サイババが帰って来るよ

Count down to the Golden age

レバノンのグルメトレッキング

2017-11-03 16:00:56 | 日記
この世を面白おかしく暮らしている人は大勢いる。
あなた方も、嘗て楽しかったし、今も楽しいでしょう。
しかし誰もがいつかはこの世を去らねばならないときが来るのだ。
そのときは、必ず来ます。
そうなのだ。
それゆえあなた方は、楽しみばかり求めるべきでなく、もっと別のもの、即ち心の平安を求め、世の手本となるべき理想的な生き方を求めなければならない。LV

ポニョ:全然記事を送ってこなくなったけれど、身体の方は大丈夫ですかね?

ヨシオ:まだ心拍数が多くてしんどいから記事に集中出来ないんや。朝方は少し心拍数は下がったけれど。昨日も朝早くに電話がかかって来て、急いでベッドから立ち上がって電話のところまで行こうと、約五歩ほど歩いたら失神してしまったんや。

ポニョ:ええっ?!失禁しちゃったの?それは大変じゃ。もうお年ですな。紙オムツの準備をしないと。

ヨシオ:うるさい。分かっていて言うな。失禁じゃなくて失神や。子供の頃にお風呂やさんで気を失ってしまって以来、気を失ったのはこれで二回目やけれど、死ぬ時ってこんな感じかなと思って倒れたけれど、スローモーション映画を見ているみたいで面白かったな。

ポニョ:あのね、面白かったって、頭の打ち所が悪かったら入院騒ぎやぜよ。あんたの場合は血流が少なくなっているから、起立性貧血って言うんや。いわゆる立ちくらみや。顔が長い人がよくなるんや。顔が長過ぎて、頭まで血が回らなくなるから。

ヨシオ:じゃかしー。倒れた時に、右の頬を思いっきり打って痛かったけどな。首の筋も痛かったな。でもその痛みですぐに気を取り戻したけどな。

ポニョ:あんたは昔から石頭でバッチキとかして、他校生と喧嘩ばっかりしていたから、床で頭を思いっきり打って、カルマ返しをしたんやろな。

ヨシオ:あのな、バッチキはデコを使うんや。頰は使わないんや。何れにしても、その電話の主は、俺に今すぐに会いたいと言ったから、車を運転して会いに行ったんや。

ポニョ:失神してすぐに車を運転しないで下さいね。危険が危ないでヤンス。

ヨシオ:と言うわけで、失神したり、心拍数が多いので記事を書いている余裕なんて無いので、今日の記事はポニョに任せとこか。何か面白そうなエピソードはないか?

ポニョ:おいらはあんたみたいに、霊的なエピソードがスラスラと出て来ないけれど、今まで行ったトレッキングの話とか、カヌーの川下りの話ならいろいろしても良いぜよ。

ヨシオ:まあ、このブログの本来の目的からは外れているけれど、以前も川下りの話をしてくれたから、今回はトレッキングの話をしてくれるか?今まで行った中で、どのトレッキングコースが一番良かった?

ポニョ:トレッキングなら任せてくれますか?若い時から世界中を駆け巡っているから。ネパールのヒマラヤトレッキングとか、インドネシアの火山地帯のトレッキングコースとか、アメリカやニュージーランドのあちこちの国立公園のトレッキングコースとか行ったけれど、アンデスのインカトレッキングコースは雄大な景色でとても良かったな。でも今まで行った中で一番快適やったのは、レバノンとシリアの国境にある山岳地帯を十七日間かけて歩くトレッキングかな。
http://www.lebanontrail.org/category.jhtm?cid=151
ヨシオ:レバノンとシリアの国境にある山岳地帯を歩いて来たんか?それって危ないやろ。

ポニョ:でも、そこが今まで行った中で一番安全やったぜよ。盗っ人はいないし、人々はめちゃ親切でフレンドリーやし、しかも安かったんや。毎晩、小綺麗なゲストハウスに泊まるから、寝袋が要らないんや。しかも新鮮な野菜がたっぷりと入った、ベジタリアンレバニーズ料理を毎夕食作ってくれるんやで。

