レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

新第3弾ゾンビ「二人の詐欺師?」

2012-06-04 23:40:11 | 小説

新第3弾ゾンビ「二人の詐欺師?」


 「うーん、一回対決して、また、永久と比べられるのか」
 賢明が納得できないという顔で言うと、
 「そんな面倒なことするより、
 二人で対決して、
 残った人が投票して、
 過半数を取った方が残り、
 もし、過半数いかなかったら、
 永久くんでいいじゃない。
 棄権もありにすれば、
 そういうケースになるし、
 私もその方が納得できるわ」
と、
 サヤがそう言うと、
 「そうか!
 僕とサヤちゃんで過半数とった方が勝ち。
 過半数いかなかったら永久。
 その方が俺もすっきりする」
 賢明もサヤの提案に同意した。
 すると、
 みはるが
 「さすが秀才の二人だな。
 たまおみたいに、
 まどろこっしいことしないで、
 すんなり決まるな。
 たまお、
 それでいいな」
と予定どおりのことを言うと、
 「そうだすな。
 そこまで、
 僕は頭が回らなかっただす。
 そういうことにするだすな。
 よろしく頼むだすよ」
と、
 また、
 たまおは頭を下げる。
 「よし、3人ともいいな。
 今度、
 永久たちがなんか言ったら、
 僕があそこを思いっきり、
 けっ飛ばしてやるから」
と、
 みはるが笑った。
 「で、
 対決の方法は真カミサン伝説でいいかい」
と、
 賢明が言うと、
 「それしかないわよ」
と、
 サヤが言う。
 「ありがとうだす。
 じゃあ、
 あのバカたちにこれから話してくるだすよ。
 それから、
 もとめ先生に対決の時間とか、
 投票方法を決めてもらうだす。
 そして、また、戻ってくるだすよ」
 たまおはぺこりと頭を下げて、
 賢明の部屋を出ていった。
 

 ケンタの部屋に戻る途中、 
 みはるが、
 「たまおは詐欺師になれるかもなあ?
 なにが、あの3人がむくれてるだよ。
 全然気にしてなかったじゃないか」
と言うと、
 たまおが、
 「しょうがないだすよ。
 だすが、
 みはるちゃんだって、
 あそこを思いっきり、
 けっ飛ばしてやるからなんて、
 打ち合わせもしてないことをとっさに言うだすから、
 詐欺師の素質あるだすよ」
 「そうか?」
 みはるは笑った。
 結局、
 二人の詐欺師もどきによって、
 賢明もサヤも無駄な対決をさせられることになってしまったわけである。
(続く)


本編リメイク「あおむと木太郎の関係と矛盾」

2012-06-04 23:36:19 | 小説

本編リメイク「あおむと木太郎の関係と矛盾」


 あおむの視線に気づいた木太郎は、
 もうこれ以上痛い目に遭うのは嫌だ
と考えたのか、
 少しだけ首を下げて、片目をパチクリして、
何か合図をした。
 「だば、話すだすが、
 本当にこれだけでは犯人がわからないんだすよ。
 実はだすな。
 いつきさんとエイタさんが後にいるとき、
 木太郎さんと話していて、
 僕達が従兄弟だということに気づいたんだす。
 そうだす。
 僕のおとうさんと木太郎さんのおとうさんが
双子の兄弟みたいなんだす。
 おかあさんも姉妹の関係にあるんだす。
 だから、
 僕はここに誘われたし、殺されなかったんだすよ」
 あおむがそこまで話すと、
 「だから、
 そんなに似ていたのか。
 そうすると、
 ダミーは、
 全部で木太郎とあおむの双子の兄貴それぞれいて、
合計で二人いた
ということなのか?」
と、 
 エイタが訊く。
 「そこは僕にはよくわからないだす。
 僕が実際頼まれた内容の目的もわからないんだす。
 僕がここに誘われたときには、
 まさか、
 そんな従兄弟がこの屋敷にいるとは、
 知らなかっただすからな」
と、
 あおむが話したとき、
 「ちょっと待て。
 あおむの話しはおかしいぞ。
 木太郎の親父さんは
テレビにも出ているんだぞ。
 それなのに、
 自分の親父とそっくりなのに、
今まで気づかなかったのか?
 おい、あおむ!
 まだ、何か隠しているな」
と、
 今度はいつきがあおむの話しの矛盾に気づいて、
 あおむを怒鳴りつけるような感じで言った後、
 木太郎の肩から首の辺りをまた締めつけたので、
 「あおむ!
 バカか!
 いててーーーーーーー」
と、
 木太郎がまた情けない声をあげたのだった。
(続く)


