サイババが帰って来るよ

Count down to the Golden age

僕は歯医者さんだよ

2015-05-03 00:00:53 | 日記
ポニョ:今日も過去記事からです。新しい記事を投稿したのにどういう訳か消えてしまいました。

ヨシオ:何処か変なところを押したんやろ。

ポニョ:そんなつもりは無かったんやぜよ。でも、結構深く突っ込んでムッデナハリについて書いたんで、ババがキャンセルされたんやぜよ。

ヨシオ:まだポニョはそんな事に関心があるんか。やめておきなさいって言ってるやろ。記事が消えるはずや。早く本文に行こうぜ。

ポニョ:了解。それでは過去記事ですみませんね。おいらのミスで新しい記事が消えちゃった。セーブしてたら良かったな。

ポニョ:こちらに来て以来働いてばっかりで、ストレスがたまったのでカヌーを漕ぎに行って来たぜよ。とてもリフレッシュ出来たぜよ。

ヨシオ:俺の友達がカヌー気狂いで毎週末に、今ぐらいの時期に川下りに行っているから、ポニョも一緒に連れて行ってもらうように頼んだんや。

ポニョ:当初、ブラックウッド川に行くつもりやったんやけど、ディープ川に変更になったんや。そっちの方が上級者向けやとか言って。おいらの事を最初は初級者やと思っていたようや。でも、車の中でいろんな話をしてたらそうではないと分かって変更したんや。でも、その川に着き川のほとりにある山小屋に荷物を入れようとしたら、先客がいてもう荷物が小屋の隅に置いてあったんや。それで、ちょっと遠慮して反対側の隅に荷物を置いていたら、レンジャーの人が来て君たちこの小屋を全部使っていいよ。この荷物の持ち主はカヌーに乗っていたけど、この先の滝で沈して死んじゃったからって言うんや。そしてその人の荷物をまとめて持って行かれたんや。おいらはどこの滝やねんと聞くと、ここから三キロほど行ったとこや。水の量が多くて遺体を引き上げられないから、もう一二ヶ月程してから引き上げるつもりや。君たちも気をつけなさい。遺体はカヌーに座ったまま人間洗濯機みたいにして滝壺の中をくるくる回っているから。なんて言ってたんや。それを聞いてちょっとビビったぜよ。帰りたくなったぜよ。

ヨシオ:ほんまか。そんなん聞いたらいざ出陣じゃとか言ってカヌーを川に浮かべても漕ぐ気がしないもんな。

ポニョ:でも気を取り直して、あんたのダチと漕ぎ出したんや。しばらく行くと小さな滝があったので、サイラム、サイラムと言いながら、カヌーを担いでそこを足早に滝壺を横目で見ながら立ち去ったんや。そして少し下流の方まで行きそこから又漕ぎ始めたんや。岩場があったのでそこで昼飯を食っていたら、またあのレンジャーの人が来て、君たちこんなとこで飯食っとるのか。遺体はすぐ目の前や。と言ったので驚いて飯を口から吹き出して慌ててそこから退散したんや。

ヨシオ:カヌーでの事故って多いんか?

ポニョ:日本では四万十川で俺の前を下っていた夫婦が滝で沈して亡くなったな。俺がジグザグ滝って呼んでいる滝やけど、滝の途中で角度が大きく変わって二段になってるんや。俺はそこが好きで何度もカヌーを担いで下ったので慣れているけど素人の奥さんを乗せて下るところじゃないな。ここは、そんなに急な瀬や滝は無いけど、オーストラリアの川って夏は水量が少ないので川にある岩が鋭くとんがっているんや。沈して頭をぶつけたりしたら一巻の終わりやな。ヘルメット無しには下れないな。

ヨシオ:そうか。それは亡くなった人には気の毒やったな。

ポニョ:その後、気を取り直して下ったけど、カンガルーが水を飲みに川岸に来ていておいら達が近くに来ても逃げないんや。多分おいらの事を水鳥かなんかと思っていたんやろな。

ヨシオ:ポニョが水鳥なわけがないやろ。水豚やったら分かるけど。

ポニョ:それはひどいぜよ。水パンダぐらいにしといてくれる?それで巨木が倒れて川をまたぎ、動物たちの橋になっていたとこもあったな。なんていう木やったかな。セコイヤについで世界で二番目に高い木。

ヨシオ:カリの木やろ。昔、子供達がその木に鉄の細い棒を打ち込んだはしごを登って、てっぺんまで登って行ってたな。

ポニョ:てっぺんまでって結構高さがあるで。おいらもそれにトライしたけど、下を見たら足が震えて二十メートルぐらいのところから上へは登れずに降りてきたな。それでもまだ半分も登ってなかったで。

ヨシオ:うちの子は俺が小さい時から、パラグライダーやマイクロライトなどで、千メートル以上もの高いところにしょっちゅう飛びに連れて行ってるから平気やねん。

ポニョ:慣れって恐ろしいな。俺は高いところはちょっと苦手やな。でも何千年も前から流れている人の気配のしない川にカヌーを浮かべていると、おいらも大きな自然のごく一部なんやなって感じたな。自然の雄大さに比べたら自分ってとても小さいなって。なのに、人間って自分が自分がってエゴを膨らませて自然を征服したような気でいるもんな。こんな大きな自然に包まれたらもっと謙虚になれるんやけどな。

ヨシオ:それで川はどうやった?上級者向けやったか?

