● 8月12日
朝8時過ぎ。テントから出ると物凄い朝露。しかも薄暗い。
今日は曇天を覚悟したが、セルゲイさんいわく、こういう日は晴天になるとのこと。
朝食を済ませ、釣り支度を整える。その過程で、我ながら妙に意気込んでいることを感じた。
セルゲイさんはわれわれの物々しい釣り装備と雰囲気を察し、満足したように
親指を立て「Fish master !! 」 と明るく見送ってくれた。
ガイドのジェイナさんは過去の狩猟で当地を熟知しており、川沿いに熊が拡げた獣道を
どんどん下ってゆく。仲良くなったライカ犬もついてくる。頼もしい限り。
川が湾曲した一級ポイントでは、ロシア人ゲストが釣りを楽しんでいる。
然程投げないエサ浮き釣りで、魚が釣れると、みんなで乾杯!!いい雰囲気だ。
私達も、要所を釣り下りながら進む。昨日に比べ川幅が広く、流れも太い。
狙うは対岸の緩流帯もしくは倒木のきわ。根がかりが多発し、昨日とは一転、
消耗戦の様相を呈してきた。釣れるのは相変わらず沢山のガリエツ
+小型のミキージャではあるが、居るべきところに魚は居り、何らかの反応がある。
今日はベースに魚を持ち帰るため、キープするように言われてはいたが、
キープする袋に入れづらくモタモタしているうち、結局は逃がすことが多かった。
そうした午前の釣りを終えてベースに戻る。持ち帰った魚の少なさを見たセルゲイさんは肩をすくめ、
「No master !!」と、冷やかしてくれた。 実は結構、釣ったんだけどね。。。
ベースでの昼食をはさみ、午後は近隣の支流を攻めることにする。
そのためにはベース裏を流れる、ビストラヤ川本流を渡河しなくてはならない。
その手段として、セルゲイさんの指令が飛び、渡し舟が用意された。(感謝!!)
対岸までのプチラフティング後は、ジェイナさんの記憶を頼りに支流を目指し、
自生しているブラックベリーやブルーベリーをつまみながら、ブッシュを進む。
ようやく到着した移動先は、ひざ上くらいの水深ながら、細流が交わっては離れ、
ポイントに事欠かない。対岸の木陰にルアーを通すと、ガリエツではあるが、
ほぼ確実に反応がある。でも、乗らない。そこでMIU8gで表層を流すと、
いいアタリが連発してフッキング率向上!魚よりも、虫。イメージ切り換えの必要性を感じた。
午後7時、約束通り迎えのプチラフティングでベースに戻る。
結果的に午前と併せて11kmの行程を踏破する、思いのほかハードに歩いた一日だった。
ベースでは、持ち帰った魚でセルゲイさんが燻製を作りはじめた。
塩蔵しない魚を、香草とともに灯油缶のようなケース内であぶり焼く温薫風で、
時間と手間のかかる調理を、あえて作ってくれるセルゲイさんの気持ちが嬉しかった。
その仕上がりは云わずとも明白。淡白な魚に程よい香味が加わり、最高!ビールが進む。。。
その日の夜は、ロシア人3人組ゲストとともに夕食。
彼らは最初、笑みは浮かべず、しかし東洋人ゲストの私達には興味があるようで、
無遠慮にジロジロ眺め、意味のない状況で私達にカメラを向けたり???な連中だった。
しかし酔いが進むにつれ彼らも柔和になり、妙な、スラングロシア語を教えてもらったり(忘れた)、
3人の中でイジられ役の人をみんなでイジって愉しんだり、コトバは充分に伝わっていなくとも、
愉しいひと時を過ごすことができた。
勿論この日も、テント泊は快適。快眠。。。
今思い返して残念だったのは、漆黒の闇が支配するこの地で、
夜空を仰ぎ見る機会を持たなかったこと。
(些細なことではあるが。。。)
朝8時過ぎ。テントから出ると物凄い朝露。しかも薄暗い。
