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そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

美味しいプレゼント

2024-11-06 19:21:06 | いっしょに考えたいな
猫と暮らす会を立ち上げてから13年の月日が過ぎました。
その間いろいろありましたが、
わたしの中で絶対に決めていることがあります。

それは、TNRで怪我などのため一時保護したり、
行政で殺処分を言い渡され危ういところを助け出したり



保護の時点で子育て中だったり・・・



いわばわけあり猫たち。
一時保護のつもりだった子たちが、リリースできないまま
永遠の保護猫になったケース。
そして、その猫達を引き受けてくださった方たちのこと
そのときのことを忘れないということです。

わたし自身も、自宅で保護して看取った子はたくさんいます。
ただ、頭数があまりに多い多頭崩壊現場の猫たちをレスキューする場合
一時的にでも置いておくことができなかったり
まったく馴染む様子の感じられない野良気質の強い猫なども中にはいます。





場所と時間の関係で、どうしようかと悩んだりしてきました。
そのとき、手を差し伸べてくださった方たち。

そのときの感謝の気持ちは、消えてしまうものではありません。
ときどき様子をうかがったり、フードやおやつの差し入れに出向きます。

よく自分の目の前からいなくなればそれっきりとか
そのときだけは、かわいそうだから助けてあげたいとか
何とかしてあげたいんですとかって言う人たちを
大勢見てきました。

わずかな期間ですっかり忘れてしまったりする人の心を
悲しい思いで見ることもありました。
だから、せめて何かできないまでも
お願いしてそこに居場所をもらえたことや
お世話する日々の労力は並大抵のものではないことを
絶対に忘れたくないと思います。

何もできませんが・・・せめて美味しいものを食べてもらいたくて
また、そのとき感謝の気持ちをしっかりと伝える様にしています。

1匹の猫の生涯を看取ることは、そんなに楽なわけではありません。
助けたい気持ちを拾ってくださればこそだと思っています。



がんばってそこで生きている子たち。
生かしてもらった子たち。
手を差し伸べてくれた方たちの
深い愛情で今があるのだと思っています。

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虐待と不審死

2024-10-27 14:00:00 | いっしょに考えたいな
一昨日、とあるお店の駐車場で1匹の猫が命を落としました。
口から血を流して亡くなっていたそうです。
そのすぐ前まで、元気に過ごしていたようですが・・・。

不審な点が多い

すぐ近所の人が何かしているのを目撃した

などのお話しも聞いたため、
最初は車に接触した事故じゃないのと言っていたわたしですが
警察に通報してもらうことにしました。

もし、まちがいだったとしても、
不審だと思う内容はしっかり伝えておくべきだし
今後にも通じますから。

併せて、動物愛護教育センターにも一報するように伝えました。

結果は、外傷などは特になく証拠もないことから
いちおう保留となったようです。

亡骸は、センターで引き取ってくれたそうです。

この場所は、以前から猫のことでいろいろありまして
わたしたちも店主を説得し、TNRをしてきました。
でも、どうしても毎日の餌をいったん止めて、手術できるように
全面協力体制は取ってくれることがありません。

協力してくれる従業員の方もいますが
店主に圧倒されるのか、思うように捕獲がはかどらない現場です。

疥癬のタヌキもいます。

置き餌を、どうしてもやめられないのは、一種の心の病ではないかと
そんな風に思います。
そんな場所で、以前から心ある周囲の方たちが
手術をしたいと思ってきましたが、店主のかたくなな態度で
難攻不落の場所でした。

昨年度、お話しをしに行き、ようよう説得したものの
何匹もいる猫たちの捕獲はうまくはいかず
その間、繁殖も繰り返し、子猫は里親さんを探せたり、亡くなったり。

それでもと、数匹ずつ捕獲をしていたのですが
とうとう、こんな風に猫にあたる人も現れてしまったようです。
本当に虐待があったかどうかはともかく
虐待があってもおかしくない現場だと思えます。

人と人の醜い部分の犠牲になるのは、いつも猫です。
しかもそこでいちばんなついていた子だそうですから
いたたまれない気持ちでいっぱいです。

ご飯をあげる行為がいけないとは思いませんが
嫌いな人も大勢います。
また繁殖を繰り返したり、病気にしたままにしておけば
周囲の反感を招くというものです。

手術をしっかりして、繁殖を制限してあげること
餌も、他からの野良猫を呼び寄せることのないように
置きっぱなしにしないことなど
配慮できることをやってもらえたらと思います。

