サイババが帰って来るよ

Count down to the Golden age

インタビュー特集(32)テストは嫌だの巻

2017-03-30 16:00:43 | 日記
サイババさんが肉体を離れらてから六周年と再降臨の前夜祭を兼ねて、サイババさんの御講話の中から特に心に響いた甘露のような御言葉と、英知の教えを網羅しました「サイのメッセージ」という本を公開しました。
https://bccks.jp/bcck/149385/info
以前公開しました「Sai's Messages for the Golden Age 」の増補改訂版です。以前の倍近い七十七万文字を超えた内容は多彩にわたり、項目も八百以上もあります。元本は「Pages」を使っていますので圧縮して400ページに抑えましたが、bccksではページ数は2736ページもあります。目次のページ数は「Pages」を基にしたものです。ページ数はダウンロードされる媒体によって変わって来ます。bccksの都合により今回はepubには対応出来なくなりましたが、bccks reader のアプリでも読む事が出来ます。紙本の設定はまだしておりません。電子本はもちろん無料です。容量が大きいのでダウンロードに時間がかかるかもしれませんが、サイのメッセージを通じて読者の皆さまにサイの恩寵が行き渡りますようにお祈り致しております。本当にありがとうございました。

ポニョ:今日のインタビュー記事でサイババさんがラニマーさんに同じ歌ばかり歌いなさいというところが印象に残ったぜよ。

ヨシオ:サイババさんはその歌を通じてラニマーさんを導かれようとされたんやろな。

ポニョ:おいら達が歌を歌う時は歌詞ってそれほど重要視しないけれど、神さんから見たら言葉は言霊やから、しっかりと意味を理解して歌わなければいけないんやろな。

ヨシオ:ルッドラムを念唱する時もサイババさんはルッドラムの言葉の意味もしっかり把握しなさいと言われたので、俺は全てのルッドラムの意味を日本語に訳してからルッドラムの一行一行を覚えたんや。でも文章で覚えたので一つ一つのサンスクリット語がどんな意味かは辞書を調べないと分からないので困ったな。だってサンスクリット語って一つの語にめちゃたくさんの意味があるんやで。一語一語の意味を調べようとしたけれど諦めたんや。

ポニョ:あんたは凝り性やから何でも一生懸命や。というわけで今日もラニマーさんとサイババさんの会話にお邪魔しましょう。

ラニマーに向かって

サイババ:「ラニ マー、私はあなたが望むものは何でも与えましょう。ただし、それがあなたに 平安をもたらすことはありません。もし平安を望むのであれば、平安そのものを願いなさい。他のことは私に任せなさい。『神様、私は永続的な平安が欲しいのです。他のもの は何も欲しくありません』と言いなさい。それが全託です。真の全託とは、平安以外の 何も望まないことです。あなたは非常に多くのものを追い求めてきました。お金、地位、 権力などです。なぜなら、あなたはそれらが平安をもたらすと考えていたからです。しかし、それらを持っていてもあなたは不安になります。心はかき乱されます。これはグニャーナ(英知)が欠けているからです。恐れてはなりません。私にこう祈って来ましたね。『スワミ、私は失敗するかもしれませんので、辛すぎるテスト(試練)は与えないでください!』」

(どうしてスワミは私の最も 深い内面の祈りをご存知なのでしょう? 私はそのことを声に出して言葉で伝えてはいませんでした!)

サイババ:「なぜあなたは苦闘をそんなに恐れているのですか? それは間違っています。私があなたに挑戦を与えるなら、私はその挑戦に立ち向かう強さと英知も与えています。あなたは言うべきです。『スワミ、あなたが望まれるように私をお試しください。しかしどうか私に勝利をお与えください』と。戦いに挑むとき、あなたは何を求めますか? 銃や刀剣などが欲しいと言いますか? あなたはただ『勝利が欲しい!』と言うでしょう! ですからその平安を求めなさい」

「プッタパルティに来ると、あなたは多くの人に会うでしょう。幾人かは善い人で、他の人たちは悪い人でしょう。ある日は滞在するのに善い場所を得て、次の日には居心地の悪い場所を得るかもしれません。しかし、こういったすべてに影響されることがあってはなりません。あなたは内なる旅のためにアシュラムに来ました。(自分の)外側に平安を探してはなりません。それ(平安)はあなたの内に在ります。ですから内を見なさい。プッタパルティには自由に(惜しみなく)入手 できる平安があると考えているのであれば、それはあなたがその趣旨を理解していなか ったことを意味します。これはグニャーナ、あなたが知るべき英知です」

