堺北民主商工会

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小牧長久手の戦い

2008年01月16日 12時44分12秒 | 世間の話
戦国時代の有名な合戦に小牧長久手の戦いという戦いがあります。
本能寺の変での織田信長の死後、様々な変遷を経て、ついに激突した豊臣(当時は羽柴)秀吉と徳川家康。
戦上手の徳川家康に秀吉は戦場では敗れるのですが、軍団の致命傷には至らず、その後政略を用いて家康を取り込むことに成功したのでした。
戦術では家康が勝ったのですが、戦略では秀吉が勝ち秀吉の天下取りを決定的にした戦いでした。

さて昨日臨時国会が閉幕しましたが、最終日にトンでもない法案が継続審議になった事をご存知でしょうか?
それは何かといいますと「民主党提案のテロ特措法」です。
実はこの民主案、先に成立した自民党のテロ特措法よりもこの民主党案の方が、数段酷い反動的な内容になっています。
曰く・・・
☆海外派兵の恒久法の制定
☆アフガン本土への陸上自衛隊の派兵
☆「海上阻止行動」そのものへの海上自衛隊の参加
とこの様に憲法9条を全く無視した内容の本当に酷い法案です。

そして、このナイスパスを受けて、自民党公明党は衆議院にて継続審議扱いにし次の国会では更に具合の悪い法案に仕立て上げようという魂胆です。
その道を開いた民主党・・。
まさに「何が野党第一党か!」と言いたくなります。
邪推かもしれませんが、小沢代表がテロ特措法の採決前に席を立ったのも
「アメリカ」及び「自民党」に対する自分の立ち位置を暗に示したとも取れ、近づく衆議院選挙以後の動きが心配でなりません。
やっぱり自民も民主も同じという事が浮き彫りになった今国会だったのでした。

さて、勝ったのに負け、負けたのに勝った「秀吉と家康」及び「自民と民主」ですが、420年の時の流れを超えての共通点が1つだけあります。
それはどちらの陣営も「自分の利益の為に戦っているという事です」

そして戦国時代は遠く過ぎ去り、今は主権在民の民主主義の世の中。
国会内の庶民の利益の代弁者が誰なのか?
その階級的自覚に国民の多数が目覚めるのは何時ぞや!?

事務局:つ

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