サイババさんが肉体を離れらてから六周年と再降臨の前夜祭を兼ねて、サイババさんの御講話の中から特に心に響いた甘露のような御言葉と、英知の教えを網羅しました「サイのメッセージ」という本を公開しました。
https://bccks.jp/bcck/149385/info
以前公開しました「Sai's Messages for the Golden Age 」の増補改訂版です。以前の倍近い七十七万文字を超えた内容は多彩にわたり、項目も増えました。元本は「Pages」を使っていますので圧縮して400ページに抑えましたが、bccksではページ数は2736ページもあります。目次のページ数は「Pages」を基にしたものです。ページ数はダウンロードされる媒体によって変わって来ます。bccksの都合により今回はepubには対応出来なくなりましたが、bccks reader のアプリでも読む事が出来ます。紙本の設定はまだしておりません。電子本はもちろん無料です。容量が大きいのでダウンロードに時間がかかるかもしれませんが、サイのメッセージを通じて読者の皆さまにサイの恩寵が行き渡りますようにお祈り致しております。本当にありがとうございました。
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ポニョ:今日ご紹介するインタビュー記事はテレビ局からインドのサイババさんのアシュラムに派遣された別所哲也という俳優さんが 十一回目のダルシャンでインタビューに呼ばれたお話です。
ヨシオ:ちょうどサイババブームが始まる頃やな。俺が子供達を連れてインドに行ってた頃や。日本人のグループが団体でたくさん来てたな。
ポニョ:あんたら家族もテレビに出てたよな。確か長野のサイキックな女の子が家族でアシュラムに来ていたドキュメンタリーの中であんたら家族も取材されて映っていたで。長女さんが夢の中でサイババさんから指輪をもらったとか言ってなかったか?
ヨシオ:言ってたな。でも長野の女の子は結局インタビューに呼んでもらえなかったけれど、自宅に帰ったらサイババさんの写真からヴィブティが吹き出していたって言ってたな。その女の子とうちの子供達が同じ年齢なので、一緒にアシュラムで仲良くさせてもらったけれど、その子はとても霊感が強い子で、繊細やし普通の学校には行けないんや。両親がうちの子供は学校で馴染めますかと聞いて来たので、うちの子供はシュタイナースクールに入れているんやと答えといた。
ポニョ:シュタイナースクールやったら、霊感が強い変わったあんたの子供みたいなのがわんさかいるもんな。
ヨシオ:俺たちが普通なんや。周りの人たちがこの世に囚われているだけなんや。その女の子はある時、「誉めよ讃えよ!大元の神が地上に降臨したぞ。その名はサイ」という様なメッセージを受けてインドまでやって来たんや。
ポニョ:ふーん。すごいメッセージやぜよ。別所哲也が来た時はちょうどおいらもアシュラムにいたんや。日本からのテレビ局の取材だという事でいつも最前列に座らせてもらっていたぜよ。別所さんはインタビューを受けてすっかり変わられて、インタビューを受けるまで僕の中には神さんなんていなかったなと言っておられたな。インドのサイババさんのところに取材に行くので結構な量のサイババ関係の本を読んで準備して来たので、よくサイの教えを知っておられたぜよ。英語も上手いし。おいらはいつインタビューに呼ばれるのかなと思ってそのテレビ局のディレクターと別所さんをダルシャンで見ていたんやけれど、取材の最終日にインタビューに呼ばれたんや。
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ヨシオ:それは普通のパターンやな。ババさんの戦術や。いつもギリギリまで何もされないんや。その間、帰依者の心の中での葛藤を楽しまれるんや。
ポニョ:それって意地悪やぜよ。誰でもせっかくインドまで来たのに、いつ呼ばれるんかな?ひょっとして呼ばれないのと違うかなという疑いの心が湧き上がって来るもんな。それでとうとうテレビ局の取材チームが呼ばれたんやけれど、セヴァダル(奉仕)の人がカメラを持ってインタビュールームに入ってはいけないと言われたので、カメラマンだけインタビュールームの外で待っていたんやけれど、サイババさんがカメラも入って良いと言われたので、嬉々としてインタビュールームに入って行ったな。その後、サイババさんはダルシャンをしている時も日本のテレビ局は自由にカメラで写しても良いと許可を下さったみたいで、なんとサイババさんが女性の側を歩かれている時も、男性のカメラマンがサイババさんにくっ付いてカメラを回していたのには驚いたぜよ。アシュラムでは異例やったぜよ。そしてアナンタプールからやって来たサイババ女子大学の女子学生たちに、「これは日本から取材にやって来たテレビ局のカメラマンです。しっかり日本のカメラに撮ってもらいなさい」なんて冗談を言っておられたんや。取材を終えたテレビ局の人たちにインタビュールームでの話を聞いていたら、カメラの目の前でサイババさんが指輪を物質化されたという話を聞いて、これはすごい話やと思ってあんたにすぐ連絡したんやぜよ。
ヨシオ:その時のポニョはえらい興奮してたよな。俺はそのニュースを聞いてすぐに日本のサイセンターにファックスを送ったんや。これで日本中がサイババ一色になるでと言って。というわけで別所拓也のインタビューの記録をサイセンターの資料から引用してお送りしますね。
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1994 年 12 月 25 日に日本で放映されたあるTV番組より。
スワミを取材するためにプラシャーンティ ニラヤムを訪れていた日本の某 TV チームの人々が、 熱心なアプローチの結果、11 回目のダルシャンでスワミに呼ばれ、インタビューを受けました。これはその時のインタビューの映像を元に、改めて聞き取りと翻訳を行い編集した記録です。(ナレーション部分は放送時のままです)