もちろん虐待したのが事実なら、たとえどんなことがあろうと
猫に危害を加えるなんて、もっとも罪深いことです。

釈然としないですが・・・
今は、亡くなった子の冥福を祈るしかありません。

猫が好き、お腹がすいたらかわいそう
この先の話をもっと慎重に、そして真剣に考えてもらえたら
そんな風に思います。

そして嫌いな人たちも、その感情を猫にぶつけることだけは
どうかやめてもらいたいと思います。

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年齢や環境に合った猫を選ぶ意義

2024-09-24 18:35:18 | いっしょに考えたいな
最近、2匹立て続けに高齢のシニアの猫が譲渡されていきました。
2匹とも、とあるお宅で多頭飼育をされていて
飼えなくなった猫達でした。

たぶん大変可愛がっていたんだろうと思われます。
このお宅から引き取ってきた猫たちは、みんな人が大好きで
とってもいい子ばかりなのです。

元々の飼い主さんのお母さんが亡くなり、息子さんも50代で亡くなりました。
で、誰も引き取り手がなくて行政に相談が入るという
お決まりのパターンでした。

今回立て続けに
『高齢の親が飼いたいのですが、譲ってもらえる猫はいませんか』
という相談を、それぞれお子さん方からいただきました。

まずは、高齢者が飼える猫・・・となると
若くて活発な猫では手を焼くか、脱走されてしまうだろうと説明しました。
そして、できることならたとえ高齢の方でも
最期まで看取ってもらうことを前提とした年齢の猫はいかがですかと
ご説明しました。

あと数年は生きる、穏やかでなついている猫がいいのかなと思いました。
猫も親御さんも、ともに徐々に体調も崩しがちになるわけですから、
そこはお子さんたちが
費用面、お世話のこと、受診の際の送り迎えのサポートが
確実にできるのかどうかも大事な条件に入ってきます。

スタッフさんたちも、何度もやりとりを繰り返し
家の状況もしっかりと確認し、脱走防止の具体的な話や取り付けにも
出向いてくれました。

ご高齢の方が、飼い猫を逃がすケースが、やはり圧倒的に多いのです。
足元をするっと抜けてしまうのを避けないといけません。
あわてて怪我や骨折などされても困ります。

脱走に関しては、トライアルの出だしでできる限りのことをお願いします。
その時、やらない?やれない?方だと、お断りしないといけないことも
多々あります。
猫の譲渡をする際に、迎える猫たちのことを
積極的に考えたり準備しない方って
この先きっとやっぱりいろいろ対策しない可能性の方が多いです。
すべてひとくくりで見ることはできませんが
いつやるの?今でしょ・・・は、案外そのとおりなんだと実感しています。

高齢の方でも、これから猫は飼えると思うのですが
保証人になってくださる方が、
どこまで保証人としての機能を果たせる方なのかも重要です。

また高齢の飼い主さんであっても、自分が看取るつもりの
ご自身の年齢に合った猫を選ぶことがとっても大切です。

ペットブームの影響で付随して起きる飼えなくなった犬猫の問題、
高齢者のおひとり暮らしの方が亡くなったり
施設に入所されて残されてしまったペットの問題、
よく耳にしたりしませんか?

まずは飼いきること、そして託す先を必ず探しておくこと
など、当たり前のことを当たり前に考えて、受け入れてくださると
スムーズに運ぶことが多いと思います。


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タイトな一週間

2024-09-06 22:19:50 | いっしょに考えたいな
今週は、スケジュールをこなすのにただ必死でした。
ゆっくりと過ごす時間が取れなくて、今日ようやく午後
少しだけ自分のための時間を作れました。

みなさんからの相談や連絡事項に返信したり、電話したりするだけでも
膨大な時間を費やしています。

ひとつひとつ、もれがないようにしているつもりですが
抜けてることがあるかもしれません。

平日の個別見合いも入り、大事な会議もありました。
病院受診もあり、手術の相談も、子猫の相談もひっきりなしです。

それでも、すべてを受け入れていけるわけではありません。
相談してきた方がどういう関わり方をしたいのか
どこまでがんばろうとしているのかで、こちらの対応も変わってきます。

