レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

新第3弾ゾンビ「サヤの真カミサン伝説2」

2012-06-20 23:40:31 | 小説

新第3弾ゾンビ「サヤの真カミサン伝説2」


 サヤは口を拭うと、
 「続けます。
 えー、その貧乏な家の子が、

 「これはカミサン人形ですから、
 そんなことをわざとすると大変ですから、もうやめてください」
と、
 泣きながら頼んだんですが、意地悪な姉は聞く耳を持たず、
 逆に、
 妹に、
 「あんたの罪だから、
 あんたこの人形二つの首をちぎりなさい」
と怖い顔で言ったんです。
 貧乏な家の子は
 「この人形を差し上げますから、
首をちぎるのだけはやめてください。
 これはカミサン人形なんです。
 本当です。
 許してください」
って頼んだんですけど、
 意地悪な姉はその言葉に逆に腹が立ったのか、
 「ふざけんじゃんないわよ。
 あんた、こんな汚らしい人形を差し上げますだと、笑わせないでよ」
と怒鳴りだすと、
 妹に隠し持っていた包丁を突きつけて、
 「あんた、その人形をビリビリに破いて、トイレに流しなさい。
 そうしないと、殺すわよ」
と凄い形相で妹に迫ったので、
 妹は泣きながら、
 「ごめんなさい」
と言うと、
 その子からカミサン人形を取り上げて、
ビリビリにやぶりまくって、
最後はトイレに流してしまったんです」
 そこまで話すと、みんなの顔を見て、
 サヤは話しの内容とは逆のような微笑みを浮かべたのだった。
(続く)

 


本編リメイク「木太郎といつき、エイタとあおむ」

2012-06-20 23:37:49 | 小説

本編リメイク「木太郎といつき、エイタとあおむ」


 いつきは、
 少しづつ暗くなって行く中、
 早足で、 
 スコップで地面を叩いた跡を頼りに前進していたが、
 ふと、
 自分がうっかり眠り込む前に、
 すでに辺りが暗くなり始め、西に太陽が沈みかけていたのを思い出し、
 自分が眠っていたのは、
 自覚しているほど長時間ではなく、
 短時間だったのだ
と確信した。
 そして、
 そうだとすると、
 木太郎が視界にいてもいいのではないかと考えた末、
 マヌケなところのある木太郎が落とし穴に落ちてしまったのではないか、
とも思い、
 「木太郎!
 落とし穴に落ちていないか!
 木太郎!」
と、
 大声を出しながら前進したが、
 木太郎からの返事はなかった。
 
 
 「はー...
 あおむ、ちょっと休憩」
 「もう日が暮れるだすよ。
 もう少しがんばるだすよ」
 「日が暮れても、
 外灯が見えてきたから、
 どうにかなるさ。
 それより、
 まだ、電波が入らないとはな。
 あー...
 何かの車でも通ってくれればいいんだけどなあ」
 エイタは、
 さすがに疲れたのか、
 せっかく道路に出たのに、
 その場で座り込んでしまっていた。
 「僕らはいいだすけど、
 木太郎さんといつきさんの方が心配だすよ。
 僕は休まず走り続けるだすから、
 エイタさんも休むのは少しだけにしてがんばって追いかけてくれだすよ」
と、
 あおむが座り込んでいるエイタを励ますように声をかけると、
 「たしかにそうだな。
 はー...
 さすがにバテたんで、
 すっかり...
 わかった。
 もう少しがんばるから、
 二人で行こう」
 エイタはそう言うと、ゆっくりと立ち上がったのだった。
(続く)


「トイレ女ショート!ザ・サード」「VSミスターとぐろマン!上から下からどうぞ!」

2012-06-20 23:34:52 | 小説

「トイレ女ショート!ザ・サード」「VSミスターとぐろマン!上から下からどうぞ!」


 *残念... また、復活!
 *超ショート!
 *想像は現物だけに! スルーおすすめ。


 続き!
 その男は、
 その多数のモロコシを前に、
 必死に耐えていた。
 だが、
 偽トイレ女は、
 「上から下からどうぞ!」
と、
 まるで、
 ただでさえ汚いトイレなので、
 汚してもかまわない
という感じで、
 扉の向こうから、
 唄うような声で、
 そうのたまったのだ。
 男は、
 その声を聞き、
 いや、
 もう我慢できずに、
 上下から...