ポニョ:いや、少し波が立ったり三級ぐらいの瀬があるだけで、日本の川と比べたら難度は対したことは無かったな。でもさっきも言ったけど岩が危ないし、カヌーの底もダメージを受けやすいけどな。一日中誰にも会わないし、車も見かけないし、自分と川と鳥と雲だけや。それが最高やったな。日本だと釣り人とトラブルになるので気を使うんや。鮎釣りの解禁シーズンは川下りは難しいな。その川に何度でも行きたいぜよ。まるで神さんの懐に一日中包まれている様で心地よかったな。

ヨシオ:行く前はハエが多い、帰りたいとか言ってストレスをためていたけど、戻って来たポニョの顔を見ると別人みたいにスカッとした顔をしてるで。やっぱりポニョは時々自然の中に一人で居てるのが似合っているな。野人やな。奥さんと二人でいると、美女と野獣やな。

ポニョ:何やねんそれって。褒めてんのか、けなしてるんかどっちやねん。

ヨシオ:俺の方もやっと砂利洗いが終わり、野菜の栽培台に全部砂利を乗せ終わったところや。これから配管をして水を流し、きちんとシステムが機能するかチェックせなあかんしな。もう少しや。

ポニョ:ここまで来たらゴールは見えてるのと一緒や。でも意外と時間がかかるのはここからやけどな。でも、焦らんとゆっくりとやったらええで。自然相手の仕事は自然のペースでやらないと、人の都合で急いだら失敗するからな。カヌーと一緒や。最後に宿泊したコテージがとても良かったな。昔の開拓村の跡やと思うけど、自然林に囲まれていてカンガルーが何十頭もおるし、エミューの家族もやって来たな。プラムをやると一飲みしてたで。あんな細い首やのに。面白かったぜよ。でも、あんたの友達のタイガースネークが川岸にいたぜよ。追いかけてくるんや。驚いたな。

ヨシオ:この辺にいてるドゥガーという蛇と同じ仲間やねんけど、コブラの十倍ぐらいの毒を持ってるで。カエルを主食としているので、動くものを見たら追いかけて噛みつきよるんや。逆にドゥガーは野ネズミが主食やから追いかけられないので、ネズミの通り道で待ち伏せしてるんや。近くに行くとブラックタイガーと違って逃げて行くから安全や。

ポニョ:コブラの十倍ぐらいの毒を持ってる蛇のどこが安全やねん。頭がオージーしてるで。というわけで、おいらのホリデーの話も終わったしババの話に移ろか。

ヨシオ:その前に最近感心したことがあったんや。それは娘の友達の歯医者の夫婦のことやねんけど、インドからこんなオーストラリアのど田舎まで来て、とても難しいオーストラリアの歯医者の国家試験に二人とも合格して、夫婦でしっかり支え合って生きているやろ。偉いなあと思ったな。最近街に出た時に歯医者の前を歩いていたら旦那さんに出会ったんや。会釈だけしただけやけどニコニコしてとても良い感じの人やったな。

ポニョ:こんな地球の果てのような周りに誰もいない田舎に来て、退屈しないのか?

ヨシオ:旦那さんは、テルグ語の詩を書くのが趣味のようやな。日本でだったら俳句や短歌みたいなもんと違うか?そんな趣味を持っている人ってたくさんいるやろ。

ポニョ:おいらの友達の奥さんは俳句を教えておられるんや。テレビの俳句教室に出ておられたな。なんでもつきつめれば奥が深いよな。

ヨシオ:そして、奥さんは子育てをしながら歯医者として働いておられるんやけど、子供が大きくなってきたら問題やな。だってここの文化はインドの文化とは全く違うから、子供が大きくなって来るに連れて、親との軋轢が大きく浮き彫りになって来るんや。俺のジャイナ教徒の友達も、子供が小学校に入る前にインドに帰るって言ってたな。周りのインド人の友達を見ていたら、子供が西洋人のように親を尊敬しないし、態度もでかいし、年配の人にも偉そうな口をきくし、そんな子供に育って欲しくないからと言ってたな。

ポニョ:子供の教育って大切やもんな。でも、家庭できちんとしつけをして育てたら、ええ子ができるやろ。

ヨシオ:それでも、学校から受ける影響って大きいで。ある高校なんか先生がトランシーバーを持って校舎を歩かないといけないんや。だって生徒にいつ襲われるかもわからんから。