今日は曇天を覚悟したが、セルゲイさんいわく、こういう日は晴天になるとのこと。
朝食を済ませ、釣り支度を整える。その過程で、我ながら妙に意気込んでいることを感じた。
セルゲイさんはわれわれの物々しい釣り装備と雰囲気を察し、満足したように
親指を立て「Fish master !! 」 と明るく見送ってくれた。
ガイドのジェイナさんは過去の狩猟で当地を熟知しており、川沿いに熊が拡げた獣道を
どんどん下ってゆく。仲良くなったライカ犬もついてくる。頼もしい限り。
川が湾曲した一級ポイントでは、ロシア人ゲストが釣りを楽しんでいる。
然程投げないエサ浮き釣りで、魚が釣れると、みんなで乾杯!!いい雰囲気だ。
私達も、要所を釣り下りながら進む。昨日に比べ川幅が広く、流れも太い。
狙うは対岸の緩流帯もしくは倒木のきわ。根がかりが多発し、昨日とは一転、
消耗戦の様相を呈してきた。釣れるのは相変わらず沢山のガリエツ
+小型のミキージャではあるが、居るべきところに魚は居り、何らかの反応がある。
今日はベースに魚を持ち帰るため、キープするように言われてはいたが、
キープする袋に入れづらくモタモタしているうち、結局は逃がすことが多かった。
そうした午前の釣りを終えてベースに戻る。持ち帰った魚の少なさを見たセルゲイさんは肩をすくめ、
「No master !!」と、冷やかしてくれた。 実は結構、釣ったんだけどね。。。
ベースでの昼食をはさみ、午後は近隣の支流を攻めることにする。
そのためにはベース裏を流れる、ビストラヤ川本流を渡河しなくてはならない。
その手段として、セルゲイさんの指令が飛び、渡し舟が用意された。(感謝!!)
対岸までのプチラフティング後は、ジェイナさんの記憶を頼りに支流を目指し、
自生しているブラックベリーやブルーベリーをつまみながら、ブッシュを進む。
ようやく到着した移動先は、ひざ上くらいの水深ながら、細流が交わっては離れ、
ポイントに事欠かない。対岸の木陰にルアーを通すと、ガリエツではあるが、
ほぼ確実に反応がある。でも、乗らない。そこでMIU8gで表層を流すと、
いいアタリが連発してフッキング率向上!魚よりも、虫。イメージ切り換えの必要性を感じた。
午後7時、約束通り迎えのプチラフティングでベースに戻る。
結果的に午前と併せて11kmの行程を踏破する、思いのほかハードに歩いた一日だった。
ベースでは、持ち帰った魚でセルゲイさんが燻製を作りはじめた。
塩蔵しない魚を、香草とともに灯油缶のようなケース内であぶり焼く温薫風で、
時間と手間のかかる調理を、あえて作ってくれるセルゲイさんの気持ちが嬉しかった。
その仕上がりは云わずとも明白。淡白な魚に程よい香味が加わり、最高!ビールが進む。。。
その日の夜は、ロシア人3人組ゲストとともに夕食。
彼らは最初、笑みは浮かべず、しかし東洋人ゲストの私達には興味があるようで、
無遠慮にジロジロ眺め、意味のない状況で私達にカメラを向けたり???な連中だった。
しかし酔いが進むにつれ彼らも柔和になり、妙な、スラングロシア語を教えてもらったり(忘れた)、
3人の中でイジられ役の人をみんなでイジって愉しんだり、コトバは充分に伝わっていなくとも、
愉しいひと時を過ごすことができた。
勿論この日も、テント泊は快適。快眠。。。
今思い返して残念だったのは、漆黒の闇が支配するこの地で、
夜空を仰ぎ見る機会を持たなかったこと。
(些細なことではあるが。。。)
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