 .....

 想像厳禁でショート!

 もちろん、
 その、
 
 「上から下からどうぞ!」

の意味が男の考えたこととは違うことは言うまでもないのだあ...


 バーイ!


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新カミサン伝説?ホラの像編改39

2012-06-20 22:11:14 | 小説

新カミサン伝説?ホラの像編改39

 
 ハゲタ木太郎教授が、 
 フケタのアパートに到着すると、
 フケタを太郎とジュンが慰めていた。
 「どんな顔になったんだ?」
 「いえ、それが、教授が来るまでは絶対に見せたくないということで」
 太郎が言うと、
 「ひょっとこみたいな顔か?
 それとも、
 福笑いみたいな顔か?」
 教授は、
 何故かうきうきとした感じで言うと、
 「それがなんとも」
 太郎は答えた。
 そこで、
 教授は、
 「さあ、
 私が来たんだから恥ずかしがらず、
 見せなさい。
 この像が本物なら、
 治るどころか、
 前よりもっとマシな顔になるからな。
 さあ、
 ベッドになんか、
 寝てないで起きるんだ!」
 教授が少しきつい感じで言うと、
 フケタはタオルケットを被ったまま、 起き上がった。
 「さあ、それも取れ」
 教授がさらにきつい感じで命令すると、
 フケタが、
 そっとタオルケットを取った。
 そのとたん、
 太郎とジュンはびっくりして後ずさりしたが、
 教授にとっては、
 想定の範囲内だったのか、
 大笑いした。
 フケタの顔は正面から見ると、
 おでこの辺りに口があり、
 口があったところの下くらいに、
 鼻が逆さについていて、
 顎の下に耳が左右対称についていた。
 そして、
 横から見ると、
 右の耳の辺りに目がひとつ、
 左の首の横の付け根辺りに目がひとつついていた。
 目から水滴が垂れていたので、
 泣いているようだったが、
 その姿からは、
 泣いているようには見えない感じだった。
 「喉が渇いただろう。
 その目の位置じゃ、
 うまく飲めないだろうから、
 太郎かジュン、
 どっちか水を汲んで来て、
 飲ませてやれ」
 教授がにやにや笑いながら、
 ジュンと太郎に命令すると、
 二人とも逃げるように、
 キッチンへ行った。
 「記念というか、
 研究の成果のために写真でも撮るか」
 「教授、それだけは...」
 「早ければ、
 明日にはなんとかなるから、
 後は笑い話だ。気にすんな」
 教授はそう言って、
 フケタの顔を、
 自ら持参してきたデジカメで、
 いろんな方向から嬉しそうに撮ったのだった。
(続く)




偽カミサン伝説?「悪女よけの像編」45

2012-06-20 09:05:06 | 小説

偽カミサン伝説?「悪女よけの像編」45


 「それがだな。
 ひとつは死んだ男たちはみな像を手放した後、死んでるのさ」
 「それは、
 もう悪女につかまった後だから、
 像の効果ではなく、
 ただ、
 悪女のせいだということで説明はつかないのか?」
 「そうか。
 邪心を持って悪女よけの像を所持してると、
 悪女が寄ってくる
というバチがあたるという解釈だな。
 まあ、
 それはそれで一理あるか。
 でもな。
 他のは難しいぞ。
 ひとつは寄ってきた女と男女の関係になる前に、
 その像を手放した男は無事なんだ。
 これもおかしな話しだろう。
 さらに、
 一番、
 おかしなことは、
 3人のうちの1人は、
 何も知らないで、
 像を貰っただけなのさ。
 だから、
 邪心なんてないのに、
 悪女につかまって死んだわけさ。
 これだと、
 噂の像が、
 悪女よけの像だ
ということの説明はつかないだろう。
 邪心を持っていなかったんだから、
 悪女が寄ってくるはずないからな」 
 「うーん。
 たしかに、
 邪心を持っていないのに、
 悪女が寄ってきたというのは、
 おかしいな。
 なら、
 3人目の男の相手は、
 像とは関係なく、
 たまたま、
 死んだだけじゃないのか?」
 「たまたまねえ。
 たまたまかそうじゃないかの違いはよくわからないけど、
 そうかもな。
 たしかに、まだ、3人だけだからなあ?
 じゃあ、
 おまえは、
 噂の像はどうしても悪女よけの像だ
という意見に変わりがないんだな」
と、 
 何故か、
 その男が少し表情をやわらげた後、
 もうひとりの男に念を押すように訊くと、
 「ああ、間違いないさ」
と、
 もうひとりの男は力強く答えたので、
 「わかった。
 じゃあ、そこまで自信があるなら、
 これからだすものを受け取ってくれるだろうな」
と言って、
 男はにやりと笑うと、
 持っていた鞄を開けたのだった。
(続く)