どこそこに、こんな猫がいるから保護して里親さんを探してほしい
と言う場合、相談者さんが何も関わろうとしないのであれば
それは丸投げの相談と見て、わたしたちも何もしません。

かわいそうな子猫・・・それを何とかしてあげたいと思った本人も
しっかり関わってほしいと思います。

それからみなさんの思う子猫の大きさ
これがなかなか曲者です。

産まれたても子猫、半年ぐらいの手術ができる猫でも子猫

みなさんが言う子猫の定義が、写真を見せてもらったり
現場を実際確認しないと、まったく違っていたりします。

また外でご飯をあげていて、なついているという表現で言われても
実際その猫を室内に入れてみると、なついているとは
程遠いこともよくあります。

しっかりと話ができるケース、ご本人もがんばるケース
そうでない限り、簡単に引き取るなんてことは言えないわけです。

そんな、なんとなく無責任な相談も結構目立った一週間でした。

秋にシフトしていく中で、子猫の相談、不妊手術の相談は
まだまだたくさん増えていきそうです。

もちろん絶対頑張りますと言って保護に向けて動き出した方も
何人かいます。
そういう方がどんどん増えてほしいと思います。


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猫ちゃんの譲渡時の大切な条件

2024-08-22 08:06:06 | いっしょに考えたいな
猫と暮らしていきたいと来場してくださるときに
こちらからいくつかのお願い事をさせてもらっています。

年齢やお住まい、勤務時間など、
確認させていただかないといけない必須事項などをクリアできたとしても
お家の中の脱走対策を強化できないとなると
お譲りすることが難しくなってしまいます。

今はネットなどで、猫のための脱走防止用の柵だったり
網戸ロックなど。調べればその家に合ったものが
たくさん検索できます。
また、DIYが得意な家族がいらっしゃるなら、お願いしています。

猫の運動神経を侮ることなかれ・・・です。

強化に努めたり、きちんと対策していただけない場合は
残念ながら猫たちをお譲りすることができません。

玄関ドアの外側に、宅配業者さん、ご近所の方向けに
猫がいますのシールを貼っておくのも大切です。

高齢者の方と同居していたり、小さなお子さんがいらっしゃるなら
その家族向けに、開けたら閉めるのステッカー
室内のドアにつけておくことも大事かなと思います。

以前飼っていた猫は外に行きませんでした
と、各個体の性格をひとくくりに考えている方には
そこは絶対に違うことを説明し、理解できそうにないとなれば
やはりお譲りすることはできなくなります。

猫が3歳児だと思って、暮らしてくださるといいのかなと思います。

外に行きたがってるわけではありませんが、
おもしろくて出てしまったり、好奇心と興味だけで外に行き
帰れなくなってしまう子が多いのです。

また、家の中から見ていた景色と、実際外に出て感じる臭いや
景色が違うと、猫たちはパニックを起こします。
知らない場所にいきなり放り出された幼い子供を想像してみてください。
外に出てしまったら、猫が変わります。
見つけても、すんなり抱っこして連れ帰るなんてなかなかできません。

室内で飼われていた猫は、わたしたちが街角で見かける野良猫達とは
まったく違う生き物だと思った方がわかりやすいかもしれません。
日々生きることそのものが、命がけの賢い野良猫達と同じではありません。

室内のみ、甘ちゃんで育った猫たちが外で生き抜くことなど
ほとんど難しいと考えてほしいのです。

ですから、まずはきちんと脱走対策のできることが
大切な譲渡の条件に入ってきます。
今年の4月から、浜松市は条例でも
飼い猫は室内のみで飼うようにとなりました。

猫を迎えるときに、いつかではなくすぐに強化を考えてくださる方に
譲渡しています。
ともに暮らす猫たちの安全を確保できる飼い主さんであってほしいです。


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子どもが拾った子猫のこと

2024-08-21 06:00:00 | いっしょに考えたいな
ちょうどひと月前、メールが届きました。

娘さんが猫を拾ってきたけれど、飼うことができない
どうしたらいいのか相談に乗ってほしいですという内容でした。

行政にも連絡し、他の団体にも何か所か連絡を入れていました。
でも、どこもすぐに受け入れてくれるところがなかったようです。

今の時期、余裕があるなんてところはないので無理もないと思います。
わたしたちのところも同じです。

でも、しっかりとお話をうかがってみました。

ひとり親家庭で、お子さんは3人。
お母さんは医療過誤が原因で障害を負うことになって
休職中だそうです。
一番末の娘さんが、某公園で子猫を拾って部屋に隠していたそうです。
何か怪しい動きをするので、不審に感じて部屋に行くと
子猫がいたそうです。
悩んで、元の場所に返すことも考えたそうですが
それは捨て猫をすることになるのではと思いとどまり
いろんなところに相談の電話やメールをしたそうです。