「トイレ女ショート!ザ・サード」「VSミスターとぐろマン!第二の刺客偽トイレ女の部屋の大画面」

2012-06-04 23:33:55 | 小説

「トイレ女ショート!ザ・サード」「VSミスターとぐろマン!第二の刺客偽トイレ女の部屋の大画面」


 *まさかの第3弾...
 *超ショート!
 *スルーおすすめ。


 続き!
 その大画面に映し出されたのは、

 とぐろをまいたアレ

ではない。
 残念でした?
 じゃあ、
 男を誘惑するために、
 液晶テレビに接続したハードディスクレコーダーに
予めアダルトビデオでも、仕込んであったのか?
 
 ノー!

 そこには、
 その男が見たことのある光景が写っていたのだ。
 まさか、
 その男は元経験者で、
 トイレ女に顔面洗浄の刑でもくらってるところが映っていたのか?

 それもノー!

 見たことのある光景とは、
 まさに、
 その女の部屋だったらしいのだ。

 で、ショート!

 賢明なる諸君なら、
 もうこの後の展開がわかったなあ?

 えっ? わからない?

 時間はまだあるからなあ?

 えっ?
 まだ、考えていないのだろう?
 
 なワケはない!

 バーイ!

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元祖「見せてください」リメイク173

2012-06-04 23:24:42 | 小説

元祖「見せてください」リメイク173

 だが、龍之介には、
 何故、
 直哉の、

 「どっちを尾行してたんだよ」

という言葉から、
 彼が犯人でないとあおむが確信した理由がわからなかった。
 龍之介は直哉とは長いつきあいだったので、
あのときの態度から犯人ではないと確信できたが、
そんな態度を直接見ていないあおむがそんな言葉ひとつで、
 直哉が犯人でないと断言できるのか不思議でならなかった。
 「その調子じゃ、いくら考えても無駄みたいだすな。 
 だば、
 龍之介は直哉くんがどっちの彼女を尾行していた
と思ってるんだすか?」
と、
 あおむは今度は別の質問を龍之介にしたのだった。
(続く)





新カミサン伝説?ホラの像編改26

2012-06-04 22:12:14 | 小説

新カミサン伝説?ホラの像編改26


  まず、
 担任のユタカについては、
 その父親が倒れたので、
 家業を継ぐことになったので、
 急に学校をやめることになった
と教頭が説明した。
 そして、
 サンノスケについては、
 病名は話せないが、
 難病にかかり某県にある専門病院に入院して
治療することになったので、
 学校をやめることになったと教頭は説明した。

 
 生徒たちは、
 担任のユタカについては、 
 どちらにしろバカになった可能性が高く、
 かつ、
 ブスにしろ、
 美人にしろ、
 女になったのは確実なので、
 学校をやめることは予想していたが、
 サンノスケが学校をやめなければいけない程のバチにあたった
とは思っていなかったので、
 びっくりしたワケである。
 その日も自習時間が続いたので、
 生徒たちは、
 サンノスケにあたったバチが何か
を今度は真剣に考えることにしたのだった。

 まっさきに話し始めた男子生徒の意見は、
 サンノスケは口をきけなくなったのか、
声が出なくなったのではないか、
ということだった。
 彼は、
 サンノスケが、
 教師であるユタカに命じられたとおりに祈らなかったので、
 へそまがりの像に宿るカミサンが、
 祈ったさいに使った口を使えなくしたか、
声を出なくしたのだ、
と考えたわけである。 
 風邪とか、
 軽い怪我とか、
を考えた生徒たちには斬新な意見だったので、
 そうかもしれないという生徒も多かった。
 しかし、
 その意見に対しては、
 カミサンのバチなんて知らない親が、
 たった二日くらい口が使えなかったり、
 声が出なかったくらいで、
 退学まで決めるか
という反対意見が出たのだった。
(続く)


レイジーブラザースもうひとつのEND巻き戻し?「特別番外編2中2?」

2012-06-04 11:05:04 | 小説

レイジーブラザースもうひとつのEND巻き戻し?「特別番外編2中2?」


 ガラス張りからいつのまにか、
 鏡張りになった四方の壁に、
 黒スケパンツ姿のまま、
 ややもっこりしてきた股間
を押さえている自分の姿が写っていた。
 さらに、
 もとこが目を覚ましたかと思うと...