 


サクラナ外伝フォー第2章「空室」

2012-06-20 07:04:18 | 小説

サクラナ外伝フォー第2章「空室」


 それから、
 数日後、
 夕食のとき、
 「あのー、
 下の階のワンルームで空室が出たんですけど」
 ユリカがそんな話しをし始めた。
 サクラナ、あおむ、ウメナは無関心でそのまま食事を続けていたら、
 「ねえ、
 朝のトイレとか、夜のお風呂が少し慌ただしいから、
 寝るときだけでも、
 あおくん、
 そこまた、格安で貸してもらって、
 そっちに移ったら」
と、
 タマキが突然言いだしたのだった。
 「僕がだすか?」
 驚いて声をあげたあおむの方は見ず、
 サクラナはユリカの方をちらっと見てから、
 タマキの方を見て、
 「それより、
 あんたが移った方がいいんじゃない?
 一番、朝遅いんだから」 
 「それも、
 そうだけど、
 サクラナだって、
 そうだと思うけど、
 あおくんが一緒だ
とお風呂上がりに着替えないといけなくて、
下着だけでビールとか飲めないじゃない。
 後、化粧とかもあるしね。
 部屋が変わっても相変わらず、
 あおくんの部屋が一番小さいから、
 どうせ寝る前くらいだから、
 そっちの方がいいんじゃない」
 サクラナは、
 タマキとユリカが考えているのは
 あおむをウメナと自分から離そうという魂胆ではないか、
と思ったので、
 わざと
 ウメナに意見を訊いた。
 「ウメナは
 あおくんとずっと一緒にいた方が安心でしょう」
 すると、
 ウメナは黙って頷くと、
 タマキたちの想定外に、
 「あほ! 一緒に行こう!」
と新しい言葉を使って、
 ユリカとタマキはもちろんサクラナでさえ考えていなかったこと
を言い出したのだった。
(続く)



知らぬが仏?告白厳禁!レイジー編「結婚したいなら秘密厳守!バレなきゃいいんだ?人でなしでいい?」

2012-06-20 01:59:35 | 小説

知らぬが仏?告白厳禁!レイジー編「結婚したいなら秘密厳守!バレなきゃいいんだ?人でなしでいい?」



そなこた「知らぬが仏!
結婚したいなら、
バレないように墓場まで持ってけ?
な、
萎えーなことが以下。
もし、
自分がそうだったら、
素直に告白する?
告白されたい?
よーく、考えてみよう!
ほな!」

*えっ? 告白しないのは結婚詐欺?
バレて慰謝料...
だから、バレないようにするんだ...



集計期間:2012年4月19日~2012年4月20日  情報提供:goo調べ (2012年4月調査)

100
こっそり浮気をしていた
42.6
隠れてタバコを吸っていた

 

   

第3弾リメイク「再会と?」

2012-06-20 01:49:15 | 小説

第3弾リメイク「再会と?」


  「心配させんなよ!」
 「永久くん!
 無事だったのね」
 懐かしい永久の声に
まずひさめが嬉しそうに声を上げ、
少しやつれた感じの永久の方を見た。
 「どうだ?
 うまくいったか?」
 ケンタの方は、
 永久が無事であることを知っていたので、
 自分が最後のチャンスだと言ってやったことの成果
をすぐ訊いた。
 「ケンタ、それがわからないから、心配していたんだよ」
 永久は他の生徒にはよくわからない言い方をした。
 「まさか?」
 ケンタはそれだけで永久の言わんとしたことがわかったのか、
 それだけ言うと、
 永久は他の生徒たちの顔をひとりひとり順に
じっと見つめ始めたのだった。
(続く)


