サイババが帰って来るよ

Count down to the Golden age

新しい赤道はサハリンを通る

2014-10-28 00:00:32 | 日記
ポニョ:昨日の記事でインドは太古極地にあったという説は一つの説や、って言ってたけど、まだ他の説があるんか?

ヨシオ:俺が知っている説は、主にイギリス人の学者たちによって主張されている説なんやけど、アーリア人がウラル山脈の方から南下して来て、パキスタンを通ってインドに入り、彼ら独特の進んだ文化をインドにもたらしたという説や。因みにアーリアという意味はサンスクリット語で「高貴な」という意味なんや。この説によると、アーリア人たちは高度の霊的な文明を誇り、火を崇めてヴェーダなどを広めていたらしい。だから、ルッドラムの中にもソーマ神がよく出てくるけれど、このソーマというのは元々乾燥したところにしか生えないお茶の一種で興奮、幻覚作用があるんや。今もパキスタンに行けばソーマ茶の葉をバザールで売っているんや。でも、この植物はインド原生ではないんや。だから、ヴェーダをもたらしたのは、古代アーリヤ人たちで南インドの土着のタミル人などのドラヴィダ人ではないという説なんや。それに、ラーマヤーナという物語自体が、アーリア人であるラーマがインドに勢力を広げていたドラヴィダ人達を征服する物語ではないかと主張している研究者もいるんや。

ポニョ:でも、ババはラーマーヤナをそんな風に解釈してはいけない。それは間違っていると講話で言ってられたのを読んだ覚えがあるぜよ。

ヨシオ:そうなんや。だから、アーリア人達が南下してインドにヒンドゥー文化を広めたという論説自体は、西側の学者たちによってもたらされたもので、インドの多くの学者は反対しているんや。というのも、これはイギリスのインド植民地支配に都合が良い説なんや。つまりアーリア人たちはヴェーダという聖典を武器にして、ドラヴィダ人が支配するインドにヒンドゥー教をもたらして支配し、その結果インドは北部のアーリア人と南部を支配するドラヴィダ人の二つに分かれているといって、インドを二つに分離して植民地支配をし易くしたんや。それとアーリア人によるヒンドゥー教を使ってのドラヴィダ人の支配からの解放、カースト制度を徹底的に悪く言って叩いて、カースト制度からの解放という論拠をでっち上げてイスラム教やキリスト教や西洋文化がインドに入るのを正当化したんや。

ポニョ:アーリア人達が太古のインド文明をもたらしたって事は、ディパバリーは北の方から来たアーリア人のお祭りであってインド独自のものでは無いということになり、地軸は傾いていないってことになるんと違うんか?

“多くの自然災害は人為的なものなのです。
地震、火山の噴火、戦争、洪水、飢饉や他の災害は厳重な自然の乱れの結果です。
それらの乱れは人の行為の帰結なのです。
人は、未だに人と自然の関係を完全に理解していないのです。”
地球は一つの球です。球を安定な状態にしておくには、バランスをとらねばなりません。
今、限度も無く天然資源を消費し、地球のバランスが崩れば地軸が傾くのです。

ヨシオ:その説にはたくさんの無理があるんや。だいたいからして、他国の文明を支配したりすることはヴェーダの教えに反してるし、もともとアーリア人たちはコーカサスの北の住人と言われているんやけど、そこから極地までは程遠いんや。それにその説が正しいとしたらインドに伝わる太古からの叡智サナザナサラチは、コーカサスの牧羊民からもたらされたもので、インド太古からの叡智では無いって事になるやろ。そうではなく、インドは霊的叡智の宝庫と言われるように、古代から多くの叡智が伝わって来ており、アーリア人達の叡智もそれに花を添えた形になるんと違うかな。と言うかアーリア人達も実はハラッパーという最古の都市を建設した当時からインド文明に関わっているんやろな。ドラヴィダ人を放逐したとかと言っている西側の植民地肯定論の元となっているアーリア人によるインド侵略論は、ババが言われたように根拠が無く、いろんなものの寄せ集めなんや。さっきも言ったけどヴェーダの教えは平和主義そのもので、他国を侵略して拡張を謀る西洋文化とは全く違うんや。モヘンジョダロの高度な都市もアーリア人に侵略されて放棄されたものではなく、サラスワティ川が干上がって地下に潜り地下水脈となってしまったので、仕方なく放棄したんであって、イギリスの学者たちが主張してるアーリア人侵略説には無理があるんや。