それに元に戻したら、その子猫は生きられないと・・・。

動物の大好きなご家族でした。
すでに犬も飼っています、
チンチラもいます。

1匹だけなら、どこかしら場所の確保もできるだろうと考えて
猫と暮らす会で引き受けることにしました。
その子猫の駆虫代金やワクチン代金を持って、
待ち合わせの場所に来てくれました。

拾ったのはお子さんですが、
お母さんが真剣に考えてくれました。
元の場所に返してきなさいと言う親も、まだまだいる世の中で
よくぞ思いとどまってくれたと思います。

お子さんに、わかるかどうかは別として
貴女が大人になった時に、お母さんに今日の恩返しをしてあげてねと
伝えました。
責任を持って、絶対にきっちりと佳き家族を探すことを約束しました。

その子猫もスタッフさんがしっかりと育てあげて、
譲渡会デビューを果たしました。
現在トライアルに行っています。

その後のことは、連絡してもらわなくてもいいし
ホームページや会のブログで、どうなったか拝見しますとのこと。
きっと、里親募集一覧でひとまわり大きくなった姿を
見てくれているだろうし、ステイ中の文字に
安堵されていることだろうと思います。

きれいな心の娘さんに拾ってもらいました。
このお母さんが育てたからこそだと思います。

もうお会いすることはありませんが
この猫ちゃんが正式に家族に迎えてもらうこととなったら
おめでとうとありがとうを心の中で告げて
この流れを作ってくれた人・時間・繋がり・運・縁
目に見えるもの、見えないすべての何かに、
感謝したいと思います。

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お盆明け

2024-08-19 08:28:43 | いっしょに考えたいな
昨日の譲渡会ですが、ひっきりなしの来場者の方で
最初から最後までにぎわっていました。

たくさんの猫たちに声をかけていただきました。
ありがたいことで、足を運んでくださって感謝感謝です。

スタッフさんたちも暑い中、朝から晩までがんばってくれました。
完全にボランティアですから、バイト代がでるわけではありません。
自らの意思で、1匹でも佳き縁に結び付けたいと頑張ってくれています。

だからだと思いますが、みなさん言われたことだけをするのではなく
何がベストなのか、どうすればいいのかを
いつも考えることになります。

大切なことは何かをしっかり考えられる機会があるのって
とてもいいことだと思います。
心が成長できる大切な機会だと考えて動いてくれるので
気持ちのいい関係でいられます。


相談もありました。

野良猫の手術の相談。
子猫が産まれてしまって、どうしたらいいのかわからない・・・。
子猫だけ残されています。
庭になついてる猫が来ていて、何とかしてほしい。

いっしょに考え、同じ方向で解決策を探せるケースは
現場にスタッフさんが駆けつけています。

助けたいけど自分は何もしないという方の相談は
相談ではなく丸投げです。
助けたい気持ちを誰かに押し付ける内容では、受けてあげることは
絶対にできません。

いっしょに考えてくださる方の話には、耳を傾けることができます。

助けられる子も限りがありますが
何とかしたい思いの強いケースって、不思議と何とかなっているもので
どの子も、そういう思いの強い方に見つけてもらえたら
どんなにいいだろうと願ってしまいます。

まだまだ暑い日が続くようですが、体調を整えて
日常をこなしつつ、活動もがんばろうと思います。

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現実と理想の間

2024-07-24 09:24:58 | いっしょに考えたいな
毎日たくさんの相談を受けています。
いろんな状況のいろんな環境の方と話をします。
もちろん浜松市や警察などからも相談を受けることはたびたびあります。
今年度、すでに130匹以上の子たちを受け入れてきました。

