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“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

玄海原発再稼動と政治混乱

2011年07月07日 10時31分39秒 | 臼蔵の呟き

玄海町が九州電力の原発再稼動を容認した。また、佐賀県知
事が容認したと報道されたばかりでした。それが、7月6日内
閣、国会審議で新たなルール作りを行うと変更されました。
そもそも福島原発事故の終息のめど、原因すらつかめていな
い段階で「安全です」「大臣の言葉(信用して)を受けて」
再稼動を認めますとの茶番劇は従来の政治、原発立地自治体
の取ってきた姿勢そのものです。

福島双葉町(原発立地自治体)は財政破綻、町長の給与50%
カット、幹部職員の給与カットを行い再建対策を行っていま
す。原発からの税収、国の交付金が当初は沢山支給されまし
た。国の交付金、電力会社からの税収は自治体にとっては「
麻薬」みたいな性格を持ち、税収の実力に対しての勘違いが
発生します。実際に双葉町はそのことで箱物を沢山作り、そ
の維持費で破綻寸前になっています。また、原発が地域住民
の雇用受け皿となり、他の産業がまったく育成されず、原発
の増設を自治体、地域住民が要請するとの悪循環に陥ってい
ます。そのジレンマが九州でも起きているのだと思います。
玄海町の財政収入の何割かは九州電力原発の税金、国の交付
金から成り立っているはずです。稼動しないことで自治体が
財政的に成り立たない関係だと思います。

九州電力が「やらせメール」を社員、関連会社に要請してい
たことが昨日の国会で取り上げられました。電力会社のモラ
ルハザード、大手企業の反社会性が表面化しています。福島
原発事故の社会的意味、道義的責任などはまったく考えられ
ない。自企業の利益のみしか思い至らない。悲しいことです。
企業が地域社会で生きる、存続できる条件は、存在する価値
が社会的に認められることです。
社会正義、人権、安心・安全、公正さなどという誰でもが基
準として認める社会的規範が通用する事が最低限の条件だと
思います。

【不思議】
玄海町のホームページ「原子力」ページに小中学海外研修
が出てきます。原子力と教育が一体になっている不可思議
ーーー立地自治体がいかに感覚的に麻痺し始めているかの
現実です。

全原発でストレステスト??

2011年07月07日 06時22分46秒 | 蜂助の呟き
おはようございます。蜂助です。

昨日は、お休みしてしまいました。仕事が休みだったので、山形に行って温泉に入り、手打ちの十割そばを食べて、さくらんぼを買って来ました。あぁ、幸せだな、なんて思っていました。

さて、全原発でストレステストを行うと政府は言いはじめました。これって、原発を稼動するための、新たな手なのですか?ストレステストをやっても、あなた方が言う「想定外」の天災などがあれば、原発事故は起こるのではないのですか。自動車でいくらストレステストをやっても、運転を間違えたり、もらい事故で即死することもあるのではないですか。震度6強のストレステストができるのですか?配管のすべてにテストをするのですか?テストで絶対に壊れますよ。根本的な考え方が間違っているのではないでしょうか。
ストレステストをやる前に、現在起きている事態を収束させるのが先ではないですか。このことが出来ないなら、また稼動している原発が「想定外」の原因で事故を起こして放射性物質を垂れ流しすることになるのではないでしょうか。

原発事故について、国民を甘く見ている「衆愚政治?」について
①原発事故の収拾責任者を明確にすること。被災者への補償は東電、事故収拾責任は国であることを明確にすることです。国の司令塔が無い状態をやめ、国の責任者と責任部署を明確にする。経済産業省にある原発推進組織を責任部署にするのは言語道断です。
→アメリカのスリーマイル島での司令塔の役割を学ぶべきです。

②福島第一原発の原発事故で放射性物質をブチまいたのだから、放射性物質を除去・回収しない限り、国民の放射能に対する不安は無くならない。何で、こんな簡単なことを認めないのでしょうか。福島県などでやっている、土の表面を削り取り隔離すること。これしか無いでしょう。
→隔離する場所、方法を国が提示すべきです。知っていて、知らぬふりをするだけでなく、国民に本当の事を教えないのはやめてください。

③現在、全国のお母さん達が「自分の子どもは自分が守るしかない」と言う信念で子どもを避難させたり、学校給食を食べさせないで弁当を持たせているという涙が出るような努力を知り、対策を打つすべきです。ベクレル、シーベルトなどそれがどのような意味があるかも教えずにわけのわからない情報を小出しにするのはやめてほしい。数字は人を攪乱するのを知っていてやっているのでしょうが・・・
国が国民にわかりやすく責任ある情報開示と対策を示して欲しい。
お母さん方の努力が無駄だとは思いませんが、誤解を恐れずに言えば、本当のことがわからないために母性本能で子どもを守らせるのは、まともな国のすることではありません。

2018年の冬季オリンピックが韓国の平昌(ピョンチャン)に決まったそうです。日本の近くで開催されるのは、うれしいですね。初めて知った都市です。地図で見るとソウルから直線で100キロ位離れた小さな町のようです。