さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

酒田の最上屋旅館

2021年11月25日 | 東北シリーズ


酒田駅に到着しました。


コメを積んだ北前船ですかー。


駅は繁華街から少し離れたところにあります。


マンホールは米の倉庫。


日和山にも行きます。


宿は大正ロマンの木造建築、その名も「最上屋旅館」。


おー、こりゃ! 金庫にはお宝がしまってあるのかぁ~?


骨董品みたいなものが並んでいます。御主人の趣味だそうです。


木造は味わいがあっていい。便利なビジネスホテルもいいけれど、たまにはこういう
ところに泊まるのもいいよね。風呂やトイレは共用ですが、客は1日目はもう1組だけ、
2日目は俺ひとりだったので、特に重なることはありませんでした。

古い建物でもWifiは使えるし、トイレにはウォシュレットがあるし、不便はありません。


北前船の模型も置いてある^^ 椅子の背もたれの彫り物も立派でしょう?
ひとつひとつの調度品にこだわりがあるようです。


部屋は2階を上がったところ。


和室だとすでに布団が敷いてあっていいよね^^;


よく見ると、凝ってるんだよw


こういうのもなあ~w


奥の細道最上川ラインの車窓

2021年11月24日 | 東北シリーズ


さて新庄から酒田に向かいます。

「抑止すったが?」 これは・・・( ゚Д゚)?

「停止」じゃなくて「抑止」とは? まさか核兵器の「戦争抑止力」?

こういうときは、すぐにググる。

「抑止を確認したか?」線路内で作業をする保線員等に向けた注意書きだそうです。
大掛かりな作業をするとき列車の運行を見合せること(抑止)があり、その確認を
したかという意味だそうです。


アナウンスで「奥の細道最上川ライン」という言葉が流れました。芭蕉はあちこち
漫遊したので、ホントあっちこっちに由来の何かがあるなあ。


ここの車窓がまた素晴らしい。


赤湯から新庄まで庄内平野を最上川にそって北上してきましたが、新庄からは川の
方向が変わり、最上川は酒田に向かって西に向かいます。


車内アナウンスが入り、「この先で最上川がよく見えるので、スピードを落とします。
絶景をお楽しみください」というサービス。


三陸鉄道のときと同じで、地元民はほぼ無視。俺を含めたわずかな旅行客が写真を
せっせと撮っています。


風力発電の風車が見えました。


鳥海山が見えてきたと思ったら、おっ、また白鳥さんたちがいる!


おおお。


シベリアに住んでいる方々です。


「余目」(あまりめ)に近づいてきました。約1時間の最上川ラインです。


終点の酒田が近づいてくると、いよいよ鳥海山がきれいに見えてきました。今回は
ここから南に向かいますが、いずれあそこにも行かねば。


秘境ですからねー。


新庄を彷徨うが

2021年11月23日 | 東北シリーズ


さて天童をあとにします。駅にはこんなおばさま方のお送り(お迎え?)。
これでしょう~~!ローカル線の萌え系キャラクターじゃなくて、俺はこういうのを
求めていたんだよ。さあどなたが好み? 酒を持っているだけに一番右ですねー。
唇の上のホクロがキュート♪ モデルいるのか?


あー、温泉推しでねェw 「湯のまち天童 あなたの旅に王手」かー。
詰みました!(^益^)w


さてまた各駅停車で北上します。今日は酒田に向かいますが、まずは新庄まで。


庄内平野は広々していて景色がいい。


さてさて新庄駅に到着。酒田行きには1時間30分ほどの待ち時間。駅前で昼飯でも
食べようかと思っていましたが、先ほど天童駅でさらっと冷やしラーメンを食べて
しまったので、駅近辺を歩いてみることにしました。


地図を見ると、なんとか資料館までは2㎞ぐらいありそう。急ぎ足で30分くらいか?
帰りに30分と考えると、滞在時間が30分でギリギリ。こりゃあやめておこうw


駅前に何かないか?と歩き出す。夜の繁華街はそれなりにありそうだ。


「出会いの館」とか「順子」なんてのは楽しそうだが、昼じゃなあ(^益^;


「パブ ヴァニラ」は避けたほうがいいだろう。しかし左の看板を見ると、ほぼ廃ビル?