第??弾「ミケーレの蒼き仮面」第五章101

2012-06-20 01:08:07 | 小説

第??弾「ミケーレの蒼き仮面」第五章101


 「オーラ!」
 「オーラ!」
 「オーラ!」
 「あらっ?
 また?」
 突然、現れたアニーたち一行にまず、
チンパンたちが驚きの声を上げ、
 柿女がまたかという感じでたいして驚きもせず、
 現れた一行を見ると、
 そこにいた、
 ウトーたちがそれぞれ声上げた。
 「うわー、僕だ...」
 「何ものかが化けてるのかもよ」
 「あのー、
 あの凄い不細工なのは?」
 「ペーだよ!
 鏡見てないのか?」
 「前にもあったような...」
 「あの不細工なの、
 あたしよねえ?」
 「決まってるでしょ」
 敵意を示しているのは、
 ラーメンくらいで、
 他は、
 驚いているのと、
 なんとなく、予期してあっけらかんとしている連中とに別れた。
 そこで、
 まず、
 肺女ハイジが、
 そこにいる中で一番冷静そうな、
 柿女の方を見て、
 「どっちも本物なの。
 それにしてもあたし、
 こんなに不細工?」
と、まず、口を開くと、
 「それはあたしのセリフ。
 ふー...
 で、あんたらも失敗したわけ?」
と、
 先にその森に来ていた肺女が
後から来た肺女の姿を見ながらそう言った。
 「おい、肺女、こいつら偽物じゃないのか?」
と、
 先に来ていたラーメンがそう言うと、
 「偽物にしては瓜二つだね。
 多分、本物だよ。
 ねえ、アニー」
と、
 先に来ていたウトーが穏やかに言うと、
 「そっちのウトーの方がやさしそうだねえ」
と、
 後から来た肺女がわざとそんなことを言うと、
 同じく後から来たアニーが、
 「パティがいないからだろ」
と言ったとたん、
 先に来ていた一行が揃って、
 驚きの表情を示した後、
 「そっちもパティやられちゃったの..」
と、
 先に来ていたウトーががっかりしたように言ったのだった。
(続く)



 
 


カミサン伝説20真?ハッピー編「寿司屋の頼み」(21日分繰り上げup)

2012-06-20 00:38:36 | 小説

カミサン伝説20真?ハッピー編「寿司屋の頼み」(21日分繰り上げup)

*「両親と相談」に続きます。
 変則UPです。


 魚屋宅にやってきた寿司屋に、
 ケンタがその話しをすると、
 「うーん?
 そうか。
 実は、
 俺はあいつと籍を入れる前に実は戸籍を見て、
 あいつの両親が生きているということは知っていたんだよ。
 だがな。
 あいつは身寄りがいない
とずっと言い続けていたし、
 ハルカにもそう話していたから、
 ずっと知らないフリを通してきたんだ。
 多分、
 その女の話を聞くと、
 相当ワケありなんだと思うぜ。
 ハルカの病気がわかっても毛利さん、
 いや、
 吉川さんの話しはしても、
 実家の話しは一切しなかったからな。
 だから、
 俺からはとても言えねえな」
 寿司屋が珍しく真顔で話すと、
 「あの女の人は、
 悪い人じゃないと思うよ。
 ケンケンも懐いていたし。
 だから、
 俺からおばさんに、
 おじさんやオヤジたちには内緒ということで話してみるよ」
 ケンタがそう言うと、
 「ケンタも大人になったな。
 頼むぞ。
 俺も、
 過去に何があったかは知らないが、
 実の母親が、
 死ぬ前に一目でいいから会いたい
と言っているんだから、
 過去は水に流して、
 その頼みは聞いてやった方がいいと思うし、
 あいつも後でその話しを聞いたら悔やむだろうからな。
 それから、
 ケンタ、
 ハルカの病気の話しは詳しくするな。
 あいつがそんなことを言い出すとは思わないが、
 万一、
 あいつが、
 そのハルカと従兄弟に当たる女の人の血液検査と交換条件に会うなどと
と言ったら、
 話しはなしにしな。
 いいな。
 まあ、あいつがそんなことを言うとは思わないけどな。
 万一の場合はそうしろ。
 頼んだぞ、ケンタ」
と話して、
 寿司屋はケンタに頭を下げた。
 「わかってるよ、
 おじさん、
 とにかく俺おばさんに話してみるよ」
(続く)


