サイババが帰って来るよ

Count down to the Golden age

サイババ物語(46)結婚式でのスピーチの巻

2015-02-18 00:57:21 | 日記

王様のテルグ語の学者が丁度その時に所用でいなかったのですが、ババは王様に、「彼は洪水のために来れないけれど、明日帰って来るよ。」と言われたのです。
それまで、誰もその学者の話をババにしていなかったので、ババがどうして彼のことを知っているのか皆不思議に思いました。
そして、ババが言われたとおり、その学者は次の日にやって来ました。ババが学者が遅れて来るけれど洪水によるものだと言われていたことを聞いて、どうして洪水が原因だということを知っておられたのかとても不思議に思いました。
学者は急いで宮殿に直行しババに会いました。

大きな宮殿やね


サイババさんは彼を抱きしめながら「私がここに来たのは実はお前の為だったんだよ。私はお前が信仰してるデヴィ女神なのだ。」と言われたのです。
次の日にサイババさんは、その学者のチルマラチャルさんの家をお訪れましたが、その学者の娘さんは、その日の事を次のように述べておられました。

サイババさんが家に来られたとき、ペンダントを物質化されました。
そのペンダントには、デヴィ女神様、ラーマクリシュナ パラマハンサ、そしてサイババさんの姿が刻まれていました。しかもサイババさんのお姿の胸の部分には、父の姿も刻まれてあったのです。
その後、サイババさんは父に「あなたの家族の平均寿命はどれくらいだね。」と聞かれましたので、父は55歳ぐらいです。と答えるとババは、「あなたの場合は違ったものになるでしょう。」と言われたのです。
ババは、その後、父に「私はあなたに、更に三十二年の命を付け加えてあげよう」と言われました。
実際、次の三十二年間、父は毎年プッタパルティに赴き、ダセラ祭を祝うことが出来ました。
ある年に、父が少し具合が悪くてプッタパルティに行けない時も、ババは一日ダセラ祭を遅らせてでも父の回復を待って、お祭りを祝われたのでした。

その頃、カスツーリと奥さんがプッタパルティにやって来て、娘さんの結婚式の件でサイババさんと打ち合わせをしました。
サイババさんも、カスツーリの提案に同意されて、簡素な式をここプッタパルティで挙げることになりました。
ババは、礼拝堂から二三歩出て来られてトゥルシの木を祀ってある横まで来ると、こう言われました。
カスツーリのお母さんもやって来ました

「結婚式をこの倉庫で執り行います。食事はここでします。料理の準備はこの壁の横でします。」と。そして、サイババさんは自分のお父さんのペッダさんを呼ばれました。お父さんは直ぐにやって来ました。そして、ベッダさんに、「ヴィジャヤ ダサミの日にバンガロールからカスツーリの一行が三十人ほど、結婚式の為にやって来ます。その日に必要な物で、ここでは手に入れにくい野菜や果物を全て事前に用意しておきなさい。」と言われました。
お父さんのペッダさんです

そして、カスツーリの方に向き直って、「その他に必要なものがあれば、買い物リストを作り、前金を払っておきなさい。そうすれば、父はダルマヴァラムやヒンドゥプールに行って買い物が出来ます。あなたはそれらを父に注文書を書いて渡しなさい。また、何か他に要る物があれば父に注文し、あなた達がここを離れるまでに父にお金を支払ってあげなさい。」と言われました。

結婚式の前に興味深い出来事がありました。礼拝堂で女神様を祀る儀式をしていたのですが、その儀式で、既婚者で夫がいる女性が女神様に貢物をするのですが、一体誰がそれをするか皆で低い声で相談していました。
そして、それをババのお母さんのイシュワランマさんにしてもらおうと決めました。
お母さんのイシュワランマさんです

それを、後ろの方で座って聞いていたサイババさんが、「君たちは一体何をこそこそと話しているんだい。どうしてイシュワランマに決めたんだい。僕がそれをみんな一人ひとりから受け取るよ。」と言われました。
女性たちは、少し驚いてお互いに顔を見合わせました。次の瞬間ババが白いサリーを着た女神様に変身していたのでした。
しかも、たくさんの宝石や花やクムクムを付けておられました。
女性たちは次々に、その女神様の御足に触れ挨拶しました。やがて、女神様の姿はババに戻りました。
しかし一人の女性が、もう一度女神様を見たいとババに頼みました。
それで、ババは先ほどの女神様になった時の写真を物質化して与えました。
ババは、「私は昔のようなパールヴァティでは現れないよ。」と言って現代版のパールヴァティの写真を出されたのです。そこには、シルクのサリーにネックレス、腕輪を付けた女神様が写っていました。そして、冗談好きなサイババさんらしく、その現代版の女神様は、なんとメガネをかけていたのでした。
現代版パールヴァティ