(続く?)


おしゃべりモップおとこ「ズラようシャンプー」  

2012-06-04 10:03:41 | 小説

おしゃべりモップおとこ「ズラようシャンプー」
 

 このモップと、
 モップどうのために、
 そして、
 モップおとこのニンキトリのために、
 コウカなシャンプーを、
 チュウセンするまえに、
 やったんだぞ!
 そのシャンプーのコウカは、
 オレのヘアをみれば、
 わかるだろ!
 このフサフサして、
 ちからづよいカミのケで、
 できたミゴトなロクヨンわけを!
 オレはおなじシャンプーをつかってるんだからな?
 なにっ?
 そのシャンプーをくれたとき、
 バンバンつかえば、
 カミもバンバンふえるといったが、
 いつもおなじカミガタは、
 ムジュンしている?
 ジツはそのあたまズラだろう? 
 で、
 それが、
 ズラようシャンプーなんだろう?
 きさまー!
 このカミのどこがズラだ!
 おい、
 ひっぱてみろ!
 くだらないところをとらえて、
 あげあしとりする、
 テンケイてきなクレーマーだな。
 オレのカミガタがマイニチおなじなのは、
 ズラじゃなく、
 シュウイチでカットしてるからだ!
 バンバンふえるは、
 たんなるコトバのアヤだ!
 オレは、
 ハゲでもズラでもなんでもない!
 えっ?
 ハゲじゃないなら、
 そんなシャンプーつかうヒツヨウない?
 ボディソープでジュウブンだ?
 あのなあ!
 ハゲでクレーマーのクセに、
 いや、
 だから、
 あたまがわるいんだな。
 げんじょうキープのために、
 つかってるだけで、
 ふやそうとしているわけじゃない!
 うーん、
 ああいえば、こういう、
 そのクレーマーせいしんを、
 そう、
 その、
 きさまのこぎたないコンジョウを、
 おのれのカミまでいやがって、
 どんどんにげていってるんだよ!
 このハゲクレーマー!
 うせろ!





 


偽カミサン伝説?「悪女よけの像編」29

2012-06-04 09:02:02 | 小説

偽カミサン伝説?「悪女よけの像編」29

 
 タクオは考えに考えたあげく、
 女に、
 「約束は約束だから、
もう泊めてあげることはできない。
 でも、
 二度と自分と接触しないと誓うのであれば、
 3万円貸すのではなく、あげよう。
 それだけあれば、
 安いホテルなら数泊できるだろうし、
 安い服くらい買えるだろうから。
 これが、
 俺が君にしてあげられる最後のことだ。
 いいかな!
 これが最後だ。
 約束できるなら、
 すぐメールをくれ。
 もちろん、
 誓約書も領収書もいらない。
 証拠はこのメールだからな」
という内容のメールを送った。
 すると、
 「ありがとうございます。
 そう誓います。
 そして、
 このご恩は一生忘れません。
 3万円いただけるということですが、
 2万円もあれば充分です。
 それから、
 そのお金は必ず近いうち、
 お返ししますので、
 どうか、
 よろしくお願いします」
と、
 女から、
 すぐメールの返信が来た。
 タクオは、
 女と顔を合わせたくなかったので、
 「俺も男だ。
 約束どおり3万円はあげよう。
 返す必要もない。
 とにかく、
 もう俺と接触しないでくれ!
 でも、
 君とは顔を合わせたくないので、
 これから少しだけどっか言ってくれ。
 俺はその間に、
 俺の部屋のポストに3万円を入れた封筒を置いておくから、
 俺がメールをしたら、
 すぐその封筒を持っていくんだ。
 いいかな」
 タクオが返信すると、
 「ありがとうございます。 
 では、少し離れたところにこれからすぐ行きます」
と、
 女からすぐメールの返信が来た。
 タクオはメールを見ると、
 封筒に3万円を入れると、
 5分程待ってから、
 部屋からそっと出て周りを見回し、
 女がいないことを確認すると、
 少し離れたところにある集合ポストの自分の部屋のところに
その封筒を入れたのだった。
(続く)


