サイババが帰って来るよ

Count down to the Golden age

京都のユダヤ人

2016-09-19 00:00:46 | 日記
皆さんは、すべての中に均一に存在している愛の原理を自分はどの程度まで理解しているか、自問しなければなりません。
相違は私たちの知覚と感情のゆえに生じます。
人間は最初から体との同一視に心を奪われており、そのせいで万物に多様性を知覚するのです。
実際、多様に見えるものの中にあるのは一体性のみです。
どのような違いが見えようとも、それは心の創造物にすぎません。
そうした相違を取り除いて多様性の中の一体性を悟ろうとするなら、まず自分の本性を悟らなければなりません。
この一体性という事実を知覚が認識出来ないと、あなたは多様性を体験します。
ですから、自分の認識能力を一体性の原理に向けなさい。
私はこの体ではなく、私は「私」であり、同一の私がすべての人の中に存在しています。皆さんが私をこの体をまとっている私と同一視するなら、皆さんと私は別々になります。感覚におけるこうした違いが、人と人の間の相違を作り出しているのです。
「私」の原理は、すべての生きものの中に存在する唯一の基盤をなす原理です。個々人は鏡のようなものであり、同一の「私」が万人の中に映し出されているのです。
鏡はそれぞれ異なりますが、映っているものは同じです。
皆さんはこの一体性の事実を悟らなければなりません。21/3/04

ポニョ:昨日はねねの話をしました。

ヨシオ:違うやろ。メインは肉体って安いもんやから執着したらあかんで、という話やったやないか。ところでねねって北の政所様の事やな。秀吉の奥さんや。

ポニョ:清水寺に続く「ねねの道」は良いよな。日本的で。八坂神社から「ねねの道」、それが一年坂、二年坂、そして三年坂へと続き、最後に清水寺へ到着するんや。お土産物やさんが両側にたくさんあって、本当の京都的な街並みでおわす。四条河原町からだと、花見小路から石塀小路を通って、ねねの道に出るのも悪くないんでおます。

ヨシオ:あのね、突然京都弁にならんとっておくんなはれ。幾ら連休やからと言って、このブログは観光案内ブログじゃないんやで。それにあの辺は修学旅行生だらけやないか。俺は京都に住んでたけれど、観光客が多いとこには一回も行った事はないな。円山公園にある長楽館には嫁さんとデートで何回か行ったけどな。四十年以上も前の話や。嫁さんも京都生まれやけれど、あの辺りはいつも避けて歩いてたから、三年坂周辺には一回も行った事がないと言ってたで。一度嫁さんと秋の連休に大原三千院や寂光院に行ったけれど、人だらけやったから閉口したな。

ポニョ:それじゃ京都に住んでいる人はどこに観光に行くんですか。穴場を教えてくれませんか。嫁さんは京都生まれやから京都観光の穴場をよく知っているんやろ。

ヨシオ:京都の人はあまり京都市内の観光はしないと思うで。それより雲ヶ畑とか周山街道沿いにある北山杉の植林を見に行ったり、ハイキングを楽しんだりしてると思うな。嫁さんはバスケ気狂いで、子供の時からバスケしかしていないから、京都観光なんて知らないんや。俺たちが付き合い始めた頃は、と言っても、もう四十年以上も前やけれど、よく北区の植物園やその横の賀茂川のほとりを散歩したり、少し足を延ばすと大徳寺という大きなお寺があるんや。大徳寺の境内には大小たくさんのお寺があって楽しめるな。

千利休が絡んでいたので、境内にはたくさんの茶室もあるし月釜もやってるんや。もちろんお茶もタダで飲めるし、境内を散歩すると広くて石畳が綺麗やったな。観光客もそんなにいないしな。またそこから南の方へ少し行くと船岡山公園もあるしな。

ポニョ:あゝ!その船岡山公園って心霊スポットやぜよ。おいらがミステリーツアーを企画したとこや。昼間はハイキング出来る丘やけれど、夜になるとめちゃヤバイとこなんやで。幽霊が出るんや。そこは昔から合戦になっていたところで、たくさんの侍が死んだんや。今でも首吊りの名所やしな。警察官殺傷事件もあったと思うで。あゝ怖〜。そんなとこに行ってたんか。

