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さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

時計博物館 9

2015年11月26日 | 関東甲信越



松本市にある、時計博物館にやってきました。ひとつの町にのんびり滞在するので、
見るべきものはだいたい何でもひとつずつ見物するのです。

さてご覧の時計は、パチンコ玉みたいのがくねくねと走り、隅っこに到着すると台が
反対側に傾き、また玉がくねくねと走って、いったりきたり。



まるで女性が立っているよう? 何か時計が話し出しそうですよね?

      

こちらも立派な柱時計。これを置くに見合うお屋敷が大変なものでしょう。

あすなひろしという漫画家に、こういう立派な柱時計が出てくる作品がありました。
とある家族がとても大事にしていたのですが、ある日突然家のなかからなくなって
しまうのです。「どこにいっちゃったのだろう?」と、その家の子供が言います。

そのあと場面が変わります。戦時中だったので、家が吹っ飛ばされてがれきに
なっており、そこに柱時計だけが残って立っているのです。その時計以外は、
あの世に逝ってしまったというオチでした。あの作家、原爆投下後の広島で
育ったそうです。



この博物館、時計のコレクターからの寄贈で作られたそうです。いろいろあるねェ。

      

上の時計、文字が逆でしょ?理髪店用なんだってさー(^益^)w
目の前の鏡の横に時計を置けばいいのに、後ろの壁に置いて、わざわざ鏡を
のぞいて時計を見る、ということにこだわった遊び心なんですね。



ゾウの鼻の先に置かれた時計全体が揺れる構造です。ゾウさん、365日24時間
体制で仕事中!



左の時計の上には、糸の先に玉がついていて、それが右の棒にクルクルとからまり、
それがほどけて今度は左の棒にからまり、またクルクル。それが正確な時を刻む
というわけですか。。。



江戸時代?明治?和風の時計です。「丑三つ時」とかいうのでしょうか。



真ん中の印籠時計はちょっとオサレでいいなあー。中には薬が入るのかな?



これも見事な職人芸の仕事ですねェ。広い洋館じゃないと置けないなー。



というわけで、ヒマつぶしに結構楽しめました。お城には中国人観光客が沢山
おりましたけれど、こちらには西洋人がちらほらいましたねー。お国柄によって、
関心を持つ対象がいろいろ違うものです。