― スワミのダルシャン11回目―
(スワミが歩いて来られ、最前列に座っていたTVチームの日本人が、スワミに話しかける)
日本人「スワミ、私はたくさんの質問があります。私は日本から来ました。これは日本のテレビです。たくさんの質問があります。私たちは 9 人です」
スワミ「行きなさい!」
日本人「ありがとうございます!」
― インタビュールームの中で ―
スワミ「どこから来たのか? 日本かね?」
スワミ「どういう計画で? 」
日本人「たくさんの質問があります」
日本人「ええと、私はあなたのことを聞いて、あなたのことを本で読みました」
スワミ「そう、そう、知っている」
日本人「私はあなたが神かどうかを知りたいのです」
スワミ「私だけが神ではない、あなたもまた神である。ここに何がある?」
日本人「手、腕でしょうか?」
スワミ「無だ、ここには何もない。無はすべてだ。見てごらん」
(スワミは掌から指輪を物質化される)
スワミ「ほら、これは何だね?」
日本人「指輪です」
スワミ「ごらん、金細工師だってこんなことはできない。ぴったりのサイズだ」
(スワミは日本人にその指輪をはめられる)
日本人「本当だ。ぴったりのサイズです!」
スワミ「ほら、見てごらん、誰がこのようなことをするだろう? 誰にも決してできない。日本人は皆、中に入りなさい」
(ナレーション:インタビュールームにはアメリカ人夫婦とインド人の青年が一 緒に呼ばれていた。サイ ババはまず私たち日本のスタッフだけを奥の部屋に案内してくれた。これはスタッフの 1 人が 8 ミリビデオで撮った映像である)
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― インタビュールームの奥の部屋で ―
スワミ「感覚を超えている。あらゆるものはアートマなのだ。それこそが私の教えだ。あなたがやっても何も出て来ない。なぜなら、いいかね、人間の性質は一番上にある。これ(スワミ)は、人間を超えているのだ」
日本人「あなたはどこから来たのですか?」
スワミ「私は来たりしない。私は行くこともない。身体は行ったり来たりする。身体だけが死んだり生まれたりする。あなたも生まれ、そして死んでいく。しかし、あなたの魂は生まれることも死ぬこともない!」
日本人「では、あなたの身体が死んだ後は、どうなるのですか?」
スワミ「アートマは、いたるところに存在する。あなたのアートマはどこにあ る? あなたのアートマもそこにあり、どこにでもある。私のアートマ は生き続ける」
別の日本人「今、スワミの悩みは何でしょうか? 何か心配事はありますか? 」
スワミ「いや、心配事は何もない。(スワミご自身を指さして)私は今、69 歳 だが、何の心配事もない。何の悲しみもない。何も考えない。何ひとつ だ。なぜか? あらゆるものは過ぎ行く雲だからだ。なぜ心配するのだね? いつも幸せだ」
別の日本人「何か好きな食べ物はありますか?」
スワミ「ラギー(四国稗)の薄粥をほんの少し。貧しい人々が食べるものだ」
日本人「(それは)フルーツですか?」
スワミ「いや、フルーツは食べない。決して触れない。ぜいたくな食べ物は摂らない。最初からずっとフルーツは食べない。ビスケットも食べない、ミルクも飲まない、ヨーグルトも飲まない、お菓子も食べない」
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日本人「肉も食べない? 」 (スワミは愛情をこめて彼のほっぺたを叩く振りをする)
日本人「ごめんなさい!」
スワミ「それはとても悪いものだ。動物を食べると動物と同じ考えになる。何を 食べようとも、食べたものと同じ考えが生じてくる。私の視力は愛の眼 鏡だけ――すべては愛だ! 今日、敵はいない、怒りもない、嫉妬もな い、批判もない。すべてはただ愛、愛、愛だけ。それが神である。愛は 神、愛の中で生きなさい。愛はここにある、愛はそこにある、愛はそこ にもある。愛の中で生きなさい! 愛の中で生きなさい!今、愛がない。妻や母や父への愛だけしかない。しかし、他の人々への 愛はどうだろう? それは正しいことではない。すべての人を愛し、すべての人に仕えなさい。それが私の主要な教えだ。それが私のしている ことであり、私の教えていることであり、私のあり方なのだ」
スワミ「あなたはお母さんを愛しているね。なぜだろう? 彼女が自分の母親だからだ。そう確信しているから、あなたは母親を愛している。確信のあるところに愛がある。愛のあるところに平安がある。平安のあるところに真理がある。真理のあるところに至福がある。至福のあるところに神 がいる。まず確信だ。まず確信することだ!」
日本人「私たちはあなたを知りたいですし、日本の人々にもっとあなたを知ってもらいたいのです。ここに来られない人達もいます。ですからどうか、あなたをビデオに撮らせてください。そして日本の人々にメッセージをください」
スワミ「メッセージはただ一つだけ、「私の人生が私のメッセージ」だ」
日本人「私はバジャンを聞いたり瞑想したりしたとき、幸せを感じました。静けさを感じて、心地よかったです。でも、私はあなたについて、もっと知りたいのです、カメラの前で。だからどうか撮影を許してください」
(スワミは彼のほっぺたを優しくつねって笑う)
(ナレーション:神の化身と呼ばれる男、サティヤ サイ ババ。彼のことをもっともっと知りたくなった。神って一体何だろう? なぜサイババという存在が、 今という世の中に求められているのか。その答えを私たちは知りたい。)
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