“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

2年前の4月3日

2013年04月03日 06時00分30秒 | 蜂助の呟き
こんにちは、蜂助です。

2年前の4月3日に小生が全国発信したメールを紹介します。4月3日は日曜日でした。一部、削除や修正をしています。

おはようございます。小生は本日も休みをいただいていますので、ちょっとだけ寝坊をしました。
本日は、息子・娘そして義理の妹・弟・姪夫婦とその赤ちゃんの9名で、妻の実家に行き「がんばろう昼食会」を行います。全壊した実家のがれき撤去も終わり妻も本日撤収するので、その前に一族が集まろうと言う企画です。どんな集まりになるのでしょうか。

さて、本日は福島からの情報を皆さまに送ります。同僚のUさんからの電話レポートは次のようでした。大震災、津波、原発事故、風評被害、自主避難の五重苦でたいへんな地域です。
①4月2日に、福島第一原発から30キロ圏で「兵糧攻め」に遭っている福島県南相馬市長から依頼され道の駅で「○○○○○○○の出張出店」を行うため、Uさんも応援に向かいました。南相馬市の入り口では応援に来たらしい広島県警による検問のようなものが行われていました。赤い紙を渡されて、ここから先には入らないように諭されるそうです。
②この地域は外で歩いている人は全くおらず、車だけが行き来しています。避難者が置いていった犬だけが目立ちます。
③職員に加え、全国からの応援いただきました。
④会場の道の駅ではたくさんの方が来られ豊富な商品をお求めいただいきました。
早くこの状況が打開できることを願っています。

【福島のMさんからのメール】 (たぶん携帯メールです)
Mは、今、新潟にいます。 (原発避難。・・ではありません)
震災3週間、今日も朝6時から物流センターで仕分け荷積みからスタートです。
○○○○○○○では、本日、あの南相馬市での出張出店を南相馬市の道の駅で開催です。
もちろん、南相馬市は、原発30km圏内で自主避難指定地域です。
買物不便、兵糧攻め(南相馬市市長談)地域での支援です。
商品は、プライベート商品+農産物(安全な福島産もアッピール)です。
地元JAそうま も一緒に出店していただきました。 新地町はニラの産地なのです。
全体で農産物から日配、畜産品、食品、お菓子、雑貨など70品目、2万点を越える商品です。
10t+4t+1t×5台の物量です。 
マスコミにも発信し大きく取りあげられています。
ラジオは、2社(NHK・ラジオ福島)が生での電話インタビューが放送されました。
結果は、後日!!!
で、Mは、その商品物資配送を見送り・・新潟へ
車には、家財道具がギッシリ・・ん。やっぱり避難民と見られてます。
実は、娘の引越しです。
あれから3週間・・今だに休みなしでして。やっと今日少し時間がとれて、「お父さん」をしているところです。
こっちは、平穏ですが、福島ナンバーと荷物を積んだ車を見る目はやっぱりです。
テレビで、「生活情報」のテロップのない番組に違和感を感じてしまいました。
もう、そんな感覚になってしまったのですね。(悲しいかな)
あや・・また電話です。・・やっぱりダメデス。どこにいても仕事ですな。
そうだ、原発による福島県産農産物の風評被害撲滅のキャンペーンが、
・4/1から、県とJA,スーパー(YB、生協、いちいなど)で、大々的にスタートしました。○○○○○○○では方木田、やのめ店で開催し県、JA担当者と一緒に安全性をアッピールです。県からの要請で急ごしらえ、戦略的に弱さもありましたが、行動あるのみです。やらね!!ですね。
はやく、皆さんとそんな議論をしたいものです。 

あ・・また電話です。・・荷物今、向かってま~す。ハイハイ。 では、この辺で。


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