言葉に、
 マスターも同じように首を傾げたまま、ジュウロウの方を向くと、
 彼は胸のポケットから、 
 小さな瓶を取り出したのだった。
(続く)





セリフサービス「ミラーマン」

2012-12-30 21:48:47 | 小説

セリフサービス「ミラーマン」


 「ピピー!」
 「ほら、鏡の向こうから笛の音が聞こえたぞ」
 「本当だ!」
 直哉は少し後ろに下がると、
 小声で言った。
 「この鏡はマジックミラーだ」
 「マジック?」
 「こっちからは鏡に見えるが、
 向こうからはそのまま見える不思議な鏡だ」
 「へー。
 あっ、じゃあ、俺たちのやってること、丸見えなのかあ」
 「だから、
 後ろに下がったんじゃないか?
 それに。へへへ」
 直哉は後ろを向いてから向いてにやりと笑ってから、
 龍之介の背後に、
 ぴったり隠れる位置に立った。
 「いいか。
 このマジックミラーの後にミラーマンがいる?」
 「ミラーマン?」
 「鏡に隠れているからミラーマン!」
 「おお、そういうのかあ」
 「よし、
 一度、頭突きをするフリをして見ろ」
 「いいのか、笛が鳴るぞ」
 「大丈夫。
 その代わりフリだけだぞ!
 いいな」
 「ああ、それから、頭突きをする前に
 大声でミラーマン死ね
と言ってみろ」
 直哉にそう囁かれた、
 龍之介は、
 頭突きの構えをすると、
 大声で、
 「ミラーマン! 死ね」
と叫んだ。
(続く) 





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偽カミサン伝説?「悪女よけの像編」234

2012-12-30 09:08:29 | 小説

偽カミサン伝説?「悪女よけの像編」234

 
 大男はその写真を一目見ただけで、
 「違うぞ!
 俺が世話になった女はもっといい女だったな」
と言ったのだった。
 「そうですか。
 うーん。
 あのー、
 ついでですが、
 他の写真も見ていただきませんか」
 山下は内心そうではないかと思っていたので、
 他のトイレ女の似顔絵だとネット上噂される写真
を用意してきていたのだった。
 すると、
 大男が少し偉そうだが、
 「ああ、早く、テーブルに並べろよ」と言ったので、
 山下は用意してきた写真を次々に見せていったのだった。
 そして、
 大男がテーブルに並べた何枚もの写真を見ているうちに、
 「うん?」
と声を上げて、
 1枚の写真を手に取ったのだった。
(続く)


「そして3人しかいなくなった?」89

2012-12-30 08:06:57 | 小説

「そして3人しかいなくなった?」89


 「どうして? タケさん?」
 みつるが訊くと、
 「あと100日ですよ。
 まだ、相当時間がありますよ。
 それに、
 この放送が今なされているのなら、
 もっとたくさんの人に向けられているのではないですか。
 私たち残されたもの3人だけに放送されても
まったく意味ないですよねえ」
と、
 タケは言う。
 「そう言われれば、
 たしかにそうだな?」
 たけるがそう言うと、
 「だとすると、
 この放送はどこか別にある異世界向けのものなのか?」
 みつるはそう言って、巨大ディスプレイを見る。
 そして、
 「画面が変わった!
 今度はうーん?
 見知らぬ所だな」
と、
 みつるがそのまま画面を見ながらそう言うと、
 「あれっ?
 この景色! 
 私がいたところみたいです」
とタケが巨大ディスプレイを見ながら、呟くようにそう言った。
(続く)


サクラナ外伝「あおむの決意」

2012-12-30 07:05:02 | 小説

サクラナ外伝「あおむの決意」



 サクラナの診断結果はあまりよいものではなかった。
 結果を聞いたサクラナの落ち込みもひどかった。

 
  「ウメナに相談があるだすよ」
 「あほ?」
 「僕にお金を貸してくれないだすか?」
 「あほ?」
 「うーん、300万円くらいで済むんだ

と思うんだすがあ?」
 「あほ?」
 「実はだすなあ。
 病院の先生の話だと、
 サクラナさんは店に出ない方がいい
ということだすよ。
 だすが、あのサクラナさんのことだすから、
このままだと死ぬことになるとしても店に出てしまうだすよ」
 「ママ...」
 「で、だすなあ。
 僕が考えるにだすなあ」
 「あほ?」
 あおむは自分の決意をウメナに話したのだった。
(続く)








続エスカレーター改「フラチン屋殺人事件?真犯人ズバリ的中?アホ高校生の名?推理は続く?」

2012-12-30 00:30:26 | 小説

続エスカレーター改「フラチン屋殺人事件?真犯人ズバリ的中?アホ高校生の名?推理は続く?」



 「えー、
 刑事さん、
 今回の事件のポイントは、
 主犯の意図とは、
 違う結果が発生したことなんです。
 そこが、
 ひとつの盲点だったのです」
 「そう。
 わかっているなら、
 君もわかるだろう。
 この事件の怖さが、
 だから、
 もう意地悪はやめた方がいいな」
 当たったー!
 よし!
 怖さと言えば!
 「この事件のキーワードは、
 ズバリ!
 バチなんです」
 「あんた!
 バチってねえ!
 本当にわかってるの?」
 かあちゃん、
 これで多分いいんだよ!
 「おかあさま、
 せっかく、
 事件の核心に迫っていたのに、
 彼の焦らしのペースに、
 はまってはいけません。
 この後が肝心なんです。
 くどいが、
 そんなに意地悪しないで!
 君もバチは怖いんだろ!
 まあ、
 レベルは違うけどな」
 よーし!
 また、当たった!
 サツコが死んだのはバチだ!
 想定外の出来事!
 さあ、
 ケチガキ!
 俺の名推理聞いて驚くな!