地獄は辛いの? 


まったりできる古い喫茶店でもないかと探してみたら、あるある♪
オンボロそうなビルの1階だ。


「ピノキオ」だって^^ 室蘭にそういう名前のスナックがあったなあ。


驚いたことに、狭くて客がいっぱい!(この画像はちょうどお帰りになったときに撮影)
ひとつテーブルが空いていてよかったけれど、なになに人気店なの?家族連れやカポーが
いるぞ。ひとりでひとつのテーブル使ってスミマセンw

その理由がわかりました。


目の前の親子連れ4人のところに、巨大パフェが2つ届いたのです。大きさ、高さの
限界まで挑戦した様子です。

少年は大喜びで食べ始めました。ひとりでは完食できないでしょうから、お母さんが
横から食べていました。お値段はたしか580円とかだったか。安い!俺も食べたく
なったが、こういうところで「普通サイズにして下さい」と言うもんじゃない
だろうしなあ。横に手伝ってくれるカワイイ少年少女がいればなあー。あのきれいな
お母さんでもいいけど(冗談です)。

食べ終わった頃、少年は「お父さんは警察官なんだよ!」と自慢しました。
うっ。。。 警察官は立派な仕事で、いざとなれば頼るし、お世話になっています。
しかし、場合によっては政府の指示で、対立する可能性をはらんだ存在です。
そういう時代が来なければいいけどなあー。。。


隣の若いカップルのお嬢さんのほうには、これまた巨大なプリンが来ました。
大きなドンブリに入っているよう。その女の子、彼氏が注文した焼肉定食(?)が
また大盛りだったのを見て、「私が食べてあげるよ♪」と言っていました。
さらに太るぞーww


天童公園の人間将棋盤

2021年11月22日 | 東北シリーズ


天童の朝を迎えました。昨日は夕方に到着してすぐに飲みに出たので、この日は
天童の町を歩きます。いい天気だ。


舞鶴山にある天童公園にやってきました。まだ朝なのでとても静かです。


「展望台」と書いてあるので登り道だと覚悟していましたが、なかなか大変だぜ。
上には駐車場があるので、歩く人はあまりいないんだろうなあ。


荷物を持っているし、気温も高くなってきて日差しは強いし、汗かいたーw


ここには人間将棋盤があるのです。もう暑いんでシャツ一枚になる。


写真が掲示されていました。お祭りでこんなふうにやるんだね。


桜の季節にやるらしいです。衣装を着てずっと座っているのも大変か?


将棋塔が上にそびえています。


その裏まで行けば展望台。


天童の町が見渡せました。


山から下りてくると、旧東村山郡役所資料館があります。こちらは明治時代に建てられた
洋風建築の郡役所。すごくきれいなのは、昭和60年に解体復元工事をされたからです。
それでも30年以上経ってるようにはみえないほどですねえー。

内部には幕末から現在に至るまでの天童の歴史をたどる展示品がありました。しかし
撮影禁止なので、それをお見せすることはできません~。


昼は駅前でまたラーメン。これで3日連続^^;
少し暑かったので、「冷やしラーメン」を選びました。氷が浮いているのわかりますか?
これもなかなか旨かったぞー。


天童の夜は午前様

2021年11月21日 | 東北シリーズ


さて2軒目を物色。テキトーに入ってみると、「一見さんはお断りしてるんですー」と
拒否られる。むぅ、緊急事態宣言が明けても、ワクチン接種が進んでこれだけ感染者数が
減っても、まだそういう店があるわけだ。。。