ヨシオ:それでポニョは、そのトレッキングコースが良かったと言ってるんやな。食べ物が良かったトレッキングコースの話をしてくれって一度も頼んでいないけれど。

ポニョ:ここまで話したから最後まで聞いてくれますか?朝食もサラダが中心で、しかも昼食用の弁当も、朝食や夕食の残り物から自分で作れるんや。レバノン料理って世界最高やったぜよ。自家製パンがめちゃ美味しかったな。レバノンの人も、「私たちより美味しい料理を作れる人っていないよ」なんて言って自慢していたぜよ。自慢するだけあって、確かに料理の味は最高やったぜよ。サラダドレッシングもいろいろあって、大満足やったな。同じツアーに、一人ビーガンの人も来ていたけれど、とても食べ物に満足していたぜよ。

ヨシオ:ゲストハウスの宿泊と三食込みで一日当たりいくらなんや?

ポニョ:それだけじゃないで。レバノンの首都、ベイルートから出発地点の山岳地帯までバスで送り届けてくれるし、到着地点からベイルートまで再びバスで送ってくれるんや。しかも経験豊富な二人のガイドさん付きで、荷物は一切、バスで次のゲストハウスまで運んでくれるので、弁当と水筒やカメラ以外、何もリュックサックに入れなくてもええんやで。それだけ込みで、おいらの時は六十ドルやったけれど、今年は一日に八十ドルでヤンス。

ヨシオ:それって結構安いよな。でも時々爆弾が落ちて来たり、テロリストに捕まったりしないのか?

ポニョ:おいらが行った時も、結構交戦が続いていたけれど、レバノンは全然影響無かったぜよ。でも国境線を越えて、たくさんのシリアからの難民が逃げて来てた。シリアの首都ダマスカスはレバノンからほんの目と鼻の先なんやで。時々、イスラエルの爆撃機が、レバノンの領空を侵犯してシリアを爆撃する為に、上空を爆音を響かせて飛んで行ったのでみんな怒っていたぜよ。レバノンの人達は、ほとんど目覚めていて、日本人のようにシリヤ情勢について洗脳されていなかったぜよ。国際情勢を正確に認識していて、とても詳しく、BBCなどの西側メディアを全然信じていないんや。
どこに行っても人々はロシアを褒めていたな。シリヤでは、みんなロシアの人たちに御礼を言いたいので、ロシア語学習がブームになっているし、お客がロシア人だと分かると、タクシーの運転手はタクシー代をただにしてくれるんやで。最近、アメリカ主導の国連の毒ガス監視団が、シリヤ政府軍がサリンを使っていると報告をしたけれど、それは完全な捏造やぜよ。多くのシリヤ人やレバノン人達は、誰も国連や西側が言っていることを信じていないぜよ。日本の共同通信社はすぐに嘘を垂れ流していたけれど。

ヨシオ:世界にはまだまだ平和なで安全なところがたくさんあるのに、どうしてそんな危険なところにわざわざトレッキングに行ったんや。

ポニョ:だから今まで行った中で、一番安全やったと言ってるでしょう。トレッキングの途中で、いろんな村の中を通るんやけれど、家々から人々が出て来て「メイロ、メイロ」と言って来るんや。その意味は「良かったら、家に入って休んで行かんかね」という意味なんや。

ヨシオ:昔の日本の田舎みたいやな。

ポニョ:言葉に甘えて家に入ると、冷たい新鮮なフルーツジュースを出してくれたり、自分の家族を紹介してくれたり、家の中を案内してくれたりして、めちゃフレンドリーなんやで。ツアーに遅れるからあまり長居は出来ないけれど。

ヨシオ:ツアーって言ったけれど、どんなツアーなんや?

