自己探求と自己反省は、自己実現のために重要です。
もし悪い想念が湧き起こってきたら、次のように考えれば良いのです。
「間違った食物を摂ってしまったからこんな想念が浮かんできたのだ。今日から断食してこれらの思いを取り除こう。」と。
これが心を罰する最良な方法なのです。
これが自己改善であり、こうして人は、心をコントロール下におかねばならないのです。Thought of the Day 8/12/1987
ポニョ:昨日は次女さんが交通事故に遭って怖い思いをした話をしました。本当に危機一髪やったぜよ。危険が危なかった。
ヨシオ:俺たち夫婦は、もし次女があんな僻地で交通事故に遭って死んでも、遺体を取りに行ったり歎き悲しんだりしないやろな。現地で荼毘してもらってそれで終わりや。死んだ人が生きている時に、その人にどれくらい愛を捧げることが出来たかの方が、死んでしまった人の墓を綺麗にするより大切なんや。もちろん命日になればその死者を弔う事は大切やけれど、それはその人のお墓に行かなくてもどこにいても出来るし。亡くなって魂だけになれば、誰かがその人の事を思うだけで、その死んだ人の魂は、自分を思ってくれた人の前にやって来れるんや。
ポニョ:おいらはそこまで割り切った考えは出来ないけれど。でも故人を思うって事は大切な事やぜよ。ところでこちらは暑くなりそうな予感がする気候やぜよ。おいらもは夏の暑さにも結構適応出来るけれど、でもシンガポールのような湿気が多くて暑い気候には弱いな。
ヨシオ:シンガポールの気候か。そういやシンガポール人ってエアコンを一日中付けっ放しする家が多いよな。しかもガンガンと。クーラーが冷え過ぎて参るよな。車に乗ってもエアコン、家に帰ってもエアコン、仕事場でも、バスの中でも、電車の中でも、通りに面している店でさえも入口のドアを開けたままエアコンを付けてるやろ。それってエネルギーの無駄や。サイババさんは学生たちが使っていない小さな電灯を点けっぱなしにしただけで叱られるんやで。
ポニョ:そういう電気エネルギーは人が創造したものではないから使う時は気を付けて使わないといけないって言っておられたぜよ。シンガポールでは大きな交差点の向こう側に渡る時でさえも、歩いて行くと暑いからわざわざ車に乗って渡るんやで。それって考えられないぜよ。
ヨシオ:俺はどんな暑くても我慢するんや。だから車のエアコンをつけたことがないんや。でも嫁さんや家族が乗った時はつけるけれど。
ポニョ:オーストラリアは暑くても湿気がなくカラッとしているから出来るんやぜよ。日本では無理無理。
ヨシオ:日本にいる時からそうしてたで。どれだけ蒸し暑くても自分が平静でいることが出来るか我慢するんや。何でか知らんけれど、昔からそんな風にして自分をいじめるのが好きやったな。
ポニョ:あんたは本当に変人やぜよ。
ヨシオ:逆に冬になればどんなに寒くても二枚以上服を着ないんや。Tシャツとセーターという風に。
ポニョ:御自由にして下さい。おいらはついて行けないぜよ。この次にあんたが言おうとする事はもう知っています。
ヨシオ:その辺の直感はさすがに鋭いよな。こと食べる話になると。ポニョの予感通り、断食の話をしようと思っていたんや。
ポニョ:断食が出来る人と出来ない人の二種類の人が世の中にはいてるって知ってた?おいらは後者の方なんや。だって、ちょっとお腹が空いただけで胃袋がキリキリ痛むんやぜよ。胃酸過多で。
ヨシオ:俺も子供の頃から胃酸過多と言われたけれど、生搾りのオリーブオイルを定期的に、温かいお湯と一緒に大さじ一杯飲んだらマシになったけどな。
ポニョ:オリーブオイルはオイルの中で一番消化がええんや。胃袋に中にいる時間が一番少ないので、赤ちゃんに飲ましても大丈夫なんや。胃痛になった時におっ母がよく飲ましてくれたぜよ。
ヨシオ:俺はこの前、足の親指の付け根に棘が刺さって炎症を起こしたって言ってたやろ。
ポニョ:あゝ、そんなこと言ってたな。そこは昔、痛風で腫れたとこやったんやろ。それでまだプリン体が残っているので、白血球が残っているプリン体を攻撃し始めたので、また痛風のように腫れあがったって言ってたよな。でも全然痛くなかったんやろ。もう良くなったんか?