残念ながら魔法の力を持っているわけではなく
すべての子を助けてあげるという大それたことができるはずもありません。

場所の確保、費用の問題、スタッフさん自身の環境やキャパ
今すでに受け入れた子たちとの月齢や相性、病気や感染症の問題など

毎日毎日パズルのように、入れ替えができるものかどうか
無い頭をフル稼働して考えています。
もちろん考えるだけではなく現場に出向いたり、移動をしたりします。

実際、自分たちでがんばれる人は自らがんばってもらいたいし
あなたまかせで来られてもそこは違うことを説明しています。
アドバイスしたりケージを貸し出したり、獣医さんに行ってもらったり
見つけただけでは助けられないことを、
しっかり把握してもらうようにしています。

その背景には、命がかかっていますから
本当ならすべての相談に対して、いいお返事をしてあげたいと思います。
でも、そんな偉そうな人物の集う会ではありませんから
大それたことなどできないのが現実です。

いっしょに同じ方向でお話しができる方と
そしてその人たちが助けたいと言ってきた子たちを
今は受け入れるくらいしかキャパがありません。

わたしたちより、もっともっと広い視野や大きなキャパで
受け入れてくれるところもあると思うのです。
ぜひいろんなところに相談などして、(個人ボラさんでも団体でも)
助けられる道を模索してほしいと願っています。
そして、1匹でも多く助かってくれればいいと思います。

できるところまでは何とかしようと思っていますが
できない無理や自身の中の想いを変えることはできません。
現実という大きな壁に跳ね返されて、苦しい時ではありますが
仲間の言葉や仲間の行動に励まされたり、
友人の救いの手に助けられています。
支援してくださるみなさんに支えられています。

彷徨う子猫の増える時期ですが、どうか佳き魂の人に巡り合って
その後の道が開ける様にと思います。
勇気を・・・
なんだったら、『え~い、しかたない!』みたいなノリでもいいので
ひとりひとりが、助ける気力を奮い立たせてほしいと思うのです。

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子猫を慣らす

2024-07-12 16:51:27 | いっしょに考えたいな
すぐに抱き上げられるような小さな子猫
体調が悪くて弱ってるような子猫

獣医さんでまずノミダニを落としてもらって
連れて帰るにあたっての注意事項や、必要ならお薬をもらったり
ミルクのあげ方などを教えてもらって
自宅では、何もないなら大きな段ボールで飼育をスタートしてみてください。
ただし、飛び出さないように、上にはメッシュパネルなどでふたを
つけてください。
こういう子たちは慣らす心配はあまりないかと思います。

さて、元気のいい子猫、
つまり簡単に触れないようなちょっと威嚇しちゃうような場合。
怖いから威嚇したり固まります。
できたらキティケージとかで飼育するのが安全です。

人間も怖いと思うと仲良くはなれませんから
ワークマンとかで硬すぎない皮手袋を購入して、それで慣らしてください。
長袖を着るか、手差しをしてください。

仮に爪を出されても、痛くもかゆくもなければ
人間はひるみませんから、ひるまない手でしっかり触って
慣らしていくと案外簡単に陥落します。

猫と暮らす会では、2重構造のミトンを販売しています。
これで子猫たちを触り倒して仲良くなっています。
洗濯ネットに入れて、爪を切るとらくちんです。

子猫に負けるな!と思います。

スタッフさんたちはベテランぞろいですから、子猫ならわりと早く
落としてしまうのですが・・・。
若猫と言われるくらいの大きさで保護した猫たちは
結構てこずっております。

まして大人猫になってしまうと、ゆっくりゆっくり仲良し作戦しかなく
子猫のうちに、気合をいれるしかないかなと思います。

どうしたら慣れますかと聞かれますが
まだ2か月3か月の子猫なら、絶対に仲良くなっていけますから
あきらめないでください。

せっかく保護したのも何かの縁です。
みなさんぜひぜひがんばってほしいと思います。


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猫と暮らすなら最期まで

2024-07-10 17:34:15 | いっしょに考えたいな
猫を譲渡するにあたって、飼いたいと望む方が
つまり飼い主になる人が、その猫の終わりを看取ることが
まずとっても大切だと思うのです。

途中、何らかの不測の事態があって
事故や病気などで飼うことが難しくなることは
誰にでもあるとは思うのです。

ただし、これはどうにもならないケースで
まずは飼いきれることを大前提で飼うかどうかを決めてほしいと思います。

65歳の方なら、子猫を迎えてもギリギリ最期までお世話できるだろうと
考えていますが、保証人になってくれる親しい身内や親族を
お願いしています。

70歳過ぎた方が7~8歳の猫を迎えたいという話なら
これもまた理解できます。
サポートしてくれる方がいらっしゃれば、猫と暮らしたい希望を
かなえてあげたいと思います。