「ラニ マー、私は内なるグルを目覚めさせるために来ました。(自分の)外側のグルに頼ってはなりません。ですから私にこう祈りなさい。『スワミ、どうか私の内なるグルになってください。私が何をするべきか内側からご教示ください。私はその通りに行います』そうすれば、私はあなた自身の内側から必ずあなたを導きます」

そこには「私」や「私の」があってはなりません。それは完全にスワミのものになるべきです。「私」や「私のもの」という感情が生じると、即座に無知の領域に入ってしまいます

サイババ:「好き嫌いがあってはなりません。ラーガ ドゥウェーシャ(怒りと憎しみ)のデュオは超越すべきです。愛すべき人かどうかに関わりなく、すべての人を愛さなければなりません。その人は身体意識があるために無知から行動しているということを理解するべきです。それゆえアートマ(魂)の原理を理解していない人として、その相手を憐れみなさい。慈愛を持ち、そのような人々のために祈らなければなりません。スワミがすべての存在の内在者であることを理解するべきです。それゆえ何人も傷つけてはなりません。そうして初めて、人はスワミを理解していると言うことができます。それまでは、 スワミを理解していると言うことはできません」

私たちは人々を比較して判断するべきではありません。そうすることで、私たちは悲しみを手に入れています。そのような道を辿っていれば、スワミでさえ助けてくださら ないでしょう。間違った道を辿っているからです。かつて、私はスワミに言いました。

ラニマー:「スワミ、私は善い帰依者になりたいのです」

サイババ:「それはとてもシンプルなことです。必要なのは私に服従することだけです。あなた を救うことのできる書物や経典はありません。グルのみが、霊的な道を通してあなたを 導くことができるのです」


スワミがいつも同じ曲を歌うようにラニマーに指示された時がありました。

ラニマー:「スワミ、私は数多くのバジャンを知っています。何か他の曲を歌いましょうか? 」

サイババ:「必要ありません! 私はこのバジャンだけをあなたに歌ってほしいのです」

数日後、スワミはご自分のお部屋の掃除をするよう、数人の婦人たちを上階に呼ばれました。私たち 5人が上がって行き、私が掃除で忙しくしていると、スワミは「ラーマ ナ ーマ ジャパナーレ・・・」と、私が数日前にスワミから歌うように言われた同じバジャ ンを歌われていました。私は少し驚いて独りごとを言い始めました。

「このバジャンはもう十分なのに...どうしてスワミは同じバジャンで私をうんざりさ せられるの? 」

私は振り返ってスワミを見ました。私の顔にはクエスチョン マーク「?」が付いてい たのでしょう。スワミはおっしゃいました。

サイババ:「あなたはなぜ私が同じバジャンを歌うのか不思議に思っていますね。そうでしょう? 私はこのバジャンを何度も何度も歌います。このバジャンには英知の本質が含まれているからです。あなたがこの英知を消化できれば、それ以上のものは何も必要ありま せん。あなたは霊的ゴールに到達するでしょう」

「ラーマの御名を常に唱えなさい、おお人よ! あなたが呼吸をする限り、この家はあなたのものである! ジャブ ラグ ヤハッ スワース タヌ ビータル、タブ ラグ ヤハ ジャグ アパナーレ あなたが呼吸をする限り、あなたは『私のお金』『私の家』と言うだろう。ひとたび呼吸が止まるなら、あなたのものは何もない! 」

「母、父、子供たち、親戚などは、単にあなた自身の想像、カルパナにすぎません。 全ての創造物は単なる想像にすぎないのです。それは、実在しないあなたの心の単なる 投影です。それは妄想です。すべての関係は存在していますが、絶対的に(他に比べる ものがなく単独の価値基準で)存在しているのではなく、相対的に(他に比較するもの がある価値基準で)存在しているだけです。あなた方はただ、ある役柄を演じているだ けなのです」

カルパナとは、あなたがある役を想像し、その役を演じているという意味です。それは真実ではありません。その歌が先に進むと、

「あなたは親類縁者から離れなければならない。ジューティ ジャガット、 カルパナ サーリー、 アーキル ヤー ジャグ サプナー レーイ! 結末は、それはただの夢にすぎない」となります。
結末は、死後に人がそれを悟るという意味ではありません。私はそのことを理解するのに時間を要しました。

サイババ:「人生が夢であることを悟るとき、あなたは白昼夢から目覚めるでしょう」

夢は常に見られるものではありません。目覚めれば、夢はもはや存在しません。
同様に、私たちが自らの真我に目覚めれば、夢は存在することを止めます。





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