新第3弾ゾンビ「もとめが消えた理由?」
「どうして?
ひさめちゃん?」
永久が少し驚いたようにひさめの方を見る。
「あたしはもとめ先生が逃げたというのが信じられないの?
これはもとめ先生の作戦じゃないかと思うのよ。
すんなりメンバーを選考するための」
ひさめが突然そんなことを言いだす。
「あー、それじゃあ、わざと生徒の一部を帰らせて、
残りの生徒を選ぶということ?」
賢明がひさめに訊く。
「あたしはそうだと思う。
多分、もとめ先生自身、
さっきまでのやりとりで選考に迷いが生じたんじゃないかしら。
校長先生との関係もあるから、
言い訳できるように、
こういう作戦を立てたんじゃないかしら」
「そういうこともありえるだすな。
ひさめちゃんは賢いだすなあ?
僕は、
そこまでもとめ先生がずる賢いとは思わなかっただすなあ」
たまおがイヤミにも聞こえる言い方をするが、
ひさめはまったく気にしない。
「もとめ先生は賢いから、
そのくらい考えてもおかしくないわよ」
ひさめはたまおの方を見てそう言う。
「あのー、僕はそれでも帰るぞ」
みはるはひさめの方を見ないで、
そう言った。
(続く)
本編リメイク「ルシフェルの仮面とミカエルの仮面の意味と動機」
「どっちも同じことだすよ。
だすが、
動機が僕にはわからんだすな。
皆殺しならもっと前にできたはずだすのに、
今頃、自らの死までかけて
僕たち全員を殺そうとするなんてだすな」
「あおむにはわからないだろうな」
「ああ」
「どういうことだすか?」
(続く)
レイジーブラザース「喜劇と悲劇のバー!コワコワ!人首酒伝説」
「まあ、本物ということはなかろう。
わしも居眠りしたしのう。
みんな、
もうかなり酔っていたからのう?
こうして、お嬢さん二人が無事なところを見ると、
あのエキスは偽物の可能性が高いんじゃないかのう」
ジュウロウはそう言って、とぼけてみせた。
「そうなら、
よろしいんですが、
でも、
たしか、
真偽不明とか?
本当に、
アレ
って本物じゃないですわよねえ?
最初は単なる悪戯かとは思ったんですけど、
何か、
ジュウロウ先生からそう言われたらなんとなく気持ち悪くなって、
そこら辺の酒ガブ飲みしてしまって、気づいたら、眠って...」
「あほ!」
ジュウロウが二人の顔をよく見ると、
たしかに、相当酒を飲んで疲れたような顔をしていた。
マスターは、
もとことウメナの顔色が悪いので、
カイミヤマの顔をちらっと見た後、
「それで、お嬢さん、
人首酒伝説も聞いたんですか?」
と余計なことを訊いてしまったのだった。
(続く)
セリフサービス「再び笛吹き男」
「ピピー!」
龍之介が頭突きをしようとした瞬間、
例の笛の音がした。
「おー、やっぱり罠かあ」
龍之介が悔しそうな顔をする。
直哉は、
辺りをきょろきょろ見回すが、
笛の主は見えない。
「おい、もう一回」
「そうか! よし!」
龍之介はそう言うと、
再び、鏡に向かって、頭突きしようとした。
「待て、ちょっとだけいいか?
やっぱり、この店のどこかに笛吹き男が隠れているかもしれない」
「おお、それはわかってる。
でも、こういう場合は、キンキュウなんとかじゃないのか?」
「いや、ちょっと待てな」
「モノには、
キンキュウなんとかは通じないのか?
だったら、
もし、
鏡割ったら弁償だと言われて、
この一万円没収されるのか?」
「いや、そうじゃなくてな」
直哉と龍之介はこそこそ話す。
「鏡を壊させたかったら笛は吹かないさ?
違うか?」
「おお、そういうことか?」
「そういうこと!
鏡を壊そうとする前に、
笛を吹いたということは、
まさか、
その手に出るとは思わなかったんだよ」
「じゃあ、行くか」
「待て。
ここが頭の使いようだ?」
直哉は、
龍之介の耳元で何か囁いた。
「わかった」
龍之介はそう言うと、
再び、
鏡に向かって、
頭突きしようとした。
<a href="http://novel.blogmura.com/novel_comedy/"><img src="http://novel.blogmura.com/novel_comedy/img/novel_comedy88_31.gif" width="88" height="31" border="0" alt="にほんブログ村 小説ブログ コメディー小説へ" /></a><a href="http://novel.blogmura.com/novel_comedy/">にほんブログ村</a>
偽カミサン伝説?「悪女よけの像編」233
山下が、例の大男の会社に向かうと、
その会社は某有名企業のビルのワンフロアーの3階にあった。
山下は、
その会社に行く前に住所から所在を調べるまでは、
名刺上○○ビル3階とあったので、
小さな雑居ビルにある小さな会社だと思い込んでいたが、
受付には、二人の女性もいて通された応接室も
かなり広く立派なものだったので、
山下は例の大男がいったい何の商売をやっているのか
気になりながらも、
通された応接室で大男が来るのを待っていると、
大男は、
以前会ったときとは見るからに違う仕立てのいいスーツ姿で現れた。
「すいません。
突然、お邪魔しまして、
実は」
山下がその姿を見て、
思わず立ち上がって挨拶をすると、
「挨拶なんていいから、早く座れよ。
で、急な用件って何だ?」
大男は先にソファーに腰掛けると、
山下にもソファーに腰掛けるよう言ったので、
山下は、
「はっ!