ヨシオ:もうほとんど棘が刺さる前の状態に戻ったな。自然療法で治そうとアップルビネガーと蜂蜜をお湯割りして飲んでたんや。するとビネガーの酸がプリン体をもっと早く分解してくれるんや。でももっと早く治そうとして、アップルビネガーではなく、より酸がきついお酢を直接飲んだら飲み過ぎて、ポニョみたいに胃酸過多になってしまったんや。しかも十二指腸の辺りがやられたな。俺は今まで胃痛になったことが無かったけれど、今回胃痛になってポニョの痛みが分かったな。
ポニョ:あのね、お酢を直接飲まないでくれますか?体に良くないですよ。酸がきつくて。食堂や十二指腸は胃の中と違って、酸に対する耐性が無いんでヤンス。胃酸過多になるとキリキリと挿し込むみたいに痛いやろ。しかも胃酸過多で胃の中にガスが発生してお腹が腫れるんや。ゲップも出てくるし、オナラも臭くなるし。
ヨシオ:オナラの話はやめようぜ。でも胃痛はさっきも言ったように生搾りのオリーブオイルを飲んでたら治って来たな。自然治癒やから時間はかかるけれど、その分、自分の治癒能力によって優しく癒されて行くのが実感出来るよな。
ポニョ:人は自分が持っている自然治癒の力を信じなければいけないんや。すぐに薬に頼ったり、すぐに医者の元に走ったりしていると、いつまで経っても自らが持っている自然治癒力を養うことが出来ないんや。もうお互い年やから無理をしないようにしましょう。それが一番やぜよ。
ヨシオ:そういう事やな。お互い無理が出来ない体になって来たな。
ポニョ:身体は神さんからのプレゼントやぜよ。大事にしないと神さんの元に着く前に病気になったりして、使い物にならなくなってしまうぜよ。特にお酢なんか直接飲んだりしたらいっぺんに十二指腸がやられるぜよ。本当に無茶をするからあんたは。
ヨシオ:さっき言おうとしたんやけれど、断食をすれば胃袋を鍛えることが出来るんや。しかもいろんな病気などに対して抵抗力が付くんやで。こちらでは延命治療はしないので、病院に入院した老人はどんどん死んで行くんや。看護士さんが言ってたけれど、死ぬ前になったらほとんどの人は食べ物を受け付けなくなって、何日も断食をした状態で亡くなるんやて。でも断食をすると脳から快感を感じる化学物質が分泌されて、何も食べていないのに、とても幸せそうに亡くなって行くんやて。
ポニョ:脳から出る快感を感じる化学物質ってドーパミンの事やろ。以前記事にしたぜよ。でもあんたのように断食をしたりして身体に負荷をかけるって、おいらは嫌やな。人の喜びは食べることによって得られるんやぜよ。
ヨシオ:勝手にそう思っとき。それはポニョ哲学や。人は自分が肉体やと思っている限り、悲しみや苦しみが襲ってくるんや。たとえ死ぬ時でも自分が肉体ではないと悟っている人は、喜びの感情しか持ち合わせなくなるんや。身体を甘やかし続けていたら、一体どうやって心をコントロール出来るんや。心をコントロールするには自分は肉体じゃないと思わないと出来ないやろ。だから暑くてもエアコンを使わなかったり、冬に薄着をしたり、断食をしたりして、自分の心に自分は肉体じゃないという事を心に教え込むんや。このようにして心を鍛えないと、心はいつも怠惰な方、欲望の赴くままの方に向かって、一日中テレビを見たり、エッチサイトを見て鼻の下を長くしたり、少し暑いからといって一日中エアコンをつけたり、人の悪口や噂話をしたり、美味しいものを食べ歩いたりして五感が喜ぶ事しかしなくなるんや。
ポニョ:あんたの話を聞いていたら、だんだん頭が痛くなって来たぜよ。どうしてかな。
宇宙は神の顕現です。至る所で神の手による御業を見ていながら、神は存在しないと考える人は愚か者です。
人は神の遍在を認識することなく、どこかその辺りに神を探しています。
これは、自分を体と同一視して自分を神から遠ざけている、という二元的な態度を反映しています。
神は遍在であり、自然という神聖な顕現において認識され得るというのに、肉体意識が、人が神との一体性を体験することを妨げているのです。30/3/87