サクラナ外伝フォー第2章「いたずら好き?ウメナ」

2012-06-04 07:03:37 | 小説

サクラナ外伝フォー第2章「いたずら好き?ウメナ」


 3人はカレーを食べ終えて帰る途中、
 ユリカがあおむに、
 「ウメナはカレー以外に何が好きなの?」
と、
 ウメナには訊かずにあおむに聞いた。
 しかし、
 ウメナが、
 すぐ、 
 横から、
 「焼肉」
と答えたので、
 ユリカは何故か笑いだした後、
 「ごめんね。ウメナ。
 でも、ウメナ、ほとんど同じことしか言わないんだもん」
と言い訳めいたことを言うと、
 「ウメナは話せるけど、
 何故か話さないんだすよ。
 だすが、
 突然、
 新しいことを言うので、
 どんどんウメナに直接訊いてくれだすよ」
と、
 あおむがウメナの方を見ながら言うと、
 ウメナはにこっと笑うと、
 「ユリカ! 焼肉」
と言った。
 「じゃあ、今日は焼肉?
 でも、
 家でやると結構臭うよわ。
 それに、
 昨日も焼肉だったんじゃないの?」
と、
 ユリカが真面目な顔で言うと、
 「ユリカ、
 ウメナにからかわれてるだすよ。
 家で焼肉をしないくらいわかってるだすからな。
 今日はハンバーグでいいだすよ。
 これもウメナの好物だすからな」
と、
 あおむがユリカにウメナにどんどん訊け
と言いながら自分で答えた。
 すると、
 ウメナもにこっと笑って頷いた。
 「もう、ウメナも意地悪ね。
 ハンバーグでいいのね。
 わかったわ。
 これからは好きなものを聞いてから
夕食を作るようにするから、
 散歩のときに教えてね」
と、
 ユリカが言うと、
 「ユリカ、焼肉」
と、
 ウメナがわざと言って、
 今度は、いたずらっぽく、
にやっと笑ったのだった。
(続く)


バカ女自己中女判別法レイジー編「話せば話す程ボロが出る!デキちゃう前にまず話せ!逆技もあり?」

2012-06-04 01:51:04 | 小説

バカ女自己中女判別法レイジー編「話せば話す程ボロが出る!デキちゃう前にまず話せ!逆技もあり?」


そなこた「例え美女でも、
ナイスボディでも、
毎日、
ウザーな話しを聞かされたら、
つい別れたくもなるし、
浮気もしたくなる。
だが、
デキちゃっただと、
そうは簡単にはいかない。
モテない諸君!

いい女と付き合えそうだ!


と思ったときが罠。
手を出す前によく話そう。
バカ女、自己中女は、
最初は繕っていても、
話せば話すほど、
ボロが出る。
以下の話しがひとつでも
出たら、
どんな美女でもボディでも、
勇気ある撤退あるのみ!
ほな!」

*これは女子に応用がきく。逆技!
ウザイ男や別れた男にはウザい話しをしまくって、
向こうから手を引かせるのだあ!




集計期間:2012年4月19日~2012年4月20日  情報提供:goo調べ (2012年4月調査)



100
物凄く上から目線で話をされたとき
47.4
「ダメ男」 に引っ掛かっているだろうと思われる恋バナを聞かされたとき

 

 


本編リメイク「ルシフェル?VSあおむ、いつき!最後の決戦!ルシフェルは?」

2012-06-04 01:33:03 | 小説

本編リメイク「ルシフェル?VSあおむ、いつき!最後の決戦!ルシフェルは?」


 最後の決戦の場所に、
 あおむといつきは、
 自分たちの方が人数が多いことなどもあり、
 既に落とし穴がないことを確認している、
 比較的広い場所を選び、
 そこで立ち止まると、
 ルシフェルらしき仮面を被った人物が
そこまで来ることを期待して、
 じっと待っていた。
 まっ先に安全そうな場所に逃げた木太郎は、
 「こっちが人数が多いから、
 逆に落とし穴のそばで闘って、
 奴を落としてしまえばいいんじゃないのか?」
と、
 鼻をほじりながら、
 気楽そうに言ったが、
 「俺もあおむも怪我してるんだよ。 
 木太郎じゃ相手に役に立たないし、
 向こうが完全な状態なんだから、
 俺かあおむが落とし穴に落ちたら、
どうする気だよ」
と、
 緊張感が高まっている中での木太郎の無責任な発言に腹
を立てたいつきが思わず木太郎の方を振り返ることなく、
大声を出すと、
 「今はそんな話しをしている場合じゃないだすよ。
 それよりもだすな」
 あおむは自分たちに向かってくる仮面を被った人物を見て、
あることに気づいて何か言いかけたのだった。
(続く)