ポニョ:レバノンの山岳地帯を北から南まで約二百五十キロの行程を十七日間かけて歩くツアーなんや。一日の高低差は約二千メートルほどある時もあるけれど、なだらかな山やし、ガイドさんがゆっくりと歩くので、おいらのような年寄りも何人かいたぜよ。一日に歩く距離は多くて二十五キロぐらいで、少ない時は十三キロぐらいかな。一日だけ参加しても良いし、結構自由なんや。めちゃ楽やったぜよ。先頭を行くガイドさんを何度も追い越しそうになったので、あんたはせっかち過ぎると言って叱られたぜよ。全部で三、四十人ぐらいのグループやった。
コースは二つあって、北からのコースと南からのコースがあって、それぞれ同じ日に出発し、山脈の半分くらいの村で落ち合うんや。みんな、一気に五百キロもある山脈を縦走するはきついので、二年ぐらいかけて北からと南からの半分づつのコースを縦走している人がほとんどやぜよ。
おいらは、途中雄大で美しい谷が観れる、北からのコースを選んで参加したんや。でも南からのコースは初夏まで雪が残っているような高い山を登るんやで。でも北からのコースの方がきついって言ってたな。どちらも十七日間コースでさっきも言ったけれど、山脈の途中で落ち合って一緒にベイルートに戻るんや。春のツアーと秋のツアーがあって、おいらは新鮮なフルーツがたくさん採れる秋のツアーに参加したんや。

ヨシオ:また食べ物が、どちらのツアーに行くかの判断材料か。

ポニョ:お腹が減っては戦は出来ぬやぜよ。山には野生の果物がたくさん生っていて、フルーツは食べ放題なんやで。おいらは友達になった、背が高いオランダの人といっしょに歩いていたんやけれど、何処にでも美味しい果物が生っていて、そのオランダ人は高いところに生っている果物をいとも簡単においらの為にもぎ取ってくれるんや。驚いたのは、なんと甘柿がタワワにそこら中に生っているんやで。それでおいらは、「ジス イズ ジャパニーズ パーシモン。イッツ デリシャス」と言うと、「パーシモンと違う。オランダではカキと呼ぶんや」と言って正されたぜよ。

ヨシオ:オランダでもカキって呼ぶんか。面白い。日本語が入っているんやな。それだけ無料でどんな果物でも食べれるんやったら、太って帰って来たやろ。

ポニョ:そのとおりでヤンス。道中フルーツを食べ過ぎて、お腹を壊してしまったぜよ。日本の果物屋さんの店先に並んでいるフルーツはほとんどあったぜよ。

ヨシオ:ポニョの事やから、フルーツをしっかり食べて、飛行機代を浮かそうとしたんやろ。

ポニョ:その通りでヤンス。しっかり食べて元は取りました。でもこのトレッキングで一番嫌やなと思ったのは、村人達がライフルを持っていて、どんな鳥でも撃ち殺してしまうんや。ある日、大きな鷹が大空を舞っていて見惚れていたら、何処かの村人が撃ち落としていたので、「やめろ!」って大きな声で叫んでしまったぜよ。だから、どこを見ても鳥などの野生の生き物は一羽も見当たらなかったな。狐は時々いたけれど。

ヨシオ:それだけフルーツが生っているから、村人は鳥を殺そうとしているんやろ。

ポニョ:それが違うんや。彼らは遊びで、スポーツをするように鳥を殺すんや。でないと鷹を殺す理由なんて無いズラ。鷹は小さい鳥やネズミやウサギを食べるから、村人にとっても役に立つ鳥なんや。何でそんな罪も無い生き物を殺すんかね。腹が立って涙が出て来たぜよ。

ヨシオ:せっかく良い景色の中を、美味しいものを食べながら歩いているのに、そういうシーンを見たら興醒めやろな。

ポニョ:本当や。だからトレッキングコースに何も生き物がいないんや。もちろん国立公園に行くと自然保護をしなければいけないので、そういうことは出来ないけれど。でも野生の中に住んでいる生き物って、どこが国立公園か分からんぜよ。