それを頼んだ女性は、自分の欲望が満たせたといって泣きながら、ババの足に平伏しました。
礼拝の後、食事が用意されていましたが、サイババさんは百人もの人々に食事を一緒にするように言われたのですが、実際は十五から二十人分しか用意をしていなかったのです。
でも、サイババさんは食事係の人に「心配しなくてもいいよ」と言われました。そして、全ての人々に料理を配るように言われました。
ナガンマさんが全ての人々に食事を配り終えると、ババは、「次はあなたが食べる番だ」と言われてサイババさんが自らナガンマさんに給仕されたのです。

カスツーリさんの娘さんの結婚式が始まりました。
結婚式の記念写真です

ババは、その式でこのようにスピーチされました。
妻の道はダルマ(正義)です。夫の道は神へと続いています。
二人が人生を歩んで行く中で、お互いを理解しあって、愛し合って行くことを望んでいます。
全ての結婚はシヴァ神と、その力であるシャクティの結合だと言うではありませんか。
理想的な結婚生活を送り、これからの時代を生きて行く子供たちを導くようにしなさい。
そして、あなたが生まれた家庭や、嫁いで行く家庭に名声をもたらすようにしなさい。
あなたの身体を、神聖な奉仕活動に使いなさい。
英知の光の方に近づいて行くのです。そして、あなた自身が英知を得て悟りを開くのです。
そして、あなたの結婚生活を通じて、家庭で富を守り、ダルマを守っている妻という名に恥じない生き方を、どのような犠牲を払ってでもしなさい。

その話を聞いていた帰依者の人たちは、若干25歳の青年が夫婦に向かって、ダルマの教えを垂れるのを聞いて驚かない人はいなかったのでした。

サイババさんに神聖な光を見ました。クマーリさんの話

全ての信者たちが、丘の麓に集まってババを見ていました。
すでに、陽は地平線に沈んでいて、サイババさんは皆から見えるところにおられました。
すると、ババの頭の後ろから赤い光が見え始めました。それはまるで夕日の光のようだったんです。そうしているうちに、その光はゆっくりと消えて行きました。
でもその代わり、太陽の何百万倍もの強い光線が蛇の頭にダイアモンドが光っているような感じで輝き始めたのです。
その強い光に耐えきれず、二人の人が気を失って地面に倒れてしまいました。
他の人々は、この凄い光景を見逃すまいとして、歓喜に満ちた大きな目を開けながら見ていました。やがて光が突然消え失せ、辺りは元の暗闇に戻りました。
眩しい光を見ていた後、突然暗闇になった為に、しばらくの間、盲目状態になって何も見ることが出来ませんでした。
でも、ゆっくりと視力は回復して行きました。
そして、周りがはっきりと見えるようになったと思ったら、サイババさんが目の前におられて大声で笑っておられたんです。
私たちも笑っておられるサイババさんを見て、幸せな気分になりました。
そして、サイババさんは、気絶している帰依者のところへ行き、ヴィブティを額につけられました。
彼らは気がつくや否や、サイババさんに平伏していました。
私が推測するに、私たちがいたところから、ババが立っておられた丘の頂上まで約六十m程あったと思います。
https://m.youtube.com/watch?v=4bx2uMbbC7g









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3 コメント

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もうすぐ (hikari)
2014-06-03 18:55:32
サイラム。もうすぐ終わるのですね、お疲れ様でした。毎日楽しく読ませていただきました。もうすぐ世界がガタッと落ちるのですね? ちなみに災害とか地震とか津波とかもあるのでしょうか …?
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Re:もうすぐ (ポニョ)
2014-06-03 19:43:50
Hikariさん
いつもコメントをありがとう。
おいら達はまず経済がドンと落ちると思っています。それから、ババが帰って来られるでしょうね。
その後は?ババにおまかせしましょう。
彼なら、何でもありの世界ですから。
それに何が起こっても自分たちは肉体ではない。ということが分かれば何も怖いものなどありませんしね。
Why fear when I am here.で行きましょう。
お元気で。また記事をちょいちょいアップする予定ですので宜しくね。
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Unknown (hikari)
2014-06-03 20:41:25
返事ありがとうございます。
なるほど!経済ですか、お金中心の世の中ですもんね。。。これからは愛と助け合いの 新しい時代の始まりですね!わくわく♪世界ががらっと変わる気がします。

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