第3弾リメイク「扉の下に敵?」

2012-06-04 01:19:35 | 小説

第3弾リメイク「扉の下に敵?」


 「あらあ...
 向こうは、
 バッテリー切れだすかな?
 だすが、
 もうここまで来れば、
 関係ないだすな。
 後は、
 扉を開ければいいんだすからなあ」
と、
 たまおがあるものを見ながら、
ぶつぶつ言っていると、
 ふうたが、
 「まさか、
 この扉の下にまだ敵が残っているんじゃないのか...」
と、
 不安そうな表情のまま言うと、
 「みんな、
 手伝って、
 私たちの方からその扉を開けましょう」
と、
 ひさめがふうたの不気味な言葉にもかかわらず、
彼女らしくない大声を上げたのだった。
(続く)


新作ディープ(?改)「弱虫探偵木太郎の一撃?とBADEND2」

2012-06-04 01:03:25 | 小説

新作ディープ(?改)「弱虫探偵木太郎の一撃?とBADEND2」

 
 くそたは部屋の中に敵が隠れているかもしれないと思い、
 万一の攻撃された場合、いつでもかわせるよう、
 心の準備をしていた。
 そして、
 扉を開けきり、
 中へ入った瞬間、
 その予想どおり、
 いきなり、
 スコップらしきものが振り落とされたので、
 うまくかわしたのだったが、
 かわしたところにさらに他の誰かの一撃が...

(BADEND?)
 





第??弾「ミケーレの蒼き仮面」第五章87

2012-06-04 00:48:11 | 小説

第??弾「ミケーレの蒼き仮面」第五章87


 「ああ、思い出したよ!
 俺たちとサギーが出会ったときのあの不思議な仮面か。
 でも、
 それと、
 人類滅亡がどう関係するんだ?
 俺たちは何も悪いことはしていないぞ」
 アニーは、
 ジンの圧政の中で苦しみ、ろくに食べるものもなく、
絶望した弟のウトーが自ら死を決意したときに、
 サギーから天国に行ける仮面だと嘘をつかれて、
ウトーがそれを手に取って被って、
高い台地から飛び降りようとしたのを止めるために、
自分がそれを奪い取り被ったときから、
 不思議な旅が始まったことを思い出しながら、そう話した。
 すると、
 ププーは、
 「はい、
 私をそれを目撃しています。
 ですが、
 何故、それがいけなかったかともうしますと、 
 その仮面はまだ未完成だったのです。
 それをあるお方が大事に保管していたところを、
 あのジンに奪われたところまではまだよかったのですが、
 サギー様がそれを盗み出し、
 本来なら完成品を被るべき、
 救世主さまの手に渡ることなく」
と、
 ププーが話しかけたとき、
 「今、なんて言ったの?」
と、
 ウトーがその話しぶりから、
 救世主というのは、
 アニーではないのではないかと思ったので、口を思わず挟んだのだった。
(続く)


カミサン伝説20真?ハッピー編「春男の誤解」

2012-06-04 00:32:59 | 小説

カミサン伝説20真?ハッピー編「春男の誤解」


 3人でそんな話しをしていると、
 先にハルカの兄が着替えて応接室に入ってきた。
 「お待たせしました。
 あれ?
 お茶、まだか?」
 「いえ、お構いなく」
 「そんな遠慮しないでくださいよ。
 本当に悪いのは私なんですから」
 春男がそう話し始めたところで、
 春男の妻らしき女が、
 茶と菓子を配り始めた。
 「遅いぞ。
 何だ、
 おまえまで着替えてきたのか?」
 春男は妻らしき女には威張っていて、
 なんとなく寿司屋にも魚屋にも似たような裏表のない、
 はっきりした性格の男のようだった。
 「大変お待たせしました」
 春男の妻らしき女は造り笑顔で、
 それだけ言って、
 頭を下げてから、
 茶と菓子をすべて配り終わると、
 春男の隣に座った。
 「これで、
 おまえの誤解も解けるし、
 今後のこともきちんとできる」
 春男は独り言のように話してから、
 「音信不通の私が申し上げるのもなんですが、
 母と妹が大変お世話になっているようで、
 ありがとうございます。
 本来ならきちんとすべきを、
 あんな形でお店に何度も伺ってしまい、
 いろいろと申し訳ありませんでした。
 そちらさまのご希望には沿うように致しますので、
 何なりとお話しください」
 春男は魚屋たちが訪問した理由を誤解したまま、
 そのように話しを切りだした。
(続く)