すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

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穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

29回トロムソ国際映画祭・ボランティアから

2019-01-22 | トロムソの観光

29回トロムソ国際映画祭(TIFF)、
映画好きにはたまらない1月のトロムソ行事。(1月14日~21日)

3年ぶりに私も4日間ボランティアをさせてもらいました。
(学校はお休みして)

TIFFでは、様々な国の社会問題を投影するものから、アニメまで、
約120本(大人向け)が9会場で朝から晩まで上映されます。
子どもの映画は屋外で無料。
ちなみにボランティアは約260人です。

 子どもたちはね、「寒くない」んだそうです。

私は26本見ることができたのですが、字幕は全て英語。

日本の作品はいい!
字幕読まず、そのまま心に入ってきます。

今年の日本の映画は、
「万引き家族」「カメラを止めるな!」。

泣きました、
お腹抱えて笑いました、
多角的視点・アイデアに拍手しました。

それにしても、26本も? 
そんなに見たら、チケット代も高いでしょう?

心配ご無用。
ここでボランティアのメリットをお話ししましょう。

仕事中も映画が見れる!無料でチケットが入手できる!

ボランティの主な仕事は、
会場入り口でのチケットもぎ、人数把握、上映中観客への配慮、上映後の会場の掃除、点検。
これをボランティアで連携をとりながらします。

「上映中の観客の配慮」には場内に座るので、
「その映画が見れる」わけです。

また、当日、翌日のチケットは無料で入手できます。(満席でない限り)

このため、ノルウェーのあちこちから、また海外からも、
このボランティアをしに来る人がいるのです。
私も3年前は旅行者でした。

今年のボランティアグッズ。お魚は、クッキー型。さすが、トロムソ!

さらに、今回は、3年前の自分との違いに、

随分勇気づけられました。

ノルウェー語で仕事ができた!

3年前は皆さん英語で話してくれましたが、
今回は全てノルウェー語でのやりとりでした。

「わからなければ、『もう一度ゆっくり言ってください』と言う」。

これがこれまで、なかなかできませんでした。

わからなすぎると、
質問する内容もタイミングもつかめません。

でも、今回はそれができたんです。

苦手な聞き取りも、通じるようになってきたんだ、
と正直言って不思議な気持ちです。

英語字幕全部に目が通せた!

私がノルウェー語の学校に行き始めてから1年半、
英語はノルウェー語を調べるためだけで、
ノルウェー語に集中してきました。

現在英語を話そうとすると、
ノルウェー語が先に出てきて、ノルウェー語混ざりの英語になるんです。

これで、字幕が読めるのかと心配でしたが、
意外にも字幕にすっと目が通せました。
もちろん意味がわかるかどうかは別として。

3年前は、これもできませんでした。

ノルウェー語でアルファベットに慣れている。
辞書の英単語に触れるだけでも脳に作用している。

この発見で「英語」への壁が一つ吹っ飛んだ気分です。

入場者に知人が!

チケットもぎをしながら、
知人を見つけた時の嬉しさ。
言葉を交わせる喜び。

これは、旅行者との大きな違い。

もともと人に声をかけるのが好きな私は、心から楽しめました。


「5月にノルウェー語の試験、6月に学校を終了」。

この一区切りに向けて、もうしばらくノルウェー語に集中してみます。


今日は、トロムソに太陽が戻ってきましたよ~!

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