堺北民主商工会

堺北民商ホームページはこちら

安倍内閣について

2007年06月06日 12時12分52秒 | 世間の話
安倍内閣が発足して、様々な問題が続出していますが、この事について正確な分析を行っていた政党のコメントを紹介します。
日本共産党委員長 志位氏のコメントです。
http://203.179.91.149/stream/20060926_shii.wmv
(↑クリックするとムービーが見れます)

以下、コメントの抜粋です。
「五年半の小泉政治を振り返ってみますと、自民党政治の三つの異常――過去の侵略戦争を正当化する異常、アメリカいいなりの異常、大企業中心主義の異常――を極端にまで肥大化させ、外交でも、内政でも、日本の前途を真っ暗にした五年半でした」

「安倍氏に問われる問題は、過去の侵略戦争と植民地支配にたいする歴史認識そのものが、今度は重大な主題となってくることになります」

「憲法改定についていいますと、安倍氏は、解釈改憲で集団的自衛権の行使をできるようにする、同時に、五年以内に明文改憲をおこない憲法そのものを変えてしまう――二重の企てをすすめることを明言しています。」

「暮らしの問題では、この間、格差社会と貧困の広がりが、いよいよ重大な社会問題となりました。 安倍氏は、「再チャレンジが可能な社会を」ということをうたい文句にしています。しかし、NHKの特集番組でも紹介された「ワーキングプア」ということが、いま大問題になっています。働いても働いてもまともな暮らしができない。だれ一人努力していない人はいないのに、努力しても報われない社会になっていることを鋭く告発したものでした。
「再チャレンジ可能な社会を」というのは、この実態をまったくみない空論です。そして、いったいだれが「ワーキングプア」という状況をつくりだしたのか。安倍氏もその中枢にいた自民党政治がつくったわけです。人間らしい労働のルールを破壊し、社会保障を破壊し、庶民増税を押しつけて、この住みづらい社会をつくってきた。その反省抜きに「再チャレンジ」といっても、むなしいばかりではありませんか」

9月の発足から9ヶ月経って、今の日本の政治や私達の暮らしを取り巻く矛盾の多くがこの指摘が原因になっている事はすぐにわかります。
この問題を指摘し、国会活動の中でこの視点で安倍内閣を追求してきた政党は日本共産党のみでしょう。

こういった根元に立ち返った正しい分析を取り上げず、単純に「二大政党選択」という踏み絵を迫る今の報道。
客観的に見て、自民か民主か?というマスコミの世論誘導を疑問視せざるをえません。

事務局:つ