ポニョ:そうやったんか。アーリア人による侵略説は、イギリスによる植民地支配肯定論をサポートするためのプロパガンダやったんやな。また騙されていたぜよ。

ヨシオ:だから、極地にいたアーリア人によってヴェーダやディパバリー祭りがもたらされたのではなく、サラスワティー川の流域のハラッパー周辺で、アーリア人やドラヴィダ人によって太古のインド文明は平和的に築かれ守られて来たんや。そして、そこは地軸が傾く前は極地やったんや。それに、昨日も言ったけど、ババはバガヴァッドバヒニという本の中で、ユガ期の終わりはいつも大洪水になるって言われてるから、それは地軸の傾きによる世界規模の大洪水だと説明すると、自然に理解出来るんや。

ポニョ:ノアの箱舟の話も本当やったのかもしれんな。でも、もし傾くとしたらどれくらいの角度で傾くんやろな。

ヨシオ:実は今、ポニョがいるここオーストラリアも、地軸が傾く前は極地やったんや。その証拠に大陸の真ん中が、巨大な氷の塊に押し潰されてへっ込んでいるやろ。大鑽井盆地て言うんやけど、学校で習ったやろ。

ポニョ:いや、その時間はいつも寝てたな。退屈な先生で、一人でずっと話していて、誰にも質問もせず、ベルが鳴ったらすっと消えていなくなる、事なかれサラリーマン先生やったからな。

ヨシオ:ポニョの先生は横に置いといて、大鑽井盆地に乗っかていた氷が溶けてオーストラリアの地下に巨大な真水の地底湖があるんや。その広さは日本より大きくて深さは深いところで七百メートルもあるんや。あるところでは地表から二十メートル程掘れば地底湖の水面にぶち当たるんや。

ポニョ:確か、この話は以前記事にしたよな。アボリジニの聖地になってるって。そしてその地底湖にたどり着いたら目の無い魚がたくさんいたって話をしたよな。



ヨシオ:そうやったな。だから、オーストラリアも昔は氷に覆われた極地やったんや。

ポニョ:それが、今では乾燥大陸や。ハエが多いよな。ここんところ少し暑くなってきたら、信じられないぐらいたくさんのハエが顔にまとわりつきよるぜよ。頭からすっぽりかぶる虫除け帽子が無かったら頭が変になるぜよ。

ヨシオ:すぐに慣れるで。お友達やと思っとき。俺はハエのことは詳しいで。

ポニョ:よっぽどハエと良い関係を持っているんやな。これも前世からのもんなんか。

ヨシオ:と言うと、俺の前世は蝿取り紙かなんかやとポニョは言おうとしてるんやろ。

ポニョ:そうか、あんたの前世は蝿取り紙か。思いつけへんかったけど、そうやったかもしれんな。前世でたくさんハエを殺したから、今生でハエをペットとして飼ったり、こんなハエ王国みたいなとこに住んでいるんや。おいらはこの仕事が終わったら、さっさと日本に帰るぜよ。ハエは嫌いなんぜよ。

ヨシオ:まあもうちょっとの辛抱や。砂利洗いもそろそろ終わりやしな。それでさっきの話の続きやけど、俺がこの仕事を始めてしばらくしたら、ババが夢に出て来られたんや。そして、俺と二人で地球のはるか上空から地球を見下ろして、アメリカの西海岸を指差しながらここが新しい赤道になるって言われたんや。

ポニョ:その話は初耳やな。興味があるあるあるぜよ。

ヨシオ:あの~。あるが二つ多いですが?

ポニョ:もったいつけんと早よ説明しなさい。

ヨシオ:ババによると、新しい赤道はアメリカの西海岸沖を大陸と並行して走り、サハリンの北を抜けてモンゴルに入り、ウランバートルの横を走ってヒマラヤを横切るんや。そしてこの新しい赤道を延長して行くと面白い事が分かったんや。それはインドやねん。そこでは、もし地軸が傾くのが昼の十二時やったとすると、東の空から昇って来た太陽が西に沈む代わりに、中天で突然向きを変えて南の方へ沈む事になるんや。

ポニョ:ヘェ~なんでそんな事が起こるんや。

ヨシオ:それが起こるのは今の赤道と新しい赤道が交じる周辺だけやねん。他の地域では太陽の位置が急激に変わるんや。例えばシドニーでは夏の太陽が容赦無く照っていたとしたら、突然太陽は北西の方角に向きを変えて沈んで行き地平線の上を這うようにして、一晩中沈まなくなるんや。

ポニョ:それって極地で見られる現象やんか。それじゃシドニーは南極になってしまうんか。

ヨシオ:その通りや。オーストラリアの西海岸でもニュージーランドの南の端よりまだ南に位置するんや。

ポニョ:それってシドニーはすぐに氷に覆われるんか?

