磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

道の環境学

2006年01月21日 | 読書日記など
『はなしシリーズ 道の環境学』
    鈴木敏・著/技報堂出版2000年

「道の環境問題は、公害だけを論じるものではありません。道の快適性も環境の問題であり、道の使い勝手の面で利用者からの改善要望は多岐にわたっているのです。」



道路の環境なんて考えたことなかったです。
公害だけを論じるだけではないというけれど、
公害もあったし、それを監視する専門家はいるのでしょうか?

ダイオキシンの問題は検査をしていただくのに、
三百万円以上かかるといいます。
道路の公害として環八雲なども書いてもらいたかった。

道の歴史なども書かれていておもしろかったです。
舗装の最初は、農業のはじまる前で、
川などに石を置いたというのは、
そうだろうなあーと思いました。

外国の道などが紹介されてあるのに、
日本の石畳の美しいのは掲載されて
いませんでした。

交通渋滞は排ガスを増やすし、
無駄な燃料をつかう。
道路行政も貧しいですね。

道も問題ばかりのような気がしてきます。

道路標識一つとっても、
行政が身勝手につけて、
困っている人たちがいたりする
現状は書かれてありませんでした。

苦情をあげても、改善してもらえず、
マスコミがとりあげていることも
多々有りますよね。

もし、道路がよかったら、
起きなかった事故、
あるいは貴重な生命が
失われなかったかもしれませんね。

この環境学も研究してもらたいものですね。
大切なことだと痛感しました。

ムーバスは環境にいいと、
我が市でも運営されていますが、
運営方法によっては環境に悪くなるかもしれませんね。

風が吹かないところで、
風力発電をはじめたり、
考えられないことをする人たちもいますね。
そんな無駄は、環境にも悪いのではないでしょうか?




もくじ[環境問題]
リンク集(環境問題)



ブタ姫

2006年01月21日 | 短編など
ブタ姫

1.

と~んと昔のことじゃった。

ぶーぶー文句をいう前に、じっくり話しをきいてけろ。

お城の近くに養豚場がござった。

そこには品評会で特等賞をとったブタが一匹おった。

王子様がそこに馬に乗ってやってきた。

何と素敵な人でしょう。

リトルピギー、ピギーブー。

ブタ姫は一目ぼれした。

森の妖精はブタ姫のファンだった。

気立てのいい、ブタ姫と話をするのが好きだった。

「どうじゃ、そんなに思っているのなら、
人間になってみるかい?」

「えっ、なれるの……」

「なれるとも……。じゃが、
一つだけ守らねばならないことがある」

ブタ姫は真剣にきいていた。

「もし、それを守らないと、その美しいピンクの肌が、
毛むくじゃらの獣のようになってしまうんだ」

森の妖精は不安な顔をしました。

2.

ブタ姫はお城のパーティに行った。

踊りながら自分がブタだとはだれにも
思われていないことが不思議だった。

人間という大食漢で、意地の汚い
動物のなかで、こんなにも勇敢にすごせるとは……。

それもこれも、王子様に対する愛からだった。

「あのふくよかな淑女はだれですか」
王子様はまわりの者にたずねた。

「さぁー、知りません」

王子様はブタ姫といっしょにワルツを踊りました。
愉しく、優雅に踊りました。


3.

王子様とブタ姫はとうとう結婚することになりました。

そのときの約束が、豚肉を食べないということでした。

王子様は、ブタ姫を愛していましたので、
耐えようと思いました。

王子様とブタ姫は幸せに暮らして、
子供もたくさん産まれました。

しかし、ハンサムな王子様は知らないで、
ハムサンドを食べてしまいました。


4.

「ハムサンドなあなたは、間違いました。
ハンサムなあなたはハムサンドを食べてしまったのですね」

ブタ姫は毛深くなってきました。

そして、イノシシになってしまいました。

「ブタ姫~~」

王子様は、ブタ姫の後を追いました。


5.