ヨシオ:隣国のシリヤでは、多くの民間人たちが殺戮されているし、レバノンの村人は平気で生き物を殺生するし、まるでそこはキリングフィールドやな。

ポニョ:それに山岳地帯の村々は、イスラム系とキリスト系とあって、歴史的な理由でキリスト系の方が土壌が良い土地を持っていて、とても豊かなんや。だからキリスト系の村にはゴミ一つ落ちていないし、村もとてもよく手入れされてあったけれど、一旦イスラム系の村に入ると、そこら中ゴミだらけで、鼻をつまんで歩かなければいけないんや。多分、イスラム系のマフィアがゴミ関係の仕事を牛耳っていて、その時はサボタージュをしているのではないかとガイドの人が言っていたけれど。

ヨシオ:それも興醒めやな。そういう話を聞くと、あまり行く気が無くなってきたな。まあ、最初から行く気なんて無いけれど。

ポニョ:レバノンは十八の宗教が混在している国で、とても歴史が古いんやで。ソロモン王朝の時代から続いている村もあって、その村の村人と話すと、その村は七、八千年以上の歴史があるって言ってたぜよ。当然、歴史遺産も豊富で、村のあちこちには、いろんな遺跡があるんや。だから毎日、ガイドさんの説明を聞きながらのんびりと歩いていると、全然退屈しないぜよ。

ヨシオ:八千年の歴史ってちょっと大袈裟やろ。それは眉唾やな。そうか、そのトレッキングコースは、生き物を平気で殺したりする村を歩いたり、ゴミだらけの所を歩かないといけないのか。この地球の何処に行っても、平安なところは無いもんな。実は、真のパーフェクトで平安なところは、自分のハートの中にしか無いんや。なのに人は、平安や愛を求めて世界中を旅して人生を無駄にするんや。

ポニョ:チルチルミチルやな。でもおいらは人生を無駄にしていませんよ。しっかりと旅費の元が取れるぐらい食べて帰って来たから。

ヨシオ:それが無駄やって言ってるんや。

ポニョ:無駄じゃ無いズラ。しっかりと歩くのは健康管理に良い事でヤンス。知ってた?南の隣国であるイスラエルは、世界で唯一、隣国との国境線を定めていない国なんやで。だから十年前もこのツアーの南半分を歩く山岳地帯に突然侵略して来て、千五百人も民間人を殺したんやで。その時に、レバノン軍はもちろんの事、ヒスボラという民兵隊が活躍して、イスラエル軍をレバノンから追い出したんや。
ヒスボラは、今もシリア政府軍に加勢して、シリヤでテロリスト達と戦っているんや。でもイスラエルはレバノンから退却する時に、山岳地帯のあちこちに地雷を埋めていったので、その後の処理が大変やったんや。だからこのツアーを企画しているレバノンの山を愛している人たちは、大変な努力をして、石油も鉱物資源も何も無いレバノンに観光客を呼び込もうとして、努力されているのを知って、おいらはこのツアーに参加したんや。

ヨシオ:わざわざ、地雷が埋まっていたり、戦争中の国の隣に行く観光客なんていないやろな。そんなトレッキングコースに行くのは、好奇心が旺盛で、物好きなポニョぐらいやろな。

ポニョ:でも今年のツアーは満員御礼やったらしいで。と言っても四十人ほどやけれど。もう一度、あのレバノンの家庭料理を食べに行きたいな。めちゃ美味しかったな。

ヨシオ:という事で、今日は、ポニョが気に入った、危険がいっぱいのグルメトレッキングコースの紹介でした。

現代の青年が目標としなければならぬことは、信愛の種をまき、忍耐の食物を育てて平安の果実を献身的な奉仕によって社会に配ることです。
平安の秘密は外界にあるのではなく、各人の内にあります。
全宇宙には神が浸透していることを実感認識せねばなりません。
今日世界は争いばかりです。
人間と悪魔を区別することが出来ません。
動物から進化した人間は、神性に向かって前進するどころか、動物に逆戻りしています。
人間の主要な義務は真理、ダルマ、平安、信愛という人間の価値を掲げることです。16/8/96


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