ヨシオ:それはない。だって、赤道は南極岬の先をかすめるようにして通るので、南極の氷は瞬く間に溶けて地球は寒冷地が無くなり、温暖な極地でも人が住める惑星になるんや。

ポニョ:あゝ。そういうわけで、昔のインド人は局地に住んでディパバリーを祝ってたんやな。

ヨシオ:そういうことや。因みに北極はモロッコやスペイン周辺になるやろな。

ポニョ:これが本当やったらすごい情報やぜよ。面白い。なんで今まで親友のおいらに隠してたんや。

ヨシオ:別に隠してたわけはない。ポニョが聞いて来なかったからや。それにこんな事は今まで地球の歴史で何度も繰り返して起こっていることなので、別に珍しい事でも何でもないんや。俺たちが学校で教わっていないだけなんや。

ポニョ:こんな大事な事を研究せずに科学者って何を研究してるんや。学校って何やねん一体。こんな事を教えずに、暗記力を試すテストばっかりしてるやんか。

ヨシオ:おかげでポニョのような良い性格な人が巣立って来てるやんか。

ポニョめちゃ嫌みやね君。おいらはB層の典型やって言いたいんやろ。

科学者と科学技術者たちは、利己的な興味や名声を追い求め、社会と国家の安全と幸福にはまったく注意を払わず、自然のバランスを崩して社会全般に災害や損害や苦痛を招いています。
人は欲に限度を設けるべきです。
人間の行いが本末転倒しているために、今日、自然災害が起きているのです。
皆さんはグジャラート州で起こった地震による惨害を知っていますね。
何万という人が命を落としました。
このようなことが起こる原因は、人が過度の欲望を心に抱いていることにあります。
神は自らが創造した宇宙の完全なバランスを保っています。
神の創造物の中で、大地と海はバランスが授けられています。
ところが、人間は地球の天然資源を無分別に採取して、石油を採掘しています。
毎日何万トンもの魚介類が海で捕獲されています。
このような天然資源の無差別な収奪が地球のバランスを失わせ、人間の生活を破綻させています。
心の不安定さ(カムパム)から解放されたとき、初めて人は地震(ブーカムパム)に悩まされることがなくなります。SSS Vol.34C3
地球は一つの球です。
球を安定な状態にしておくには、バランスをとらねばなりません。
今、限度も無く天然資源を消費し、バランスが崩されています。21/1/93
私達は、創造物をただの物質とみなして自然界を規制し、多様の構成物に正しいバランスを与える知覚ある機能と本性を無視して創造物を無造作に扱いがちです。
科学者と科学技術者は、利己的な関心と名声を追うことに熱心なあまり、世界の国家の安全と安寧を完全に無視し、自然界のバランスを崩しています。
その結果,さまざまな事故、災害、損失、惨めさが大規模に人々を襲います。
今日不幸にも科学とテクノロジーの進歩の結果、人間らしさは衰え,人々は世界が自分達の楽しみの為にのみあると考えます。
その結果、自然の力は世界を大きな脅威にさらす様になってきました。
世界は単に人間が楽しむために創造されたのではありません。
自然資源を乱費し、人間性を無くしてしまった人間は創造の目的に背いています。
このような人間の行動が原因で、数多くの大自然災害が引き起こされました。
地震・火山爆発・戦争・洪水・飢饉などの災害は、自然界の由々しい混乱の結果です。
これらの混乱はもとをただせば人間の行動が原因です。
人は、人間と自然界とが円満な関係でなくてはならないことを認識していません。
人は自然界の出来事に関して、一種の舞台監督であるといえましょう。
この責任を忘れて人々は権利を主張して争います。
深く熟考するならば、この世界に人間が権利を欲求しうるものなどは何一つないということがわかるはずです。
人間には義務があるのみで、権利はありません。
義務を果たさず権利を主張して争うのは愚かなことです。
世界の混乱と争闘は、全て人間が義務を忘れたことから生じました。
全ての人が自らの義務を果たすなら、世界は平安で繁栄します。22/11/92
人間には創造主の創られたものを享受する自由があります。
しかし、どのようなことをすれば恩恵を受け取れなくなるのか、という識別力を働かせることが必要です。
あらゆるものを享受しても良いという事は、それらを好きなように使って良いと言う訳ではありません。
というのも、自然に対して何をしようとその反作用が必ず伴うからです。
あなたはその結果から逃げることは出来ません。
結果を気にせず、それに直面する覚悟があれば好きにしなさい。
しかし、実際には当初、人は喜んで何でも好き放題しますが、後になってその悪い反作用に苦しみ、嘆くのです。
~それゆえ自然界の領域では、あなたが何をなそうとも遅かれ早かれその結果から逃れることは出来ません。22/5/92
人は自然から数え切れないほどの借りを作り、いろいろな面で自然から恩恵を得て楽しんでいます。
しかし彼はどのような感謝の気持ちを神に捧げているのでしょうか?
彼は、すべてをお与えになっておられる神を忘れ去っています。
それが原因で、人は様々な困難や災難の犠牲になるのです。SSvol21chap19