この、リール。
ご存知でしょうか?
1980年代初頭の品です。
DaiwaのMillionaire 4HMと、いいます。
中学生だった私は、当時の田舎ではまだまだ異端だった、
ルアー釣りを始めたばかりで、街に出て仕入れてきた、
ルアー釣りに関する薄っぺらいムック本を、繰り返し、繰り返し、
読んでは試し、妄想し、心折れ、また、読んで、
少ない情報から、ルアーなんて、釣れないよ。。。
との諦めのキモチを、
実践で補正していったものでした。
(ちなみに、初めての獲物は、「ハス(ケタバス)」でした。。。)
その本に登場する、当時最先端の釣り道具は、
実物なんて見たことないものの、名前だけは諳んじており、
フェンウィックのランカースティック、と、アブの5500Cは、
「憧れ。」そのものでした。
当時はベイトリールを使うことが(私の中では)カッコよく、
さりとて、憧れのタックルなぞ買えるはずもなく、
カタチ(グリップ)が似ている、オリムピックのロッド(名前は失念)と、
この、アンバサダーそっくりな、4HMを、
当時で1万円はしなかったと思いますが、お年玉と貯金をかきあつめ、
大変な決意のもと、地元釣り具店に取り寄せ依頼をしたものでした。。。
(在庫、なんて、あるはず、ない。でしたよ(笑))
そして、ようやく入荷した、
メタリックブルーの箱におさまる、これまたメタリックブルーのボディの
4HMは、とてもカッコよく、その後の私の釣行にはいつも一緒でした。
ほどなくして、ブラックバスが釣れるとの噂で、2時間チャリ行のダム湖に通い、
深夜のジッターバグでの大爆釣も、生涯最大の52.5cmも、
このリールは目撃(体感)したはずです。。。
その後、ご存知の通り、チャリ行が釣りよりも楽しくなり、
自転車にまたがる時間が、釣りをする時間を逆転し、そのうち、
全く釣りはしなくなっていました。
そして、4HMは、実家で長い眠りに入り、すっかり忘れ去られていました。
現在。
再び釣りを始めた私は、懐かしさから当時の釣り道具をいじるうち、この4HMと再会。
スピニング全盛の鱒釣堀競技において、あくまでも記念品としての
価値だけで実家から掘り出された個体は、別段使うこともなく、懐かしタックルとして
鎮座していたのですが、
フとしたきっかけで、ある用途に使えないか?と検討したところ、ピタリとはまり、
復活計画始動となったわけです。
Project M 、 始動!!です。
でも、経年の個体のオイルは枯れ、レベルワインド等は錆びつき、
幾ら現在のスピニングを「いじらない。」、「水没チューン(笑)」している私でも、
とても使用に耐えるものではないことは理解できました。
そこで、整備開始。。。なにも、、。
目薬みたいに少量、かつ、高価なアブラを使って、
金庫破りばりの回転と、静音にしようとするものではありません。
当時を懐かしみ、枯れた油を憐み、確かにアブのパクリだった構造に笑い、
(でも、どこかの鉄道と違い、パクりながらも、しっかり着実にモノにしていっている
そういうカタチと仕上げが随所に感じられました。)
そして、仕上がったのが、この写真です。
出番は多くないでしょうが、愉しい釣りの幅を拡げるため、その目撃者になってもらうため、
再び活躍してもらうことにします。
デビューは、もうすぐ、、、、。
ご存知でしょうか?
1980年代初頭の品です。
DaiwaのMillionaire 4HMと、いいます。
中学生だった私は、当時の田舎ではまだまだ異端だった、
ルアー釣りを始めたばかりで、街に出て仕入れてきた、
ルアー釣りに関する薄っぺらいムック本を、繰り返し、繰り返し、
読んでは試し、妄想し、心折れ、また、読んで、
少ない情報から、ルアーなんて、釣れないよ。。。
との諦めのキモチを、
実践で補正していったものでした。
(ちなみに、初めての獲物は、「ハス(ケタバス)」でした。。。)
その本に登場する、当時最先端の釣り道具は、
実物なんて見たことないものの、名前だけは諳んじており、
フェンウィックのランカースティック、と、アブの5500Cは、
「憧れ。」そのものでした。
当時はベイトリールを使うことが(私の中では)カッコよく、
さりとて、憧れのタックルなぞ買えるはずもなく、
カタチ(グリップ)が似ている、オリムピックのロッド(名前は失念)と、
この、アンバサダーそっくりな、4HMを、
当時で1万円はしなかったと思いますが、お年玉と貯金をかきあつめ、
大変な決意のもと、地元釣り具店に取り寄せ依頼をしたものでした。。。
(在庫、なんて、あるはず、ない。でしたよ(笑))
そして、ようやく入荷した、
メタリックブルーの箱におさまる、これまたメタリックブルーのボディの
4HMは、とてもカッコよく、その後の私の釣行にはいつも一緒でした。
ほどなくして、ブラックバスが釣れるとの噂で、2時間チャリ行のダム湖に通い、
深夜のジッターバグでの大爆釣も、生涯最大の52.5cmも、
このリールは目撃(体感)したはずです。。。
その後、ご存知の通り、チャリ行が釣りよりも楽しくなり、
自転車にまたがる時間が、釣りをする時間を逆転し、そのうち、
全く釣りはしなくなっていました。
そして、4HMは、実家で長い眠りに入り、すっかり忘れ去られていました。
現在。
再び釣りを始めた私は、懐かしさから当時の釣り道具をいじるうち、この4HMと再会。
スピニング全盛の鱒釣堀競技において、あくまでも記念品としての
価値だけで実家から掘り出された個体は、別段使うこともなく、懐かしタックルとして
鎮座していたのですが、
フとしたきっかけで、ある用途に使えないか?と検討したところ、ピタリとはまり、
復活計画始動となったわけです。
Project M 、 始動!!です。
でも、経年の個体のオイルは枯れ、レベルワインド等は錆びつき、
幾ら現在のスピニングを「いじらない。」、「水没チューン(笑)」している私でも、
とても使用に耐えるものではないことは理解できました。
そこで、整備開始。。。なにも、、。
目薬みたいに少量、かつ、高価なアブラを使って、
金庫破りばりの回転と、静音にしようとするものではありません。
当時を懐かしみ、枯れた油を憐み、確かにアブのパクリだった構造に笑い、
(でも、どこかの鉄道と違い、パクりながらも、しっかり着実にモノにしていっている
そういうカタチと仕上げが随所に感じられました。)
そして、仕上がったのが、この写真です。
出番は多くないでしょうが、愉しい釣りの幅を拡げるため、その目撃者になってもらうため、
再び活躍してもらうことにします。
デビューは、もうすぐ、、、、。