ですがさらに高齢になって、しかもおひとり暮らしとなれば
正直どなたが保証人になったとしても
譲渡まで話を進めるのは難しいわけです。

高齢化が進んで・・・、むしろご年配の方にこそ
犬や猫とともに暮らす生活は有意義だとわかってはいますが
逆に、今ものすごく問題になっているのが
そういった高齢者世帯で飼えなくなってしまった猫たちのことです。

保証人になると約束したと言っても、月日が過ぎて、
いざその時に、それでは引き受けます、
とはならないこともあるのが現実です。
もちろん、お母様の忘れ形見だとしっかり迎えた方も知っています。
自分では無理だからと大金を支払ってでも、きちんとした施設に
託した方たちも知っています。

10年前は引き受けるつもりだったけど、家庭の事情で遠方にいますだとか
子どもがアレルギーで、結婚した主人が反対しててとか
様々な言い訳を並べ立てられてうんざりすることもあります。
結局、行政に引き取りに出されてしまう猫達もいます。

そういったことを考えても、やはり本人が看取ってほしいと思います。
いっしょに暮らす猫達も、急に飼い主が変わったり環境が変わったりは
負担になってしまいます。

そういう先の先まで見据えて、しっかりと考えて生き物と暮らすことを
考えてほしいと思います。

飼わないという選択肢も、ある意味とても愛情ある決断だと
思う時もあるわけです。

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猫の問題と人間模様

2024-07-01 11:40:58 | いっしょに考えたいな
昨日は、大勢の方がひっきりなしに足を運んでくださいました
お天気が崩れている中、本当にありがとうございます。
まずはお礼申し上げます。

またこのところ、いろんな相談も随時入ってきています。

野良猫の手術の相談。
子猫を見かけたという相談。
体調のすぐれない猫・怪我をしている猫の相談。

ひとつずつ、こちらでお手伝いできることや、サポートできることを
丁寧にお話しさせてもらっています。
ただ、わたしたちも日々の暮らしがあり、これが仕事ではないし
保護施設を持っているわけではないので
簡単に保護にしても捕獲にしても、引き受けたりはできません。
それでも、何とか居場所を作ったり、搬入搬送したりの
できることを提案しています。

そもそも、相談してきた方が、何もできないのに
いろいろ押し付けるような形で話を進めようとする
かなり強引なケースが続いています。
でも、それは絶対に違うと思います。

また、費用を工面できない方も中にはいらっしゃいます。
そのことで、文句が出てくるようなら、はじめから頑張りますなどと
言わなければいいと思っています。

助けるためには費用もかかります。
保護場所の確保も必要です。
大変なことも、通常よりハードルの高いこともたくさんあります。

もちろん気持ちよくサクサクやれるわけではありませんが
誰かに押し付けようとするのも、どこかから資金が出ないのもおかしい
と言うのも違うと思っています。

自分はできない、でも誰かやって
う~ん💦違うんだけどなって感じます。
また、自分が決めたことをやってやってるって言い出す人もいます。

仕組みを変えたり、準備するためには時間もかかります。
感情的に騒がれても・・・と思うことが多いこの頃です。

助けたい気持ち、何とかしたい気持ちは十分理解できても
やり過ぎて押し付ければ、それは誰かに迷惑をかけることになります。

猫のことって、残念ですが嫌いな人もいるし
助けなくてもいいって人もいます。
ほっとけばいいじゃんって人も大勢います。

自分の考えだけが正しいと思っていると
到底解決にはつながらないんですけどね。
人の心の向きを同じ方向にするのって、難しいです。

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捨てられた子猫たち

2024-06-27 02:56:16 | いっしょに考えたいな
6月17日、遺棄による仔猫9匹を行政から引き取りました。
前日、河川敷に段ボールに入れて放置されていたところを
通報を受けた警察が保護したそうです。

保護されたのはとってもいいことでした。
カラスやトンビの餌食になったり、
イタチやタヌキに捕食されずに済みました。

ただ、100グラムに満たない極小ミルク飲みも含め
本当に生まれたばかりの大きさです。
いったいいつから放置されていたのか
ママの初乳も飲めていたのかもさっぱりわからない状態です。

