堺北民主商工会

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2006年

2006年12月28日 10時20分09秒 | 世間の話
 堺北民主商工会は今日が御用納めです(仕事始めは年明けの1月6日(土))。

 2006年という年も、あと3日で過去となる。この年も様々な出来事が起こり、その1つ1つを歴史の1コマに刻んで過ぎ去ろうとしている。しかし、2006年は単に、コマ切れの1年では無い。2005年までの歴史を引き継ぎ、2007年にバトンタッチをする歴史の流れの中での1年である。
 私達は今、この瞬間を生きている。この1年、私達には多くの人との出逢いがあり、又、別離があった。生まれてくる「もの」(人や生き物、物)があれば、消え去っていく「もの」もあった。その1つ1つが社会の大きな流れとなり、弁証法的に社会は展開していく。より良き「もの」は受け継がれ、悪しき「もの」は駆逐されていく。
 この流れが歴史の本流である。
 しかし、誰にとって「良きもの」なのか。ほんの一握りの特権的階級の「もの」なのか。それとも、生産活動の基礎を担い、社会発展の原動力に携わっている国民大衆の「もの」なのか。
 勿論、答えは決まっている。後者のために「より良きもの」であるべきだ。
 ところが現在の日本社会には「ねじれ」と「歪み」が生じている。教育基本法の改悪、防衛庁から防衛省への格上げ(?)、自衛隊法の改正(?)、企業・大資産家減税と庶民増税、消費税を税の基幹とする大衆課税、日常生活における格差の増大、憲法改憲(特に9条の改憲)のための国民投票法案の準備……etc。そして、それらが今、日本社会の発展に「よどみ」と「逆流」となって現れている。
 一方、「ねじれ」と「歪み」を本流に押し戻そうとする流れも脈々と流れている(例えば、全国のあちこちに結成された「憲法9条の会」や高校生や若者を中心にした各地で開催されている「平和の催し」など)。
 しかし、早く、この「よどみ」を解消し、「逆流」を本流の戻さなければならない。そのためには黙っていては、積極的な働きかけをしなければ本流に戻す事は出来ない。私達、1人1人が「より良き社会」の実現を目指すアピールと働きかけをあらゆる伝達手段を駆使して実行して行こう。
 そして、大きな世論にして行こう。
 来年こそ歴史の本流を私達が生きている日本であって欲しい。と願わないではいられない!

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