カミサン伝説20真?ハッピー編「両親と相談」(19日UP分)

2012-06-20 00:28:12 | 小説

カミサン伝説20真?ハッピー編「両親と相談」(19日UP分)

*昨日、本日分をUPミスしたので、ここで改めてUP

しましたが、

続きをまた本日UPする予定です。

 


 女の話では、
 ハルカの祖母は本人も薄々気づいているが、
 ガンで余命3ヶ月程度らしいとのことだった。
 そういう事情なので、
 祖母に頼まれて、
 孫であるその女が、
 兄とその妻である実母には内緒でお願いにきた
ということだった。
 ケンタは、
 女の話を聞いて、
 「おばの方はどうにか、
 僕から説得してみますが、
 ハルねえ、
 いえ、
 従兄弟にあたるハルカさんの方は実は重病なので、
 会いに行くのは無理だと思います。
 数日で答えが出せると思いますので、
携帯電話の電話番号を教えてください」
と答え、
 女にハルカの病名を訊かれても、
 その時点ではあえて答えなかったのだった。
 

 ケンタは、実家に戻り、両親にまずそのことを話すと、
 父である魚屋はケンタが最初に考えたようなことを口にしたが、
 「人の弱みにつけ込んでもねえ」
との魚屋の妻の一言で一瞬黙り込むと、
 「まずは、兄貴だけ呼んで考えよう」と言い出したので、
 こっそりと寿司屋を呼び出すことにしたのだった。
(続く)





続エスカレーター改「マックのサツコVSおせっかいクソババアさつき」

2012-06-20 00:12:43 | 小説

続エスカレーター改「マックのサツコVSおせっかいクソババアさつき」


 「はあ?」
 「あなたが、
 証人のサツコさんでしょう?」
 「この私がサツコですか?」
 「おねえさーん」
 「なーに?」
 「何?」
 おせっかいクソババアもずうずうしいな。
 ケチガキどうする気かな?
 「うーん。
 僕が今...」
 おっと!
 ケチガキも考えてるな。
 よし!
 「多分、
 名前は僕知りませんが証人はそちらの上品なおねえさんのことだ
と思いますよ」 
 「上品なのはあたし。
 で、
 そこのサツコさんが証人なの?」
 「あのー、失礼ですが、
 私は」
 「いいの。いいの。
 あんたの名前なんて。
 あたしの名前に勝てるわけないから」
 おせっかいクソババア、
 まだ、サツコだと思ってるのか?
 で、クソババアどんな名だ。
 「はあ? お名前は?」
 「さつきよ!
 さつことさつきじゃ格が違うでしょ!
 これ以上いい名前でしょう」
 たった一文字違いじゃないか。
 それにどっちもババくさい名前だな。
 よし!
 「あのー、エリカさん、
 僕がこの子のバーガーとポテト取ろうとしてましたか?」
 先制攻撃だ。
 「いえ、そんな話しは」
 「あらあ?
 エリカ?
 意地の悪そうでいやらしい名前ね!
 あなた、名前がそうだからって、
 嘘はいけないのよ!」
 「はあ? 
 意地の悪そうで、いやらしい?
 それで、私が嘘ですか?」
 「そうよ!
 サツコとかエリカとか、
 意地悪でいやらしく、下品な名前、
 いくつも持ってるみたいだけど、
 嘘はダメよ!」
 おせっかいクソババアさつき!
 一文字違いの名前もあるのに、
 よく言うな!
 さすがのケチガキも沈黙だ!
 「あのー、私がいくつも名前を?」
 「いいわよ!
 そんな外道な名前は!
 とにかく謝りなさい」
 すげえー!
 外道に、いきなり謝れだと!
 あっ? ケチガキ、どこへ行く?


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