ポニョ:それはひどいな。教育が崩壊してるよな。人々を家畜人間にするための教育やからな。特にここオーストラリアや日本はひどいな。

真に学ぶべきことはいかにして他の人々に役立つかであって、いかにして真我を認識するかでなくてはなりません。
教育は、生きとし生けるものが一つであるということを認識させるものでなければなりません。23/11/91
教育課程を終えることは難しいことではありません。
ある程度の努力で合格点を取ることが出来ます。
しかしそんなことでは、知的開花もなく、良い属性が花開くこともないのです。
よい成績を取ること、あるいは上位の成績を収めることは、たいしたことはありません。
重要なのは心の変容です。
教育は学んだことの実践が肝要です。
教育から得ることが出来る現世的な利益には、それと同量の損失が伴います。
それは直感と識別の力が失われるのです。
何が善であるか、何が有意義であるか、何が英知であるかについての知識が失われます。
人は感覚の奴隷になります。
カタウパニシャッドは感覚の奴隷は愚か者であり、感覚を制御する者のみが英雄であると宣言しました。21/5/92

昔は、少なくとも、人は人間性を保っていました。
今の人は、姿だけは人間ですが、動物のように振舞っています。
人の欲求はすべて利己的です。
自分の望みが叶うと人は笑顔でやって来て、「ババ!」と言いますが、望みが叶わないと別の態度を取ります。
そのような獣のような生き物に、どうやってババへの帰依心が存在し得るでしょう?
動物の性質を捨てたとき初めて人は人間になるのです。6/10/92

ヨシオ:話は戻るけど娘の友達の歯医者は、インドで抜歯をたくさんして来たんでとても抜歯が上手いんやて。他の歯医者が抜歯出来ないケースに助けに行くらしい。

ポニョ:インドでは、治療するより抜歯の方が簡単で安いからなんかな。

ヨシオ:歯医者で思い出したけど、小学校の低学年の子供達も乳歯が抜ける頃やろ。それでクラスに歯がグラグラとして来て抜けそうになって来たら、歯医者というあだ名を持っている同級生に抜いてもらうんやて。

ポニョ:それってババの小学校の話か?おいらの頭はまだオーストラリアに居てたわ。

ヨシオ:その子はまだ小一で六才になったばかりやのに、同級生の歯を上手く抜くことができるんや。

ポニョ:そんな小さい子がどうやって歯を抜くんや。

ヨシオ:その子はいつも歯を抜くための糸を持って歩いてて、その糸を使って抜くんやて。

ポニョ:それは面白いな。糸で歯を縛り引き抜くんやろか。

ヨシオ:多分そうやろ。それで、あまりにも上手く痛みも与えず抜くので、ちょっと歯がグラグラとして来たらみんながその子に頼んで抜歯してもらうんやて。それで、ある子が前歯を抜いてもらって大きなギャップがそこに出来たんや。その子はとても美しい笑顔をしているんや。朝のダルシャンでババが前を歩かれた時に目と目が合ったので何時ものように微笑んだんや。するとババは立ち止まられて、大きなギャップが出来てるな。どうしたの?歯が無くなっているよ。と言われたんや。すると、その子は歯を抜いてもらったんです。と言うとババは歯医者さんに行ったのかい?と聞かれたんや。それでその子はいいえと答えると、じゃあ誰に?と聞かれたんで歯医者というあだ名を持っている子を指差したんや。ババはその子に手招きして呼ばれたんや。その子は多分ババに叱られるんじゃないかと思って、恐々ババの前に出ると、君が歯医者くんか。君のような小さい子が歯を抜いたのか?と聞かれてとても驚いたジュエスチャーをされてたんや。そして、どのようにして歯を抜くんだい。他のお友達の歯も抜くのかい?そうか、糸を使って抜くんだ。どんなふうに糸を歯に巻きつけるんだい?とか言って優しく質問されていたんや。そして、前歯が無くなった子に、その歯と歯の間に出来た大きなギャップに神を詰めるといいよ。そうすればいつも神様が君と一緒にいれるから。と言われたんや。そうだな、マルチが良いな。君、マルチって知っているかい?ハヌマンの事なんだよ。と言われて、子供達に神様がいつも君たちと一緒だよ。だから神様のことをいつも思って毎日を過ごすように教えられたんや。このようにババはどんな些細な事柄でも、それらを使って子供達が神様の方に向くように導いておられるんや。

ポニョ:歯抜けの話から神さんの方に導いて行かれるってすごいよな。この身体を神さんが下さった一番の目的は神さんに戻るためやもんな。ババは確か、神様が人に目を与えられたのは神を見るために、耳を与えられたのは神の栄光を聞くために、足を与えられたのは神聖な場所に行くために、手を与えられたのは神にお祈りをするのに手を合わせるために、口を与えられたのは美味しいものを食べるためにって言っておられたよな。

ヨシオ:自分に都合の良いようにババの教えを変えるなよ。

いつどこにいても、いつも神を思うこと、それを忘れないで下さい。
このカリユガにおいて、これに勝る修行はありません。
いつでも神の聖なる御名を唱え心の奥にいつでも神がいる人になるのです。SGc14
心はいつも神を思うようにしましょう。
強い集中力を常に持っているべきです。
でも、なぜあなたはこのような努力を神を得るためにしなければならないのでしょう。
それはあなたに神を求める心も無く、神への執着心も無く、神への愛も無いからです。
しかし、努力を続ければそれらを手に入れることができるでしょう。3-52 SIP



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