この界隈でスナックの灯はたくさんあるので、入れるところはないかと彷徨う。しかし
どこが入っていい店なのかはわからない。「ナース倶楽部」なんてのに勧誘されるが
それは違うだろう~w

ウロウロしていると、浴衣姿のおっさんが声をかけてきた。「どこかいい店ないか探して
るんですよね?」近所の温泉宿に泊まって、夜になって出てきたのだろう。「まー
テキトーに入ってみるしかないんじゃないかー」と言って、目の前の店に入ろうとしたら
ついてきた。

「どうぞ~^^」と入れました。「お二人様ですね」と、店の人からすると一緒の連れだと
思われた。そいつは大阪人で、いまは盛岡に住んでおり、仕事の出張で天童に来たと言う。
こちらはひとりふらり旅だと言うと「いいなー!」と羨ましがる。なんと誕生日が2月違いの
同い年だったw なんとなく意気投合して楽しく話していると、店のママさんはこの店に
入る瞬間に知り合った仲だと聞いて驚く。「ずっと友達だったと思ったわよ!」

初老のママさんに加えて、も少し若い店の女性が加わり4人で盛り上がる。そのうち大阪人は
3回結婚したという(もてるのか?)。「次の女性が出来たから、前の奥さんには別れて
くれってやったわけ?」と聞くと、「そりゃあー隠してですよ!面倒なことになるもん。
付き合っているのは言わずに、離婚してから再婚♪」というと、店の女性2人は明らかに
不快な顔を押し隠した。女全員を敵に回すこと言っちゃって、本人は「大変だったね」とか
「そりゃ頑張った」とか言ってほしかったのかなあ~(^益^;


記念撮影♪ このカッコで普通飲み歩く?

宴もたけなわ、「も一軒行こう~!」となる。「俺はうら寂れたバーサンの店なんかが
いいんだけどなぁ」と言うと、「いやもっと若い人がいいよ!」と言う。そちらのほうが
多数派でしょう。ドアが半開きで、中にストーブがついている薄暗い店は「ここは侘しくて
ダメ!」とか、「90分飲み放題」なんてところは「他に120分ってのがあるから!」と、
なかなか細かい。

そのうちにセーラー服で客引きをしている店の前を通ったら、「こういうところが
いいんじゃねーか?」と冗談を言うと、そいつはいきなり入って行ったw


「中は満員!」とすぐに出てきたw このカッコで入るかね~(^益^)w


というわけで、こういうスタンダードな店に入りました。旧満州出身の中国人のママさん
でした。きっと変な二人が入って来たな、と思ったことでしょう^^;

同い年とはわかっていたが、2軒目になってようやくお互いの名前を確認。別に知らなくて
もいいんだけどね。「どこに泊まってるの?」と聞くから「くろだってとこ」と答えると
「なんだよー!」と席からひっくり返る。浴衣を見ろというので、見ると「くろだ」と
書いてある。そんなん見ないってw 「部屋番号は?」と聞くので「407!」と言うと
ふたたびのけぞって落ちそうになる。実にそいつは408号室でしたw

だんだん酔っ払ってきて、そやつは何度も椅子からひっくり返りましたが、0時を過ぎて
そろそろ帰る時間となりました。6時間以上飲んだな!「明日どうするの?」と聞くので、
「酒田に泊まるよ」と答えると、「俺行く!明日は午前中で仕事が終わるから、それから
行って、夜に飲もう!」なんて勝手に決めている。


「明日の朝、部屋に名刺を入れておくからね!」と来る気満々w
ホテルのフロントでは酩酊しているもんだから、俺が「407と408をお願いします」と
一緒に鍵を出してもらおうとすると、「408はありませんが・・・?」と言われる。
「そうだー、俺、鍵閉めないでそのまま出たんだよ」と言う。オートロックじゃ
なかったっけ?鍵を開けたままで出るかなーwww

翌日、ドアに名刺は入っていませんでした(^益^;