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新第3弾ゾンビ「もとめが消えた理由?」

2012-12-29 23:41:23 | 小説

新第3弾ゾンビ「もとめが消えた理由?」



 「どうして?
  ひさめちゃん?」
 永久が少し驚いたようにひさめの方を見る。
 「あたしはもとめ先生が逃げたというのが信じられないの?
 これはもとめ先生の作戦じゃないかと思うのよ。
 すんなりメンバーを選考するための」
 ひさめが突然そんなことを言いだす。
 「あー、それじゃあ、わざと生徒の一部を帰らせて、
残りの生徒を選ぶということ?」
 賢明がひさめに訊く。
 「あたしはそうだと思う。
 多分、もとめ先生自身、
 さっきまでのやりとりで選考に迷いが生じたんじゃないかしら。
 校長先生との関係もあるから、
 言い訳できるように、
 こういう作戦を立てたんじゃないかしら」
 「そういうこともありえるだすな。
 ひさめちゃんは賢いだすなあ?
 僕は、
 そこまでもとめ先生がずる賢いとは思わなかっただすなあ」
 たまおがイヤミにも聞こえる言い方をするが、
 ひさめはまったく気にしない。
 「もとめ先生は賢いから、
そのくらい考えてもおかしくないわよ」
 ひさめはたまおの方を見てそう言う。
 「あのー、僕はそれでも帰るぞ」
 みはるはひさめの方を見ないで、
そう言った。
(続く)



本編リメイク「ルシフェルの仮面とミカエルの仮面の意味と動機」

2012-12-29 23:35:20 | 小説

本編リメイク「ルシフェルの仮面とミカエルの仮面の意味と動機」


 「どっちも同じことだすよ。
 だすが、
 動機が僕にはわからんだすな。
 皆殺しならもっと前にできたはずだすのに、
 今頃、自らの死までかけて
僕たち全員を殺そうとするなんてだすな」
 「あおむにはわからないだろうな」
 「ああ」
 「どういうことだすか?」


(続く)


レイジーブラザース「喜劇と悲劇のバー!コワコワ!人首酒伝説」  

2012-12-29 22:18:58 | 小説

レイジーブラザース「喜劇と悲劇のバー!コワコワ!人首酒伝説」
 


 「まあ、本物ということはなかろう。
 わしも居眠りしたしのう。
 みんな、
 もうかなり酔っていたからのう?
 こうして、お嬢さん二人が無事なところを見ると、
 あのエキスは偽物の可能性が高いんじゃないかのう」
 ジュウロウはそう言って、とぼけてみせた。
 「そうなら、
 よろしいんですが、
 でも、
 たしか、
 真偽不明とか?
 本当に、
 アレ
って本物じゃないですわよねえ?
 最初は単なる悪戯かとは思ったんですけど、
 何か、
 ジュウロウ先生からそう言われたらなんとなく気持ち悪くなって、
 そこら辺の酒ガブ飲みしてしまって、気づいたら、眠って...」
 「あほ!」
 ジュウロウが二人の顔をよく見ると、
 たしかに、相当酒を飲んで疲れたような顔をしていた。
 マスターは、
 もとことウメナの顔色が悪いので、
 カイミヤマの顔をちらっと見た後、
 「それで、お嬢さん、
 人首酒伝説も聞いたんですか?」
と余計なことを訊いてしまったのだった。
(続く)



セリフサービス「再び笛吹き男」

2012-12-29 22:02:56 | 小説

セリフサービス「再び笛吹き男」



 「ピピー!」
 龍之介が頭突きをしようとした瞬間、
例の笛の音がした。
 「おー、やっぱり罠かあ」
 龍之介が悔しそうな顔をする。
 直哉は、 
 辺りをきょろきょろ見回すが、
 笛の主は見えない。
 「おい、もう一回」
 「そうか! よし!」
 龍之介はそう言うと、
 再び、鏡に向かって、頭突きしようとした。


 「待て、ちょっとだけいいか?
 やっぱり、この店のどこかに笛吹き男が隠れているかもしれない」
 「おお、それはわかってる。
 でも、こういう場合は、キンキュウなんとかじゃないのか?」
 「いや、ちょっと待てな」
 「モノには、
 キンキュウなんとかは通じないのか?
 だったら、
 もし、
 鏡割ったら弁償だと言われて、
 この一万円没収されるのか?」
 「いや、そうじゃなくてな」
 直哉と龍之介はこそこそ話す。
 「鏡を壊させたかったら笛は吹かないさ?
 違うか?」
 「おお、そういうことか?」
 「そういうこと!
 鏡を壊そうとする前に、
 笛を吹いたということは、
 まさか、
 その手に出るとは思わなかったんだよ」
 「じゃあ、行くか」
 「待て。
 ここが頭の使いようだ?」
 直哉は、
 龍之介の耳元で何か囁いた。
 「わかった」
 龍之介はそう言うと、
 再び、
 鏡に向かって、
 頭突きしようとした。




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