しかも警察が動いたのが日曜日で夜。
行政で対応できる職員もいない中、
施設内に置かれただけの状態となりました。
朝には身体が冷たくなっていて低体温症を起こしている子もいました。

朝出勤した職員さんたちが、あったかくして
緊急案件としてすぐに猫と暮らす会に連絡をしてきました。
聞いて・・・間に合うか!と祈るような気持ちでした。



ひとりがすぐに迎えに走ってくれて、準備していたスタッフさん宅に搬入。
あっためた点滴を入れて、ミルクをあげ体重測定の支持を出しました。
なんせ9匹、3人がかりでの作業です。

極小ミルク飲みを助けるには、力を合わせて連携しないとなりません。
一刻の猶予もないとはこのことです。
ひととおりのことが終わり、
あとはこの子たちの生命力にかけるのみとなりました。
体温がなかなか上がってきません。

たぶんこの大きさでは、獣医さんに行ってもなすすべなしです。
こまめに様子を見てもらうようにスタッフさんにお願いしました。

こんな産まれたばかりの仔猫たちを、どうして捨てることができるのかと
思ってしまいます。
捨てたら犯罪です。
せめて、社会のルールに乗っ取って
行政に引き取りに出すくらいのことは考えてもらいたいと思います。

行政もいつでも引き取るわけではありません
全部助けられるわけでもありません
(キャパシティーの問題があり当然です)

でもできる限り生存の可能性を与えるという方針がありますから
生きられるチャンスは広がります。
もちろん行政に連れて行けと言ってるのではなく
河川敷に捨てる行為をするぐらいなら・・・・ということですから
間違えないようにしてください。

より生存できる方に考えてもらえないかという究極の話です。

まだまだ目の前からいなくなればいいという稚拙な考えの人間がいて
しかもそういう人たちは、産まれたら捨てる犯罪行為を繰り返します。
母猫の手術をするのは、たった1回で済むのに
お金が惜しいのかめんどくさいのか・・・。

野良猫に、バカヤローまた生みやがってとか言ってる人がいますが
馬鹿なのはどっちだと思います。
今は浜松市は野良猫の手術に非常に理解があって
相談者は4000円の負担で手術ができるようになっています。
運搬が嫌なら相談してくれれば支援団体がかなり格安な金額で
搬送も手伝ってくれます。

生きている子たちを粗末に扱う人たちは
経済的なことだけではなく、心の豊かさも欠いているのかなと感じます。

猫の問題ですが、いろんな側面からアプローチしないと
生きづらい世の中になってしまう気がします。

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6月は悲しい季節

2024-06-27 01:37:02 | いっしょに考えたいな
私にとって、というか猫と暮らす会にとってというか
それは猫全般のことなのか・・・。

6月は毎年いろいろなことが起きます。

連絡を受けて出向いても、すでに亡くなっていたり
ひどい状態で保護されたり
無残な姿で捨てられていたり
本当にこんなかわいそうな目にどうして遭うんだという子たちを
たくさん見ることになります。

拾い上げるための席も、いつもいっぱいです。
何とか詰めて詰めて・・・ひとつでも多くの席を確保してあげたいと
思うのですが追いつきません。

悲しみに埋没するわけにはいきませんから
できることを淡々とこなしています。

この季節は、生後1~2か月の子猫たちが
ちょろちょろと出て来て、親からはぐれてしまい
かなりダメージを受けた身体で保護されたりしています。

または産まれたての子猫、まだ初乳も飲んでないような子猫が
敷地内や会社の倉庫内で生まれているのを発見されて
まとめて段ボールに入れて捨てられたり
行政に引き取りに出されたりしています。

心が痛まない人が大勢いて、
猫の命は夏のやぶ蚊ぐらいに思われているのかなと
感じることがしばしばです。

それでも、どうにかたどり着いた子たちは
縁のあった子です。
無事に育てばしっかり里親さんを探し
こちらのスタッフさんの元で亡くなれば、手厚く見送ろうと思います。

スタッフさんたちのスキルも上げていかないといけないし
判断能力もアップさせていかないといけないし
先生方にもお願いすることが増えていきますが
乗り切るしかない時期です。

6月は・・・とタイトルに書きましたが
7月も続きそうでちょっと覚悟しているところです。

子猫にとっては受難の時期が続きます。
また、こちらにただ連絡だけすれば引き取ってくれるとか
迎えに来てくれるとか思う丸投げ相談にはお応えしていません。

相談者の方が自分のできることもぜひ考え
提示してほしいと思います。
同じ方向を向いて助けていきたいのです。
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猫を飼うなら最期まで

