とある地区の捕獲をやっているのですが
範囲が広くて、猫の数の把握がうまくできないのと
餌をあげる人が大勢いすぎて、
しかも結構猫にとって美味しいものが多すぎて
捕獲器になかなか入ってきてくれません。
つまり、苦戦しています。
餌を止めてもらって、お腹がすけば捕まえられるのですが
餌やりを把握しづらい地域なので
猫は危険を冒してまでわざわざ捕まりには来てくれません。
この町は、もう何度か挑戦したことのある場所ですが
今回はこの通り、次回はあの通りと
範囲を区切ってやっていかないと疲弊してしまうかなと思います。
そんな中、見かけた妊娠してる猫。
この子を何とか・・・と追っかけているのですが
2名のスタッフさんが目撃したものの、以来行方知れず。
たぶんどこかで産んでしまったかもしれません。
いろいろ探しているうちに、今度は子猫2匹と大人2匹を見かけました。
うち1匹の子猫は捕まりました。
デッキブラシを置いて子猫の大きさを教えてくれています
ひどい風邪をひいています。
これが運命の分かれ道。
わたしたちに捕まった子猫は、すぐにスタッフさん宅で治療がはじまり
1週間足らずでかなりよくなっています。
もう1匹を探していますが・・・。
わからなくなってしまいました。
とその付近で、今度は別のもっと小さなおちび猫3匹を見つけたと
連絡が入ります。
捕まえにくい場所にいますが、入ってもいい敷地なのか
持ち主を探して事情を話して交渉していきます。
はやる気持ちがあっても、こういうときは
わたしたちは何をしていて、どこに所属しているかを伝えること
人様の敷地に入る許可をもらわないといけません。
行政とも連携を取りながら、もし質問が入ったら説明をしてほしいこと、
クレームなら対応するのでわたしまで連絡してほしいこと
などをあらかじめ頼んでおきます。
説明できるチラシも名刺もそれぞれが持ち、
捕獲器にも案内を作成してセットするように指示し
とにかく、スタッフさんたちを守れるように
また、猫に関わる団体が猫のためだけに先走る集団だと
勘違いされないように、冷静に対応することをスタッフさんたちに
徹底します。
それでも、現場はかなりざわつきますね。
そうこうしてるうちに、根性ものでまず2匹子猫が捕まりました。
そして、ママも捕まりました。
翌日は雨です。
残った1匹の子猫が心配でしたが、機転をきかせてしかけた捕獲器に
無事に入ってくれてました。
吉報にみんなで喜びました。
スタンバイしてくれてるスタッフさん宅までお届けしてくれて
みんなが必死でがんばった甲斐があったというものです。
交代で、まさに猫周りを続けているわけです。
雨が続きましたが、どこか晴れ間を見つけて
なんとか見かける子たちだけでも捕まえてしまいたいところです。
本当は、この町の人たちががんばって捕獲をしてくれたら
すごく楽なのにと思います。
協力してくれる人もいますが、無関心な人
餌だけあげる人、いろいろな人が交錯しあっている場所です。
まだまだ続きますが、もう少しサクサク捕まってほしいんですが。
敵は、強力餌やりさんですね。
そして、なぜかこの場所
黒猫がやたらといっぱいです。
現在、大人猫4匹手術が済みました。
耳カットありの猫を2匹見かけています。
子猫は4匹保護しました。
まだあと10匹はいると思うのですが・・・。