では、遠慮なく、
実は...」
と言ってから、
例の喫茶店で起きた出来事を簡単に話してから、
喫茶店で会った女の似顔絵画像をプリントアウトした写真を取りだしてから、
大男の前のテーブルに上に置いたのだった。
(続く)
「そして3人しかいなくなった?」88
「今、テロップみたいな文字が出てるな。
ここからじゃ読めないからもっと上がろう」
みつるの言葉に、
3人は非常用の階段を上った。
そして、
6階くらいの位置で止まった。
「巨大隕石衝突まで後100日...」
「そんなあ?
だから、みんな避難したのか?」
みつるとたけるがディスプレイ上の文字を見て動揺していると、
「なんか、それおかしいですよ」
と、
タケだけは冷静にそう言ったのだった。
(続く)
サクラナ外伝「無理し過ぎ?サクラナ」
「あんた大丈夫?
顔色悪いわよ」
「そうだすなあ」
「ママ」
「大丈夫よ」
「リハビリに専念した方がいいんじゃないだすかあ?」
「そうよ。
そうやって中途半端に仕事してると、 ストレスもたまるし、
運動不足になるから、血行にも悪いんじゃない?
あんた、
もう2回も倒れてるだから、
次倒れたら、もう終わりよ」
「大丈夫よ!」
「だすが、辛そうだすよ。
病院には行ってるだすかあ」
「いいの!」
サクラナは店に出てくるようになったものの、
相変わらず左半身の麻痺が残っていて、
たいした仕事はできていなかった。
そればかりか、
そういう自分にストレスがたまるのか、
体調もさらに悪化したような感じで、
以前よりやつれた感じになっていた。
それでも、
サクラナは意地になっていた。
「わかっただす。
だば、3日に一度にするだすよ。
明日は僕も店を休むだすから、
一緒に病院いくだす。
先生がもっと店に出ていい
と言ったら、回数を増やすだすよ」
あおむは意固地なサクラナに一つの提案を出した。
(続く)
有頂天?アイドルレイジー編「意味ちゃう!登り詰めた後は落ちるだけ?シャ○ピー忘れてませんか?」
*ピー様は中国だけだった!
そなこた「人気絶頂から、
何それ?
あー、いたなあ?
まで、
そんな面子が揃ったランキング!
さあ、
どんなランキングでしょう。
明日は大掃除で、
埃まみれ!
がヒント!
ほな!」
10023票
嵐 |
5306票
AKB48 |
5178票
SMAP |
4位 |
2505票
EXILE |
5位 |
1211票
ももいろクローバーZ |
6位 |
600票
KinKi Kids |
7位 |
394票
モーニング娘。 |
8位 |
236票
SPEED |
9位 |
197票
V6 |
10位 |
153票
おニャン子クラブ |
1位 |
123票
TOKIO |
12位 |
85票
Fairies |
13位 |
55票
MAX |
14位 |
33票
アイドリング!!! |
15位 |
1584票
その他 |
集計期間:2012年12月10日~2012年12月28日 情報提供:NTTドコモ「みんなの声」調べ(12月調査)
口パク?AKB19「それにはワケがあるんです?でも、ソロなら負けないわ」
そなこた「易門!
どんなAKB?
ほな!」
2465票
大島優子 |
1322票
高橋みなみ |
967票
柏木由紀 |
4位 |
838票
篠田麻里子 |
5位 |
756票
渡辺麻友 |
6位 |
749票
板野友美 |
7位 |
366票
島崎遥香 |
8位 |
343票
梅田彩佳 |
9位 |
339票
秋元才加 |
10位 |
313票
小嶋陽菜 |
11位 |
192票
松井珠理奈 |
12位 |
188票
横山由依 |
13位 |
127票
宮澤佐江 |
14位 |
115票
峯岸みなみ |
15位 |
84票
河西智美 |
16位 |
51票
佐藤亜美菜 |
16位 |
51票
片山陽加 |
18位 |
46票
高城亜樹 |
19位 |
38票
北原里英 |
20位 |
1300票
その他 |
集計期間:2012年12月21日~2012年12月28日 情報提供:NTTドコモ「みんなの声」調べ(12月調査)
刺青?女優レイジー編「なめたら落ちるぜよ!チンピラの玉袋も縮む?実はただの強面顔のオバハン!」
そなこた「はい、
常連様のおでまし!
あれと言えば刺青だが、
実は偽物?
舐めたらあかん!
さあ、
どんな役が似合うオバハン連中でしょう!