ヨシオ:どこが怖いんや。全然怖くなかったけどな。そこから金閣寺も近いけれど、俺たちは観光客が多いとこは寄り付かなかったな。植物園の近くには、洒落た喫茶店が北山通り沿いにたくさんあるな。ちょっと高いけど。まあ俺たちは金が無かったから、金閣寺の近くまで足を運んだら、衣笠にある立命館大学の周辺の学生相手の安い食堂や喫茶店で、美味くて量のあるランチスペシャルを探して食べに行ってたな。嫁さんはいつも食い意地はってるしな。俺が食べているのに「これ美味しそう」とか言って断りもなく箸で盗みに来るんや。ひどいやろ。実は嫁さんは、今はお化け屋敷みたいになっている北白川にある光華寮という京大生ばかりが入っている大きな寮で産まれたんや。お父さんが台湾から京大に留学しに来ていて、日本で台湾出身の両親を持つ娘さんと知り合って結婚し、生まれたのが俺の嫁さんなんや。

ポニョ:光華寮って、おばけが出る幽霊ビルで有名やぜよ。

ヨシオ:ポニョにかかったら何でも心霊スポットになるんやな。そこは台湾からだけではなくて、中国本土って言うか元々は当時の中国を支配していた中華民国が京大の寄宿舎を購入し、中国からの留学生専門の寮にしたんや。でも日中国交回復した後、一体この建物は中華民国の持ち物か、中華人民共和国の持ち物か裁判になって、まだ解決していないんや。だから今では誰も住んでいなくて、まるでお化け屋敷みたいになっているんや。俺も昔、大文字山の送り火を見に光華寮の屋上に行ったり、寮の人と卓球をしに行って遊んだな。ずっと昔は百人ぐらいの留学生がいて、散髪屋さんまで中にあったんやで。その後、嫁さんの両親は、中京区に引っ越して室町三条や新町御池に住み、「哲学の道」の近くにも家を持っていたって言ってたな。

ポニョ:「哲学の道」って何ですか?ソクラテスとかプラトンの幽霊が出るのかな。

ヨシオ:ギリシャの幽霊が京都まで観光にやって来るわけがないやろ。京都大学の哲学者である西田幾多郎や田辺元らが好んで散策し、思案を巡らしたことから「哲学の小径」と云われたり、「散策の道」「思索の道」って呼ばれているんや。左京区の永観堂付近にある熊野若王子神社前の若王子橋から道が始まり、銀閣寺橋まで続く約2kmの短い散歩道や。終わりまで行ったら銀閣寺に寄るのも悪く無いやろな。幅の狭い道で、沿道には多くの樹木が植えてあり、琵琶湖疎水に沿って歩くんや。疎水の山側は自然林で、対岸は桜並木があるんや。だから春だけではなく、四季を通じて京都で最も人気のある散歩道として訪れる人が多いから、平日に行くのがええやろな。日本の散歩道百選に選ばれて以来、たくさんの観光客が来るけれど、清水さんほどじゃないな。

ポニョ:ふーん。おいらは亀岡まで行ってカヌーで嵐山まで下ったけれど、嵐山はいつも観光客でいっぱいやぜよ。渡月橋とか人気あるもんな。おいらは紅葉を見に高尾を散策しに行ったけれど、やはり観光シーズンは人だらけやぜよ。

ヨシオ:嵐山周辺やったら、大河内山荘庭園とかがあまり知られていないから、行ったらええのんと違うか。嵐山から二十分ぐらいかな。日本庭園が綺麗で。日本の映画スター大河内伝二郎のお屋敷なんや。嫁さんのお爺ちゃんが昔、大きなオープンカーを持っていて、東映の映画スターたちを彼らの屋敷から、太秦の撮影所まで送り迎えする仕事をしてたんや。それで大河内伝二郎の家は毎日通ったって言ってたな。今でもたくさんの有名な昔の映画俳優とのツーショットの写真がたくさんあるんやで。

