「さとかず」の読書のススメ

シンガポールから送る独断的な読書録
(基本ルールとして、単行本は出版社名、文庫本は文庫シリーズ名を記載)

本日読了、「雨は降るがままにせよ ポール・ボウルズ」

2006-01-17 08:46:17 | 思想・文学
ビートニクにも大きな影響を与えたという作家、ポール・ボウルズ。死去したのは数年前(1999年)。
この2~3日は比較的天気がよいのですが、ここしばらく雨が続いていたシンガポール、思わず本棚から取り出し読み始めました。

「雨は降るがままにせよ ポール・ボウルズ 思潮社」
(原題:Let it come down)

サルトルの「嘔吐」を何故か連想。

登場人物のそれぞれから周りになじめない疎外感が伝わってきそうです。海外に住む個々の生き方、そこに加わるアメリカ人ダイアーが起こすさざ波と・・・・・・。

一応おさえておく1冊であることは間違いないでしょう。
他の小説が読みたいのですが、日本語の翻訳はシンガポールでは手に入らないでしょうから、日本に帰国時にでも購入しようと考えております。

ポール・ボウルズに関して、面白いWEBサイトを見つけました。ご参考までに。

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