ほな!」
6171票
米倉涼子 |
2218票
杉本彩 |
2089票
天海祐希 |
4位 |
1579票
鈴木京香 |
5位 |
1101票
真矢みき |
6位 |
921票
江角マキコ |
7位 |
876票
浅野ゆう子 |
8位 |
871票
小池栄子 |
9位 |
744票
中谷美紀 |
10位 |
668票
松雪泰子 |
11位 |
526票
黒木瞳 |
12位 |
436票
檀れい |
13位 |
358票
篠原涼子 |
14位 |
338票
松嶋菜々子 |
15位 |
235票
深田恭子 |
16位 |
169票
菅野美穂 |
17位 |
141票
永作博美 |
18位 |
102票
小泉今日子 |
19位 |
83票
大塚寧々 |
20位 |
611票
その他 |
集計期間:2012年12月21日~2012年12月28日 情報提供:NTTドコモ「みんなの声」調べ(12月調査)
第3弾リメイク「全員揃う前に」
「永久くんこの中に入って大丈夫?」
キミカが何かを思いだしたような永久に訊くと、
「ああ、入らないとダメだよ」
と、
永久がそれだけ言うと、
「じゃあ、この扉開けるから」
と言って、
キミカが目の前の小屋のような部屋の扉を開けたのだった。
(続く)
新作ディープ(?改)「ヘボ?探偵木太郎、ヘボ?探偵くそたの推理ミスに気づく?」
「もとめ殺しの現場はここからもしれないな。
あのとき、残った3人の服に血がついてないのが、
3人が犯人ならおかしいと思ったんだ。
うーん...
だけど、
姉が殺されたというときに、風呂に入るのか?
待てよ...
本当にもとめも共犯なのか?
くそたも俺と同じでそう思っているみたいだが...
うーん...」
木太郎はぶつぶつ言いながら、
ふと、ベッドの上で、手を組んで横たわっているもとめを見て、
「黒幕はもとめを自殺に見せかけて、
最初の計画ではただの事故か、
もとめを犯人にして、この事件を終える予定だったのか?
それとも、
最初から、
もとめも殺す気だったのか?
ターゲット、
ターゲット、
ターゲット...
そうか!
それでは、
ターゲットを殺せない...」
木太郎はぶつぶつ言いながら考えていた後、
少し大きな声を出すと、
「動機は共犯者ごとに違ったんだ」
と、
さらに大声を出すと、
すぐにまたくそたたちのいる部屋に戻っていったのだった。
(続く)
第??弾「ミケーレの蒼き仮面」第五章235
「うまく行ったねえ」
「うん」
うまく、その場から離れることに成功した二人が空中から
地上を眺めながら、喜んで話していると、
「大丈夫ですか?
ラーメン様も肺女ハイジ様もご機嫌ななめでしたよ」
と、
カマキリ鳥が心配そうに声をかけたが、
「ポーさえ、見つけて、あそこにつれて戻ればいいんだよ」
「そうだよねえ。ウトー。
それよりもさあ、
なんか、おなかすいたねえ」
ウトーもパティもまったく気にかけず、
パティの方は腹が減ったと言いだした。
「僕もそうなんだ。
なんか、
最近、パティと気が合うねえ」
「ウトー、そうかもね。
カマキリ鳥さん、
どこか、
おいしい魚介類がありそうな岩場を見つけて、
ポーを探す前に、
まず、
腹ごしらえしようよ」
「そうだよ。
カマキリ鳥、
あそこに海が見えるから、
そこまで猛スピードで飛んでいってよ」
と、
ウトーとパティがポーのことは二の次にして、
そんなことを言ったが、
実は、
カマキリ鳥も腹がすいていたので、
「わかりました。
ご命令に従います」
と、
万一、後で叱られた場合のことを考えて、
自分もそうだとは言わずに、
命令に従うだけのような返事の仕方をしたのだった。
(続く)
カミサン伝説20「ハッピー編」358
直哉はこのとき、思ったことを言葉にだそうかとも思ったが、
ある人物の顔が浮かんだので、すぐ言葉が出なかった。
「やっぱり、嫌ですよねえ」
「そんなことはないです。
それよりも...」
直哉はこのときも言葉が続かなかった。
「いいんですよ。
今日、お会いしたばかりですし...」
ハルカは笑顔を造ってはみたが、
その目は少し悲しそうだったので、
直哉は、
「実は、実は...」
そこまで言葉が出たが、
その後の言葉が同じく続かなかった。
「あらっ?
なんか、あたしのことじゃないことなんですか?」
ハルカは直哉の表情を見て、思ったことを口にすると、
「正直に言います。
僕ははじめてお会いしたときから、素敵な女性だ
と思っていて、今、病気のお話を聞いても、それは変わりません。
ですが、
正直にお話ししますと、
僕と付き合うことで、ハルカさんを傷つけることになるかもしれませんし、
僕には、僕自身のことを正直に話す勇気はないんです...」
「はあ?」
ハルカには直哉が何を言いたいのか、
そのときはわからなかったので、
じっと直哉の目を見つめると、
直哉は思わず俯いてしまったのだった。
(続く)