ポニョ:ふーん。面白そうな仕事やぜよ。スターの送り迎えですか。嫁さんのお爺ちゃんは、多分ミーハーやったんやろね。

ヨシオ:お仕事やっちゅうに。台湾から日本に来たのは、奴隷として日本に売られて来たんや。めちゃ貧しかったけれど、コツコツ働いて車を買い、映画俳優専門お抱え運転手として成功したんや。

ポニョ:そうなんや。おいらは京都で一番古いお寺に、ユダヤのシンボルであるダビデの星を見に広隆寺にいったことがあるぜよ。

ヨシオ:広隆寺にユダヤの印があるんか。知らなかったな。

ポニョ:広隆寺があるところは太秦(うずまさ)と呼ばれていて、昔、たくさんのネストリウス派キリスト教徒がユダヤから移民して来たんや。そして同じく太秦にある蚕ノ社の三柱鳥居は、彼らによって造られたもので、この三柱鳥居はキリスト教の三位一体を表しているんや。

ヨシオ:確かこの三柱鳥居は鞍馬寺や三囲神社にもあったよな。俺はどうして鳥居がこんな格好をしているのか不思議に思っていたんや。そうかキリスト教の三位一体を表してたんか。こうして見ると日本の文化ってユダヤ教の影響も入って混ぜこぜなんやな。そういや京都の人は西洋顔の人が多いよな。日本人離れしている顔を持っているって言うか。イスラエルとかアラブの血が混ざってるんやろな。

ポニョ:多分そうやぜよ。日本人自体が混血なんや。沖縄は昔は琉球王国で台湾系やフィリピン系に近いし、北の方の人は色が白くて騎馬民族っていうか、大陸から来たような感じの人が多いぜよ。また九州や中国地方の人は、高麗系の顔をしている人が多いよな。おいらが毎年夏休みにお世話になった田舎の人達も昔、高麗からやって来て当時の大和政府から許可をもらって円山川流域を耕して、開墾し、そこに移住する許可を得た帰化人なんやて。

ヨシオ:そうやったんや。そういや俺の友達で山本浩二という芸術家は、白ロシア系の顔をしていて、どこに行っても日本人に見られないんや。日本人って血がいろいろ混じっているから賢いんやろな。多様性の中の一体性や。いろいろ混じっていても元は一つやもんな。

ポニョ:多分おいらも子供の頃から賢い子やと言われていたから、いろんな民族の血が混じっているんやろか。

ヨシオ:そうやろな。先ず、トトロ族の血がメインやろな。そして千尋の両親と同じ食べ物に目が無い血、そして紅の豚と同じお腹がポッコリ出てる血、最後にエロ仙人である児雷也と同じ血も少しは混じっているやろな。

ポニョ:あのね、それらの血が混じると化け物みたいな人が出来上がるやないの。

ヨシオ:ピンポーン!当たり!

私たちは、無知のために、宇宙の中に多様性のみを見ます。
表面的な多様性のみを見て、根本的な統一原理、すなわち神そのものである一体性を見る努力をしないのです。
私たちは俗事にどっぷりとつかり、世俗的な欲望を追い求める中で自分を見失っています。
私たちは、これらの世俗的欲望によっては決して満たされることがないので、俗事に嫌気がさして神の方を振り向きます。
「我々の世俗的欲望が幾分かでも満たされれば、神への帰依心は突然高まる。そして欲望がくじかれれば、我々の神への帰依心は、たちまち神への嫌悪へと変わってしまうのだ。」
世俗的な欲望を満たすことだけが人生の目的であるという誤った考えを抱き、神の遍在と人生の真の目的を忘れて、絶えず世俗の欲望に悩まされ、私たちは、持って生まれた力をすべて失い、自分は弱く、助けてくれるものもいないと感じています。
諸聖典が真理(真実)は一つである(エーカム=サット)と宣言しているにも関わらず、私たちは多様性という非真理の見かけに引きつけられ、それに騙されて、この多様性の背後にある、二元性を超えた神の真理を理解できないでいます。KSH

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