歴史的事実は、1つしかありません。しかし、その解釈はいくつかあります。村山談話が中国、韓国などから受け入れられ、定着していることを敵視し、その見解とは異なる見解をまとめたいからこそ、新たな談話を出したいとーーそれが、安倍談話の最大の目的です。では、この談話が国際的に、中国、韓国から受け入れられるのでしょうか?
この間の安倍、自民党極右政権の靖国神社参拝、慰安婦問題、歴史認識改ざんなどを見れば、談話がどのような内容になるかは明らかです。隣国と過去の侵略戦争の問題で、あらたな摩擦、対立を繰り返して日本は成り立つのでしょうか。侵略戦争をどのようにつくろっても侵略であり、侵略した国家に与えた被害、略奪、虐殺した国民感情はなくなるものではありません。
<東京新聞報道記事>戦後70年、「安倍談話」検討 有識者で3月にも開始
政府は8月15日の終戦記念日に合わせて発表する戦後70年の安倍晋三首相談話に向け、3月にも有識者会議を設置する方向で人選に着手した。国際社会の平和と安定に積極的に貢献していく「未来志向」を前面に掲げる方針だが、歴史認識や戦争責任の表現次第で、中国や韓国の反発もあり得る。戦後50年の「村山談話」で明記した「日本の侵略」への反省を引き継ぐかが焦点だ。
安倍首相は昨年12月の衆院選直後のラジオ番組で戦後70年談話について「過去の戦争に対する反省や、戦後の歩み、日本がこれからどういう道を進んでいくかを書き込みたい」と述べた。
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