「さとかず」の読書のススメ

シンガポールから送る独断的な読書録
(基本ルールとして、単行本は出版社名、文庫本は文庫シリーズ名を記載)

なかにし礼 「兄弟」

2005-06-25 14:38:04 | 思想・文学
作詞家との認識があった、なかにし礼の本が以外に面白く一挙に読んだことがあります。

読了本
「兄弟 なかにし礼 文春文庫」
自伝的小説とあるこの物語。面白くて彼女に勧めましたら、「迷惑な兄弟」という感想・・・・・・、確かに当たっている・・・・・・。以前にジャック・ケルアックの「路上 河出文庫」を友人に勧めた時と同じ反応に苦笑いしてしまいました。読み物に倫理を求めず、物語の面白さに惹かれる私ですので、基本的に何でもO.K.ですが、他の人はそうでもないようです。

面白い物語=>実際にその登場人物が自分の身近にいたら、迷惑。これが一般的な考え方なのでしょうね。

逆の傾向として、物語を演じたのが太宰治であり、三島由紀夫なのでしょう。
ぜひ、石原慎太郎(作家としては2人に遠く及ばないにしても)にも死ぬ前に何かやって欲しいと思うのは、やはりお知り合いではないから。
その予兆はありそうですが・・・・・・。

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