2024-05-07 03:20:29 | いっしょに考えたいな
猫は、生後半年で子猫ではなく大人猫として機能します。
見た目もしっかりと大きくなって
繁殖をすることもできるわけです。

ただ、家猫として甘々に育ってきた子たちは
身体はある程度しっかりしてきても、やることはお子様です。
若猫特有の、遊び上手甘え上手です。
表情も、まだまだ子供です。

しかも、フルタイムでもお留守番もできちゃいます。

日曜日の譲渡会では、そんな若い猫達にたくさん声がかかりました。
数日、環境の変化に戸惑うと思いますが
そこを過ぎれば、かえって健康面でも心配はいらないし
かわいらしいわが子となってくれるはずです。

もちろん、ワクチン未接種の小さな子猫を希望される方も
大勢いますので、そのときは個別にお見合いをしています。
そして、トライアル期間はもうけないと決めて臨んでもらっています。

体調を崩しやすい小さな子猫を譲り受けるにあたって
すぐに対応できる家族が在宅しているのかどうか
ここは、ご高齢だったり学生さんだと在宅者とは認めていません。

つまり、車に乗ってすぐに獣医さんに行けること
具合が悪くなった子猫のお世話がきちんとできることが条件に
なってくるのです。
責任が伴うことです。
そこをご高齢の方や学生さんに背負わせる考え方はできないのです。

可愛いだけでは、小さな命を委ねることはできませんから
ご理解いただきたいところです。

2か月半とか3か月ぐらいのちょうどいい大きさの子猫たちも
やがてはホームページにアップされますから、そこまで
お待ちくださいとスタッフさんたちが対応してくれています。

声をかけてくださったことには感謝をしますが
やはり安心できる環境と条件がそろって
はじめてお見合いできると考えています。

また、ご高齢のおひとり暮らしの方となると
お譲りするのが非常に難しかったりもします。
今までどんなに経験が豊富でも、
やはりこれからは違ってきます。
体力、俊敏さ、判断力など、すべてが衰えていくわけです。

脱走対策などに気を配ることも、日々難しくなっていきます。
中には、いなくなったことにさえ気づかなかったり
何度も何度も脱走を繰り返されている方もいます。
となると、どうしても譲渡は難しくなるわけです。

ご高齢の方にも、おひとり暮らしの方にも
犬や猫などは必要なのかもしれませんが・・・。
そして、毎回不思議なのが、そういう方の方が
子猫を希望されるのです。

性格のいいシニアの猫を希望する・・・わけではないので
いっしょに暮らした猫を看取るつもりはないのかなと
ちょっと寂しく思うこともあります。

子猫にしても若猫にしても、シニアの猫にしても
きちんと最期まで飼うと決めた方に、飼ってもらえたら嬉しく思います。

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ミルク飲みの赤ちゃん猫

2024-04-12 15:55:35 | いっしょに考えたいな
ミルク飲みの赤ちゃん猫の相談が入ってくるようになりました。
実際、へその緒のついたおちびさんたちも来ています。

スタッフさんは気の休まらない日々に突入していきますが
それでも、何とかなるものならと受け入れてくれます。

その個体の生命力にかけるしかないような大きさです。
さっきの授乳のときは元気があったのに、3時間後は弱っていたり・・・。
ひと山ひと山超えていく感じです。

400グラムとかに到達すれば、動物病院の先生に
助けてもらえるだろうと考えて、そのくらいまでは必死です。

でも最初からあきらめたらそこで終わりなので
できるものならとがんばってくれています。

毎年毎年、この時期は同じことをつぶやいてる気もします。
減らない・・・のは、どうしてなんだろうかと。

繁殖をブロックするために、ずいぶん避妊手術もしましたが
やっぱり産まれているわけです。
みんながみんな、子猫を産ませないぞってがんばってくれてるわけじゃないし
これは致し方ないことだと、半分くらいはあきらめないといけないのかな。

産まれたてでママからすぐに引き離されて、
何かに捕食されたり、そこらに放置されて死んでしまうのはあまりにも
不憫です。
やれることはやってあげたいと思います。

今年もまた、そんな時期に突入です(´;ω;`)


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