王子様はイノシシになったブタ姫を
連れてきました。

そして、「あなたに約束した、ラム肉を食べないでくれと
話したけれど、食べてください」

すると、王子様は羊になりました。
そしてブタ姫ももとのブタに戻りました。

その村はみんな妖精によって、
人間になっていただけでした。
すごく働き者の妖精でした。

そして、人間より動物の方が幸せだと思いました。
太っているだとか、醜いだとか、
くだらないことを思わず、
みんなで愉しく精一杯に生きるのでした。




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もくじ[メルへん]



昨日のニュースです。
『スナック女性客に「デブ」、侮辱罪で大月市議に拘留刑
 スナックで女性客を「デブ」とけなしたとして、侮辱罪に問われた山梨県大月市大月町、同市議小俣武被告(55)の判決が19日、都留簡裁であった。


 丸尾真実裁判官は「人格を無視した卑劣極まりない言動」として、求刑通り拘留29日を言い渡した。甲府地裁によると、侮辱罪で拘留刑が言い渡されるのは珍しいという。

 小俣被告は公判で、一貫して「見ず知らずの女性にそんなことを言うはずがない」と主張しており、判決後、「冤罪(えんざい)の典型だ」として控訴した。

 判決によると、小俣被告は2004年9月30日夜、知人男性と大月市内のスナックを訪れ、居合わせた客ら10人のうち初対面の20歳代の女性客に対し、知人男性とともに数回「デブ」などと言って侮辱した。


(2006年1月19日21時20分 読売新聞)』

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D125.どこかで見た家

2006年01月21日 | 【小説】 レインボー...
IX.だいだい色の部屋(虹の世界)

D125.どこかで見た家





 ユリカの目の前に小さな家があった。
「あれ、この家、どこかで、見たことがあるわ」
 ユリカは考えながら歩いた。

「この部屋は広いようでせまいのね」
 ユリカはその家のまわりを一周した。

「わたし、こんなに狭いとは思わなかったわ。あるものといったら、このどこかで見たような小さな家だけ」

 ユリカは停留所にもどった。立ち止まり、でも、この部屋はいくらせまいと言ったって、部屋の中に家があるのだから、きっと大きな部屋よと思った。

「あーあ。カールをさがそうと思っても、こう広いようで狭くって、狭いようで広くっちゃ捜しようがないわ……。でも、呼んだら出てくるかもしれないわ。カール、カールく~ん」
 ユリカは家のまわりをカールと呼びながら歩きまわった。

 すぐに、もとのところにもどった。
「いないわ。どうしょうかしら」
 ユリカは石の上に坐りこんだ。

 ユリカは表札の文字を、井上肇(はじめ)と読んだ。
 肇という漢字はむつかしいけれど、パパの知り合いにいるので読めた。

 ユリカは、このままドアの前で立っていても仕方ないので、チャイムを鳴らした。
 しばらく待っても、誰も出てこないので、今度はトントンとドアを何度もノックした。でも、やはり何の応答もなかった。

「だれもいないのかしら」
 こんな所にいても仕方ないので、ユリカはノブをまわした。ガチャと音がした。

「あれ、開いているわ。どうしょうかしら、だまって入ったら叱られるかもしれないわ。でも、こんなへんてこな世界だから……。それに、チャイムだって、鳴らしたわ」
 ユリカが家に入ると女の人の声がした。ユリカは驚いた。

「ノックをしたら、出て来てくれたらいいのに」
 ユリカは頬を膨らませていた。

「こんにちは、こんにちは」
 ユリカはなんどもそう言ったが、だれも出てこなかった。

「もうー」
 いくら呼んでも出てこないので、
「入りますよー」
 と言って、ユリカは入って行った。

「あれ、この廊下、どこかで見たことがあるわ」
 ユリカはあたりをキョロキョロ見まわして歩いた。





閑話休題

日本の有機農業の製品も、みっちゃんに

書いていただいたように、

信頼がないと書く人もいますね。

本日、米国の牛肉を輸入禁止に

即日にしたという。

BSEも、すごいことを書いている人がいます。

僕には想像もつかないことなので、

スルーしていましたが、

禁止の方がいいと思います。

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