●選択肢は、「自宅」だけ。
18日(木)、
お陰さまで、母が退院して自宅に帰ってくることになりました。
母は87歳。
脳梗塞の後遺症と認知症の進行とで、
両手両足が動かない、
食事の飲食がスムーズにできない、
会話ができない。
こう聞くと、
「施設に行く」と考えるのが一般的でしょうか・・・?
でも、現実の選択肢は、
「自宅」しかありませんでした。
(自宅で見たいと思っていたので、
強いられたという意味ではないです・・・)
口を開けることが困難になった母は、
遺漏の手術をするはずだったのに、
運よく口から栄養が取れるようになって、
遺漏を免れることができました。
ここまで快復したのだから、と
専門の病院でリハビリを受けることもできました。
時間をかければ、
口を開けてモグモグして飲み込むことができます。(ペースト食)
でも、その時間をかけなければ、
遺漏になることは必至。
「時間をかけない」というのは、
介護側の都合で時間をかけることができないのです。
母の残された能力を生かすためには
時間が必要です。
それができるのは自宅だけだった。
そうことです。
自宅であれば、
へルパーさんの力を借りながら
母に合った方法を続けることができます。
そして、食べることがもっとスムーズになれば、
逆にショートやデイサービスなど
施設を利用することもできるようになるのです。
そうなったら、すごい!
たとえ、そうならなかったとしても、
「母らしく生きる」ということに
私はもちろん、母も悔いはないだろうと思うのです。
●在宅に向けて「家族の準備機関」
今母が入院しているところは、
「在宅」を前提としたリハビリ機関。
退院を目前にして、
この一週間は「家族の準備期間」です。
私が家で一人でも大丈夫なようにと、
移乗の仕方、
マッサージの仕方、
食介の仕方、
オムツの替え方、
食事の作り方まで、
指導していただいています。
これだけしてもらえると、
「大丈夫、なんとかなる!」という気持ちになってくるんですよ。
こういうサポートも大事ですねえ。
本当にありがたいです。
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