そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

まるちゃん☆またね

2022-03-13 03:38:21 | 天に還った猫たち犬たち
2月24日、何度も何度ももうダメかなを繰り返し
でもずっとがんばっていたまるちゃんが、天に還っていきました。

2014年の秋



なぜこんな姿で生きているのかってとこから復活しました。

当時YUKKOさんは、わたしのところに相談にきては泣いていました。
助けるということの意味について、その責任について
彼女に大きくのしかかっていたと思います。
最終的には、助けることを選択しました。

助けてもらったまるちゃんも、助けた彼女も、彼女を助けたご主人も
みんなが幸せの階段を手探りで昇っていたような気がします。

保護を決意し共に暮らし、歳月はそこに少しづつ色をつけていきました。
永遠に色あせることのない、まるちゃんとの景色。



やりきった人の心に残される一枚の風景画。



逝ってしまうかもってときが何度かありましたが、
YUKKOさんはその時も、涙で話が続かなくなるほどでした。
終ってしまう不安、その時がくる心の準備。
自分自身をどうしたらいいのか、持て余していたのかもしれません。



悪性リンパ腫を告げられていて、投薬も試みていましたが
体の負担になるため中断し、対処療法に移っていました。
でも、まるちゃんはとてもがんばっていました。
『そのとき』をまるちゃんは神様にお願いしていて、
ご夫婦の納得できる時期を待っているかのようでした。



大切にしてもらってることがわかっていたからこその
最後のまるちゃんの思いやりだと思いました。

看取る時間って本当に大切なことです。
治療費をある程度かけることも、その子のためにフードを購入することも。

飼い主さんの方は、その子のためにと思っているのですが
それをさせてくれるのは、もしかしたら猫の優しさではないのかなって
そう思えるのです。

ある日突然逝かれたら・・・そのつらさは・・・その方が何倍も
悲しいわけです。

覚悟をする時間、いなくなるかもしれないってことに向き合う時間
当り前の日常がなくなるかもって考える時間
マイナスに感じるこうした事柄のひとつひとつが
実はマイナスでもなんでもなく、
その後の自身を助けてくれる時間なのではないかと思います。

ご主人が出張から帰るのを待って、そして彼女が他の猫たちに
ご飯をあげ終わって部屋に戻ってくるのを待って
大きく息をして旅立ったそうです。

何度もありがとうを伝えられたそうです。
うちに来てくれて嬉しかったこと、いっしょで楽しかったこと
また会おうねって言えたこと。
手を尽くし、想いを伝えられたのなら何よりだと思いました。



きっと、少し休んだら戻ってくるのではと思います。
そのときは、きっとどんな姿でもまるちゃんがわかるよって
YUKKOさんにはそうお話ししました。



深い絆のある子とはまた出逢えるものです。

たくさん泣いたら、まるちゃんが悲しくならないように
明るく笑って日々を過ごしてください。
目を閉じたらそばにまるちゃんがいます。
部屋をあけたら、まるちゃんが走ってきます。
いつも、お二人のすぐそばにはまるちゃんがいっしょです。



まるちゃん、またね
必ず戻ってきてあげてね

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